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ICH Q12 ガイドラインが求める医薬品開発における変更管理の実践

ICH Q12 ガイドラインが求める医薬品開発における変更管理の実践

~ICH Q12で変更管理はどう変わるか, PACMPを活用した変更管理とは~
オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品開発・製造段階で発生する変更が必要となる理由、、適切な対応について焦点を当て著者の経験を基に紹介いたします。
特に、QbDと変更管理の係わりや承認申請書への記載、変更が発生した時の薬事的な対応、そして近年指摘されている製造現場における承認申請書との齟齬がなぜ起こるのか、その事例などを踏まえながら解説を行うとともに、2021年10月29日通知されたICH Q12「医薬品ライフサイクルマネジメント」が求める変更管理に対する新たなシステムについても紹介いたします。

開催日

  • 2022年3月8日(火) 10時30分 16時00分

修得知識

  • Quality by Designに基づく医薬品開発と承認申請書の記載方法
  • 品質リスクマネジメントと変更管理の係わり
  • 変更管理に係る薬事対応 – 一部承認事項変更 (一変) と軽微変更 –
  • 医薬品品質システムとQuality Cultureが医薬品品質に及ぼす影響
  • 医薬品のライフサイクルマネジメントと変更管理の係わり
  • ハーモナイズした変更管理手順 – ICH Q12 ガイドラインのポイント

プログラム

 近年、医薬品開発はQuality by Design (QbD) に基づいて行われ、その結果として開発される医薬品の品質を保証するための管理戦略が作成され、それが製造承認申請書に反映されることになる。しかし、こうした医薬品開発段階 (Phase 1~Phase 3の臨床試験を含む) において製造プロセスや製品品質 (規格) などは開発の進捗とともに変化していく。さらに、この変化は無事製造承認が得られても終わりではなく、日常生産の中でいろいろな変更が発生する。医薬品開発・製造において最も重要なことは、また信頼される医薬品を製造するためには、こうした変更に対していかに適切に対応するかということにある。
 本セミナーでは、こうした医薬品開発・製造段階で発生するいろいろな変更がなぜ必要になるのか、どう対応すべきかに焦点を当て著者の経験を基に紹介する。特に、QbDと変更管理の係わりや承認申請書への記載、変更が発生した時の薬事的な対応、そして近年指摘されている製造現場における承認申請書との齟齬がなぜ起こるのか、その事例などを踏まえながら解説を行うとともに、2021年10月29日通知されたICH Q12「医薬品ライフサイクルマネジメント」が求める変更管理に対する新たなシステムについても紹介する。

  1. 品質保証は、どう変わってきたのか。
    - 歴史から振り返るGMPとValidationその本質 –
    1. 品質保証は、過去60年間で大きく変化した! – Why,What,How,When –
    2. 医薬品開発と品質保証 – Quality by TestingからQuality by Designへ –
    3. 品質リスクマネジメントをどう活用するか
    4. それでも変更管理は必要となる! – 最小限にするための取り組みとは? –
  2. 開発段階におけるいろいろな変化にどう対応すべきか – 一貫性と同等性 –
    1. 医薬品開発における製剤の進化と変更管理
    2. 医薬品開発における規格の進化と変更管理
    3. 医薬品開発における分析法バリデーションと変更管理
  3. QbDに基づく管理戦略と製造承認書への記載
    1. QbDの内容と管理戦略
    2. 管理戦略の内容が変更管理と関係している?
    3. 製造承認申請書の記載が鍵となる – 承認申請書との齟齬はなぜ起こる? –
    4. 起こりやすい承認申請書の齟齬の事例
  4. 製造現場における逸脱と変更管理
    1. 逸脱を100%防ぐことは困難 – 適切な対応とは何か –
    2. 逸脱・CAPA、そして次が変更管理
    3. 変更管理と薬事対応 – 一変と軽微変更 –
    4. 製造承認申請書の記載に見る一変と軽微変更
    5. ライフサイクルを通した品質保証の在すべき姿
    6. 品質不良を未然に防ぐための取り組み – 製品品質照査と日常的な工程検証 –
  5. 変更管理に対するハーモナイゼーション
    1. ICH Q12 ガイドラインが目的とするものは何か
    2. ICH Q12で変更管理はどう変わるか
    3. PACMPを活用した変更管理とは?
  6. 医薬品品質システムと変更管理の係わり
    1. 査察が果たす役割 – 無通告査察はなぜ必要となったか –
    2. 医薬品品質システムとは何か – 変更管理のとの係わり –
    3. 全てはQuality Culture! – 仏を作って魂を入れず –
  7. まとめ

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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