技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電気電子部品・半導体パッケージにおける防湿・防水などに向けた材料・封止・コーティング技術と評価

電気電子部品・半導体パッケージにおける防湿・防水などに向けた材料・封止・コーティング技術と評価

オンライン 開催
  • クラック・腐食・剥離 … 電気電子部品の 「水分起因」 不良・トラブルの発生メカニズムとは
  • 透湿・吸水・界面劣化を制御し、半導体や回路基板の不良を未然に防ぐためには
  • 電子機器の寿命は「水分制御」で決まる … 試験法および測定機器の種類とその進め方

開催日

  • 2026年7月2日(木) 10時00分17時00分

プログラム

第1部 電子機器、半導体分野における「防湿/透湿」・「防水/吸水」対策の重要性

〜電子部品の不良 (腐食、反り・剥離、割れ) を招く「水侵入」を防ぐ〜

(2026年7月2日 10:00〜12:10)

 電子部品は、外部からの「水侵入」により様々な不良を発生する危惧がある。特に、電子回路の腐食や熱歪起因の不良 (反り・剥離・割れ) は重大である。
 本セミナーでは、これら不良の発生機構および防止策 (水侵入の防止対策) について解説する。

  1. 基本情報
    1. 水の状態と浸入路
      • 防湿/透湿と防水/吸水
      • バルクと界面
    2. 保護材料と水侵入
      • 材質 (無機・有機) 、有機物と自由体積
    3. 有機物の透湿理論
      • 拡散理論
      • 拡散曲線
    4. 電子部品の保護法
      • 気密封止
      • 樹脂封止
    5. 保護材料の諸元
      • 電子材料
      • 半導体封止材料
  2. 電子部品の不良発生機構
    1. 電子回路類の腐食
      • 界面間隙
      • 電解質
        • 種類
        • 移動
    2. 反り・剥離と不良
      • 熱伸縮差 vs 界面密着
      • 不良モード
    3. 割れ (クラック)
      • 熱伸縮差 vs 部材強度
      • 気化膨張
      • 保護材料均一性
  3. 「水侵入」の防止対策
    1. 防湿/透湿対策
      1. 部材の構成内容
        • 筐体材質
        • 浸入経路距離 vs 疎水成分
        • 乾燥剤
      2. 部材の表面処理
        • 蒸着
          • PVD
          • CVD
        • 表面処理
          • 混合
          • 変性
          • 積層
    2. 防水/吸水対策
      1. 部材の低吸水化
        • 組成 (樹脂など)
        • 吸水成分 (無機/有機比率)
      2. 部材の界面密着
        • 密着剤 (撥水/疎水)
        • 変形密着 (可撓剤など)
    • 質疑応答

第2部 TOM成形を用いた「防水・防湿コーティング」とその応用について

(2026年7月2日 13:10〜14:00)

 電子デバイスの高機能化・屋外利用の拡大により、防水・防湿技術への要求は高まっている。
 本講では従来工法にも触れつつ、TOM成形によるフィルムラッピングの特徴と応用について解説する。

  1. 背景・ニーズ
  2. 防水の等級・グレード
  3. 防水工法の比較
  4. TOM成形 (Three dimension Overlay Method) について
    1. TOM成形とは
    2. TOM成形までの沿革
    3. TOMマシンの構造
    4. プロセス
    5. TOM成形によるフィルムラッピングの特徴
  5. TOM成形で使用可能な材料
  6. フィルムに求められるスペック
  7. 成形の難しい形状・失敗事例
  8. 防水以外の用途・応用
  9. 実際の採用例
  10. 用途例
  11. 設備紹介
    • 質疑応答

第3部 フッ素系コーティングに関する技術とそのメカニズム

(2026年7月2日 14:10〜15:00)

 電子機器・半導体分野における撥水、防湿機能は製品を故障から守り、品質の保証に大きな役割を担っている。 この撥水、防湿機能を簡単に付与できる優れた表面改質剤であるフッ素コーティングについて解説する。

  1. フッ素系コーティング剤について
    1. フッ素系コーティングの特徴
    2. その他のコーティング剤との比較
    3. 撥水、防湿のメカニズム
    4. 実績から見る使用方法
  2. 高性能フッ素系ゴムコーティング剤:FFKMコーティング
    1. FFKMとは
    2. FFKMコーティングの特徴
    • 質疑応答

第4部 ジェットディスペンサーと卓上ロボットを使用した防湿コーティング剤の塗布について

(2026年7月2日 15:10〜16:00)

