技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ペプチド医薬品の合成と精製における技術的アプローチ

ペプチド医薬品の合成と精製における技術的アプローチ

オンライン 開催

概要

高純度なペプチドを効率的に得るための「新しい常識」を提案いたします。
合成・精製それぞれのプロフェッショナルによる「日本発祥・世界初」となる先端技術の協演をお届けいたします。

開催日

  • 2025年9月29日(月) 13時00分17時30分

修得知識

  • マイクロフロー合成の基礎知識
  • ペプチド合成とマイクロフローペプチド合成の最新技術
  • 研究現場における新技術開発ストーリーの作成
  • クロマトグラフィー工程の「仕組み化」の設計
  • HPLCの基礎知識

プログラム

第1部 イントロダクション:Webnairに際して

第2部 新輝不老反応が拓くペプチド合成の革新

 微小な流路を反応場とするマイクロフロー合成法を活用することで、これまでペプチド合成の分野では副反応のリスクの高さから使用しにくかった、安価で反応性の高く、廃棄物量の少ない試薬を用いることが可能となる。これにより、低コスト、低廃棄物量、短時間でのペプチドの合成が実現する。

  1. マイクロフロー合成の基礎知識
  2. ペプチド医薬品の基礎知識
  3. ラセミ化しやすいアミノ酸残基を含むペプチドのマイクロフロー合成
  4. 嵩高いアミノ酸残基を含むペプチドのマイクロフロー合成
  5. 環状ペプチドのマイクロフロー合成
  6. ワンフロー多成分連結法を駆使する高速マイクロフローペプチド合成
  7. ペプトイドのマイクロフロー合成
  8. C,N末遊離の嵩高いアミノ酸の連結によるC末遊離ペプチドのマイクロフロー合成

第3部 世界最先端の精製技術によって、ペプチド化合物群を斬って斬って、斬りまくる

 ペプチドを高純度で精製することは、低分子化合物に比べて圧倒的にハードルが高い。そのためペプチド研究者は、実に多くの時間を精製に割いており、疲弊している。
 武田薬品から独立したChromaJeanは、分離精製に特化したプロ集団としてこの問題を解決した。「事前に化合物の質量を入力するだけ」で、PC画面上で「たった数回のクリック作業だけ」で、クロマトグラフィー (分析、分取、濃縮) 工程を一気通貫できる。
 本技術は、2024年度だけでもキッセイ薬品 (低分子) 、コスモ・バイオ (ペプチド) 、ジーンデザイン (オリゴ核酸) において、すべて著しい導入効果が認められた。
 発表当日は、ペプチド精製においてハラを決めて「けものみち」に分け入り、「誰もが迷わず通れる一本みち」を切り拓いた軌跡と、それを支えた技術革新について紹介する。
 去るCPHI2025において、定員200名の2倍を超える応募数で「プラチナチケット化」した、セミナー企画のリバイバルを含む最新情報をお届けする。

  1. 医薬品産業の至上命題は、生産性向上
  2. 創薬探索研究 (ペプチド) のペインポイント
  3. 一般的な精製自動化技術の限界、惨状
  4. クロマトプロセス「仕組み化」のススメ
  5. クロマトプロセス「仕組み化」の威力
  6. クロマトプロセス「仕組み化」の発展形

第4部 高純度ペプチドを効率よく得るための具体的な施策

 コスモ・バイオ株式会社は、ライフサイエンスを支援する商社でありながらメーカー機能を兼ね備えた企業へ変貌を遂げようとしており、中でもペプチド合成ビジネスに力を入れています。
 本講演では、ペプチド合成や精製工程ごとの課題や、その改善活動についての紹介をさせて頂きます。

  1. コスモ・バイオの紹介
    1. コスモ・バイオについて
    2. コスモ・バイオのビジネス
    3. コスモ・バイオの強み
    4. 次のステージに向かって
  2. 合成プロセスの課題と対策
    1. コスモ・バイオのペプチド合成設備の紹介
    2. 合成プロセスの課題
    3. 課題の解決と効率化に向けた取り組み
  3. 精製プロセスの課題と対策
    1. コスモ・バイオのペプチド精製設備の紹介
    2. 製造のボトルネックは精製
    3. 精製プロセスの課題
    4. 課題の解決と効率化に向けた取り組み
    5. ChromaJean社の精製プラットフォームの導入効果
  4. 今後目指すところ
    1. コスモ・バイオの現在の製造技術
    2. これから獲得していきたい技術
  5. まとめ

第5部 ディスカッション:事前質問をもとに

講師

  • 布施 新一郎
    名古屋大学 大学院 創薬科学研究科 基盤創薬学専攻
    教授
  • 三輪 勝彦
    株式会社ChromaJean
    代表取締役
  • 篠原 浩高
    コスモ・バイオ株式会社
    デピュティマネージャー

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/16 CMC試験における信頼性の基準適用のポイントとQC/QA対応 オンライン
2025/9/16 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) 初級講座 オンライン
2025/9/16 GVPの基本的重要事項の的確な理解と業務遂行能力の習得 オンライン
2025/9/16 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/9/16 再生医療等製品の不純物等を含むCMC薬事文書、CTD-Q作成のポイントと製造・品質試験の実際 (2日コース) オンライン
2025/9/16 医薬品包装工程のバリデーション (PV) の重要性と工程トラブル改善事例 東京都 会場・オンライン
2025/9/17 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/9/17 医薬品ライセンスを想定した開発早期段階での事業性評価と契約におけるリスク回避策 オンライン
2025/9/17 GDPに対応する温度・文書管理・バリデーションと輸送業者の管理 オンライン
2025/9/17 バイオ/抗体医薬品における品質管理の基礎とトラブル対応 オンライン
2025/9/17 PIC/S GMP Annex 1 汚染管理戦略につながる無菌医薬品製造設備の設計・エンジニアリング オンライン
2025/9/17 医薬品や化粧品における経皮吸収の基礎と評価手法 オンライン
2025/9/18 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2025/9/18 GMPに基づいた衛生管理とその徹底 オンライン
2025/9/18 生成AIを使用した戦略的な内部監査・供給者監査の実施方法 オンライン
2025/9/18 医薬品・バイオ技術のライセンスイン・アウトの実務ポイント オンライン
2025/9/18 医薬品や化粧品における経皮吸収の基礎と評価手法 オンライン
2025/9/18 Microphysiological Systems (MPS) の基礎と応用、開発動向 オンライン
2025/9/18 痛覚変調性疼痛とマーケティング戦略 オンライン
2025/9/19 無菌医薬品製造における汚染管理戦略 (CCS) の立案と実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価