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包装設計におけるヒートシール技術の最適化と不良対策の実務ポイント

包装設計におけるヒートシール技術の最適化と不良対策の実務ポイント

~経験則に頼らない「理論に基づいた条件設計」の考え方~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2026年7月10日〜24日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2026年7月10日まで承ります。

概要

本セミナーでは、包装におけるヒートシールの基本原理から、材料挙動・条件設定・評価方法・不良要因の見極めまで、実務で必要となる基礎と応用を体系的に整理いたします。

開催日

  • 2026年6月23日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 包装資材・包装機の設計、開発、生産技術に携わる実務担当者
  • 包装現場のリーダー、品質管理・品質保証の担当者
  • 脱プラ・紙化など、新素材への切り替えを進めているプロジェクト担当者

修得知識

  • ヒートシールの基本プロセス
    • 溶融
    • 融着
    • 冷却
  • 設定温度と実際の「界面温度」の違いを考慮した適正条件の導き出し方
  • 素材 (PE・PP等) の特性に合わせたシール設計
  • モノマテリアルや紙素材などの環境対応素材におけるトラブル防止ポイント
  • 断面観察や破面解析による、シール不良の「真因」特定の手順

プログラム

 包装の密封を司るヒートシールは、単にフィルムを熱で貼り合わせるだけの技術ではありません。中身の「命 (品質・鮮度) 」を守る最も重要な防衛ラインでありながら、「強く付けば開かない、弱ければ漏れる」という技術的な矛盾を常に抱えています。
 本講座では、ヒートシールが「なぜつくのか」という物理的な原理から丁寧に解説し、経験則に頼らない「理論に基づいた条件設計」の考え方を整理します。また、近年の脱プラ・紙化・モノマテリアル化といった環境対応素材において直面しやすい課題や、不良発生時の科学的な原因特定の手法についても、現場目線で具体的にアドバイスいたします。

  1. ヒートシールの基礎と社会的使命
    1. 内容物の「品質・鮮度」を守る、包装の最も重要な防衛ライン
    2. 技術的矛盾:密封性・強度・易開封性のバランス
    3. 失敗が招く経営リスク
      • リコール
      • ブランド毀損
      • 法的責任
    4. 業界別の要求性能:食品の鮮度維持から医薬品の無菌性担保まで
  2. 「なぜくっつくのか?」 融着のメカニズムとプロセス
    1. 接着剤を使わない接合技術:接着と融着の違い
    2. ヒートシール工程の3ステップ
      • 加熱
      • 圧着
      • 冷却
    3. 忘れがちな「冷却」の重要性:再結晶化と固化による強度形
    4. 分子が活発に動くための粘性流動と「濡れ」の仕組み
    5. 強度の本質:分子相互浸透 (インターディフュージョン) の原理
    6. 「設定温度」の罠:ヒーター温度と実際の「界面温度」の乖離
    7. 熱伝導を妨げる熱抵抗 (サーマルラグ) と熱損失の考え方
  3. 素材別の特性理解と環境対応包材への設計
    1. 多層フィルムの機能分担
      • 外層 (耐熱)
      • 中間 (バリア)
      • 内層 (シール)
    2. 代表的素材の挙動比較:ポリエチレン (PE) とポリプロピレン (PP)
    3. 充填時の「底抜け」を防ぐホットタック性 (熱間粘着性) のポイント
    4. メタロセンPE (mPE) による低温シール性と強度の両立
    5. 【環境対応】紙素材:断熱性による熱伝導の遅れとブリスター対策
    6. 【環境対応】モノマテリアル:融点差 (ΔT) が小さい構成での穴あき防止
    7. 【環境対応】再生材 (PCR) :不純物混入による品質バラつきへの対応
  4. 現場で迷わない条件設計と最適化
    1. 安全な生産を支える「シールウィンドウ (適正条件範囲) 」の定義
    2. 条件設定の「狙い目」を決める:ヒートシールカーブの読み解き方
    3. 強度が安定する「プラトー領域」の中央値を設定する
    4. 加熱時間の考え方
    5. 「圧力を上げれば漏れない」は間違い? 圧力過多による弊害
    6. 現場で見るべきチェックポイント:テフロンシートの劣化と5°Cの差
  5. 品質評価と不良解析:トラブルの真因を特定する実務
    1. 品質を数値化する:ピール強度試験 (JIS Z 0238 / ASTM F88)
    2. 破断モードの診断:界面剥離・凝集破壊から何がわかるか
    3. 密封性評価:バブルリーク試験と染色液浸透法による漏れ箇所の特定
    4. 非破壊検査の活用:画像処理AIやサーモグラフィによる全数保証
    5. 断面観察による診断:樹脂のはみ出し (ポリ玉) やエッジ切れの確認
    6. 噛み込みリーク対策:線状突起型シール (一条シール) による異物排除
    7. 最大強度よりも大切な「実用強度 (FHSS) 」の設計思想
    8. 層間剥離 (デラミネーション) :接着剤の耐熱限界と熱勾配の調整
  6. 最新技術の動向とまとめ
    1. 超音波シール:界面のみを溶かす内部発熱による異物排除効果
    2. コールドシール:熱影響を排除した超高速ラインへの適用
    3. 接合方式の選定基準:製品特性と生産要件のバランス
    4. 結論:技術者は製品の安全を支える「品質の守護神」である
  7. 質疑応答

講師

  • 内村 元一
    株式会社パックエール
    代表取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2026年7月10日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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