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次世代低GWP混合冷媒の最新動向と評価方法・応用

次世代低GWP混合冷媒の最新動向と評価方法・応用

~国際規格・規制動向から、熱物性と計算方法、蒸発・凝縮伝熱特性とその評価、伝熱劣化対策、熱交換器・システムの最適設計まで~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2026年3月25日〜31日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、混合冷媒、特に非共沸混合冷媒特有の「温度勾配 (温度グライド) 」が伝熱特性やシステム性能に与える影響について、熱力学的な基礎から最新の研究成果までを詳説いたします。

開催日

  • 2026年3月24日(火) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 空調機、冷蔵・冷凍機、給湯器メーカーの設計・開発エンジニア
  • 自動車、化学、重工など熱マネジメントシステムに関わる技術者
  • 新規冷媒・混合冷媒の開発・評価に携わる研究者
  • 伝熱工学の基礎を再確認し、最新の低GWP技術への応用を学びたい方

修得知識

  • 低GWP冷媒・混合冷媒に関する最新の国際規格と規制状況
  • 混合冷媒の熱物性と計算手法 (温度勾配の考慮方法)
  • 蒸発器・凝縮器における混合冷媒特有の伝熱劣化メカニズムとその対策
  • マイクロチャネルや高性能伝熱管を用いた熱交換器の設計ポイント
  • システム全体のエネルギー効率を最大化するためのサイクル最適化手法

プログラム

 地球温暖化対策 (キガリ改正) に伴い、HFC冷媒からHFO冷媒をはじめとする低GWP (地球温暖化係数) 冷媒への転換が急務となっています。しかし、単一の低GWP冷媒では燃焼性や能力不足といった課題があり、複数の冷媒を混合することで課題を解決する「混合冷媒」の活用が不可欠です。
 本セミナーでは、混合冷媒、特に非共沸混合冷媒特有の「温度勾配 (温度グライド) 」が伝熱特性やシステム性能に与える影響について、熱力学的な基礎から最新の研究成果までを詳説します。講師が長年取り組んできたマイクロチャネル内での流動沸騰・凝縮伝熱の評価手法や、混合冷媒を用いたヒートポンプシステムの最適設計指針について、図解を交えて解説します。

  1. 地球温暖化対策と冷媒転換の世界的潮流
    1. キガリ改正と国内外の冷媒規制動向
    2. HFO冷媒の特性と混合冷媒の必要性
    3. 低GWP混合冷媒の候補と動向
      • R1234yf
      • R1234ze
      • R32等
  2. 混合冷媒の熱力学的基礎
    1. 共沸・近共沸・非共沸混合冷媒の定義
    2. 状態図の読み方と注意点
      • P-h線図
      • T-s線図
    3. 温度勾配 (温度グライド) のメカニズム
    4. 混合による熱物性の変化
      • 粘性
      • 熱伝導率
      • 表面張力
  3. 混合冷媒の蒸発 (流動沸騰) 伝熱特性
    1. 混合冷媒における物質移動抵抗の影響
    2. 局所熱伝達率の測定手法と評価基準
    3. 平滑管および内面溝付管内での沸騰挙動
    4. マイクロチャネル内での流動様式と伝熱劣化の抑制
    5. 既存の伝熱相関式の適用限界と修正モデル
  4. 混合冷媒の凝縮伝熱特性
    1. 凝縮行程における温度勾配の影響
    2. 剪断力と重力が支配する領域の伝熱評価
    3. 不凝縮ガスの混入が与える影響とその対策
  5. 混合冷媒を用いた熱交換器の設計・最適化
    1. 温度勾配を利用したローレンツサイクルの概念
    2. 冷媒と熱媒体 (水・空気) の温度プロファイルの整合 (マッチング)
    3. 対向流・並行流・直交流による性能差の比較
    4. 圧力損失と伝熱促進のトレードオフ評価
  6. システム性能評価と今後の展望
    1. サイクルシミュレーションによるCOP予測
    2. 混合比率の変化がシステムに与える影響 (組成変化問題)
    3. 次世代冷媒に向けた冷凍機油、シール材料との相性
    4. 将来の展望:自然冷媒との混合や新規冷媒の可能性
    • 質疑応答

講師

  • 党 超鋲
    福井大学 学術研究院 工学系部門
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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