 防湿コーティング剤を高速かつ精密に塗布できるジェットディスペンサー及び卓上ロボットを紹介する。従来式ディスペンサーを使用時に課題となっていた気泡や飛散についても、発生を抑制する独自技術を併せて紹介する。

  1. 防湿コーティングとは
    1. 防湿コーティングの目的
    2. 防湿コーティングの市場
    3. 防湿コーティング剤の種類
  2. 防湿コーティング工程の課題
    1. 工数・コスト面
    2. 品質面
    3. 環境面
  3. ディスペンサーを使用した塗布方法の紹介
    1. 塗布方法概要
    2. ジェットディスペンサー
    3. フィルムコートバルブ
  4. ジェットディスペンサー PICO Pulseの紹介
    1. PICO Pulse概要
    2. 気泡レスの塗布
    3. 飛散レスの塗布
  5. フィルムコートバルブの紹介
  6. 卓上ロボット EVシリーズの紹介
    1. EVシリーズ概要
    2. ティーチング方法の紹介
    3. アライメント機能の紹介
    • 質疑応答

第5部 フィルムの水蒸気透過試験について

〜測定原理、規格及び、測定装置と測定事例の紹介〜

(2026年7月2日 16:10〜17:00)

 気体分子 (水の場合は水蒸気) などの低分子は、材料の細孔や分子の隙間を通って移動していくことがあります。この現象をガス透過と呼び、フィルム試料の透過性を測定する方法がJIS規格等に規定されています。しかし、様々な測定法があり、どれを選べばよいか難しく感じるかもしれません。
 本テーマでは、水蒸気透過の原理、各種測定法の概要や特徴について解説いたします。また、実際の測定例を示しながら、測定のポイント等について解説します。

  1. 概要
  2. 測定機構、規格
  3. 測定手順
  4. 評価事例の紹介
    • 質疑応答

講師

  • 越部 茂
    有限会社アイパック
    代表取締役
  • 野條 裕太
    布施真空 株式会社 開発センター 成形技術開発チーム
    チームリーダー
  • 矢葺 勉
    布施真空 株式会社
    代表取締役
  • 小林 和祈
    カントーカセイ株式会社 製品開発部
  • 品田 光夫
    カントーカセイ株式会社 製品開発部
    特幹
  • 中野 元
    ノードソン株式会社 EFD事業部
    セールスマネジャー
  • 犬飼 茂樹
    株式会社 東ソー分析センター 四日市事業部 解析グループ 物性チーム

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/6/22 AI半導体デバイス・サーバーにおける熱対策と冷却技術の最新動向 オンライン
2026/6/22 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2026/6/23 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (2日間) オンライン
2026/6/23 調湿技術の基礎から産業応用および研究・開発動向 オンライン
2026/6/23 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (前編) オンライン
2026/6/23 先端冷却・放熱技術の研究開発動向 オンライン
2026/6/23 包装設計におけるヒートシール技術の最適化と不良対策の実務ポイント オンライン
2026/6/24 CMPの基礎と最適なプロセスを実現する実践的総合知識 オンライン
2026/6/24 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (後編) オンライン
2026/6/24 パワーデバイス向けナノ粒子低温接合技術の開発と熱信頼性評価 オンライン
2026/6/24 フォトレジスト材料の基礎と評価プロセスおよび市場展開アプリケーション オンライン
2026/6/25 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (2日間) オンライン
2026/6/25 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策 オンライン
2026/6/25 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (前編) オンライン
2026/6/25 半導体デバイス・プロセス開発の実際 (後編) オンライン
2026/6/25 防水機器開発の基礎と応用設計 オンライン
2026/6/25 光容量分光法によるワイドギャップ半導体の欠陥準位評価 オンライン
2026/6/26 電子機器ノイズ対策のポイント オンライン
2026/6/26 欧州PFAS規制の動向と対応策、想定される代替手段 オンライン
2026/6/26 光容量分光法によるワイドギャップ半導体の欠陥準位評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2024/12/27 次世代高速・高周波伝送部材の開発動向
2024/11/13 世界のチップレット・先端パッケージ 最新業界レポート
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/4/30 次世代半導体用の難加工結晶材料のための超精密加工技術
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/26 EUV (極端紫外線) 露光装置 技術開発実態分析調査報告書
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/4/28 次世代半導体パッケージの最新動向とその材料、プロセスの開発
2022/11/29 半導体製造プロセスを支える洗浄・クリーン化・汚染制御技術
2022/10/31 半導体製造におけるウェット/ドライエッチング技術
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕 (CD-ROM版)
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/12 レジスト材料の基礎とプロセス最適化