技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

油脂の界面化学に基づくオイルゲルの物性制御

油脂の界面化学に基づくオイルゲルの物性制御

~化粧品・食品・医薬品への応用のポイント / ブルーミング、発汗、ゲル物性の変化など発生しがちなトラブルをいかに抑制するか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、オイルゲル処方設計の基礎、物性制御の考え方から、ブルーミング、発汗、ゲル物性の経時変化などの品質トラブル抑制、物性制御による使用感触のコントロール、今後のゲル化剤・オイルゲル開発の指針まで解説いたします。

開催日

  • 2026年4月21日(火) 12時00分 ~ 16時30分

受講対象者

  • オイルゲルで課題を抱えている方
  • オイルゲルに関連する技術者、開発者、研究者
  • 化粧品に関連する技術者、開発者、研究者
  • 医薬外用剤の技術者、開発者、研究者

修得知識

  • ゲル化剤・増粘剤の基礎
  • 処方設計における増粘剤・ゲル化剤の選定
  • 化粧品、食品、医薬品の起こりうる品質トラブルと対策、未然防止策

プログラム

 オイルを固形化したゲル (オイルゲル) およびオイル増粘剤は、口紅スティック、リップグロス、アイライナー、ファンデーション等の化粧品用途をはじめ、食品・医薬品における基剤、さらには各種乳化製品における増粘剤・安定剤としても広く利用されている。オイルゲルやオイル増粘物の物性制御は、製品の使用性能、製品安定性、外観品質、塗布性や均一性、食品での食感など最終製品の性能を左右する極めて重要な技術要素である。
 また近年、石油由来材料から自然由来材料への転換がオイルゲル化剤やワックスの分野においても加速しているが、ゲル物性の制御の難しさや予期せぬ製品トラブルが顕在化しているのが現状である。
 本セミナーでは、前半において、オイルゲル化剤・増粘剤の分類、ゲル化可能なオイルの特性、ゲル構造と物性の相関について、油脂の界面化学の観点から体系的に解説する。
 後半の応用編では、化粧品・食品・医薬品分野における油性ゲルの利用においてしばしば問題となる、ブルーミング、発汗・離漿、経時での物性変化といった製品トラブル。ならびに、石油由来原料から植物由来原料の置き換えの困難さについて、その発生機構と抑制・解決のための設計指針を、具体例を交えて解説する。
 オイルゲルの物性制御や機能発現メカニズムを界面化学的に体系立てて学べる機会は国内でも極めて限られており、研究開発・製造現場に直結する知見を提供する内容となっている。また対面実施であるため、個別の製品トラブル等の内容でも秘匿性の高い形で質疑応答が可能である。

  1. オイルゲル化剤の種類とゲル化の機構:石油由来材料と自然由来材料
    1. 低分子ゲル化剤
    2. 粒子によるゲル化
    3. オリゴマー、ポリマーによるゲル化
    4. 乳化を用いたオイルのゲル化
    5. オイルワックスゲル
  2. ゲルの硬度発現機構
    1. ワックスがオイル固化の主流であるわけ
    2. オイルゲルの物性を自在に制御するには
      • オイルの種類と硬度の関係
      • 固化剤の種類と硬度の関係
      • 植物ワックス使用での特異的な現象
    3. ゲル化に適するワックスやゲル化剤とは
  3. 化粧品における油性ゲルの活用の実際
    1. スティック製品
      • 口紅
      • リップクリーム
      • 制汗剤
    2. ペースト状、ゼリー状製品
      • リップグロス
      • オイルゼリー
    3. 鉛筆状製品
      • アイライナー
      • リップライナー
    4. 乳化製剤
      • サンスクリーン
      • ファンデーション
  4. 食品、医薬品での油性ゲルの活用
    1. 油脂食品
    2. 健康食品
  5. オイルゲルの構造評価
    1. 熱分析の活用
    2. 光学顕微鏡観察
    3. SEM観察
    4. 簡易的な装置でのレオロジー評価
  6. オイルゲル製品のトラブル
    1. 結晶の析出 (ブルーミング)
    2. オイルの分離 (発汗・離漿)
    3. 製造条件によるゲル物性の変化
    4. 経時での物性の変化
    5. 共存物質によるゲル物性の変化
    6. 自然由来原料特有の品質トラブル
    7. トラブルの予想と定量的評価方法
  7. 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/11/19 ICH M7/ニトロソアミン不純物関連ガイダンス対応と評価の考え方 オンライン
2026/11/20 QC (試験部門) における電子データの保管・管理とデータインテグリティ対応 オンライン
2026/11/20 QMS文書の作成、管理、DI対応 オンライン
2026/11/20 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2026/11/20 遺伝子治療・細胞治療の最新市場動向と開発戦略策定 オンライン
2026/11/20 原薬の期限管理と適正運用の実務 オンライン
2026/11/24 RWD / RWE利活用 (2日間) オンライン
2026/11/24 コストを掛けない製造販売承認申請にむけた医薬品、医療機器、化粧品のQMS構築・運用と査察対応 オンライン
2026/11/24 医療データ (RWD) / RWE利活用時の100の落とし穴 オンライン
2026/11/24 無菌医薬品 GMP入門 オンライン
2026/11/24 国内外の食品工場で実践した品質保証体制構築のポイント オンライン
2026/11/24 製薬企業のための「説明できる売上予測」実践講座 オンライン
2026/11/24 薬物特性に応じた製剤設計戦略と処方・剤形変更に伴う生物学的同等性試験回避の判断基準 オンライン
2026/11/24 薬物特性に応じた製剤設計戦略と処方・剤形変更に伴う生物学的同等性試験回避の判断基準 オンライン
2026/11/25 GMP査察を見据えたサイトマスターファイル (SMF) ・バリデーション文書の作成実務 オンライン
2026/11/25 医薬品原料の受入れ管理と輸送品質の確保 オンライン
2026/11/25 最新PIC/S・FDA要求を踏まえたバイオ医薬品製造設備の洗浄バリデーション オンライン
2026/11/25 国内外の食品工場で実践した品質保証体制構築のポイント オンライン
2026/11/25 製薬企業のための「説明できる売上予測」実践講座 オンライン
2026/11/25 化粧品開発における生成AI活用の実践と効率化・差別化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/7/28 紙データの電子化プロセスとスプレッドシートのバリデーション/運用/管理
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集