技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング

HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング

~より上手くHPLCを使いこなせる為のHPLC分析の基礎知識、使用時に役立つノウハウ~
オンライン 開催

このセミナーは2025年6月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2026年1月29日まで受け付けいたします。
(収録日: 2025年6月19日 ※映像時間:約4時間30分)

概要

本セミナーでは、HPLC (高速液体クロマトグラフィー) について基礎から解説し、使用時に役立つ留意点やノウハウ、トラブルシューティングについて解説いたします。
また、講師の経験を踏まえて医薬品の開発・分析過程でHPLCが使われる事例や局法の一般試験法に記載されている関連試験法についても併せて解説いたします。

申込期間

  • 2025年8月1日(金) 10時30分2026年1月29日(木) 16時30分

受講対象者

  • HPLC (高速液体クロマトグラフィー) を利用する分野の技術者、管理者
    • 医薬品分野
    • 食品分野
    • 化学工業分野
    • 生化学分野
    • 環境分野など

修得知識

  • HPLC分析の基礎知識
  • クロマトグラムの読み方と定性、定量について
  • HPLC使用時の留意点、ノウハウ
  • HPLCのメンテナンス
  • HPLC分析時のトラブルシューティング
  • 医薬品開発・分析におけるHPLCの適用事例やHPLCに関する試験法

プログラム

 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) は医薬品分野、食品分野、化学工業分野、生化学分野、環境分野など幅広い分野の研究開発や管理などに活用されている手法です。HPLCを実際に使用する場合には操作方法の習得だけでなく、HPLCに関する基礎知識や使用時の留意点及びトラブルシューティングについても知っているとよりスムーズに分析できます。
 本講座では、HPLC初心者の方が、より上手くHPLCを使いこなせるようにHPLC分析の基礎知識、使用時に役立つ留意点やノウハウ、トラブルシューティングなどについて述べます。また、演者の経験を踏まえて医薬品の開発・分析過程でHPLCが使われる事例や局法の一般試験法に記載されている関連試験法についても併せて述べます。

  1. HPLCの基礎
    1. HPLCの原理
      1. クロマトグラフィーとは?
      2. HPLCとは?
    2. 装置構成
      1. 送液部
        • 移動相供給部
        • 送液ポンプ
        • ミキサー
      2. 試料注入部
        • オートサンプラー
        • マニュアルインジェクター
      3. 分離部
        • カラム
        • カラムオーブン
      4. 検出器
        • 紫外可視分光検出器
        • 蛍光検出器
        • 質量分析計など
      5. データ処理装置
    3. 分離モード (HPLCカラム)
      1. 充填剤基材の種類と特徴
      2. 物質の極性
      3. 分離モードの種類と特徴
  2. HPLCのクロマトグラムの読み方と定性分析・定量分析
    1. 保持係数、理論段数、分離度などのパラメーターについて
    2. 定性分析・定量分析について
  3. HPLC使用時の留意点とノウハウ
    1. 移動相調製時の留意点
    2. 試料溶液調製時の留意点
    3. 分析カラムの選択方法と分離条件の検討について
    4. 検出器の選択方法と使用時の留意点
  4. 医薬品開発・分析におけるHPLCの適用事例とHPLCに関する試験法について
    1. 医薬品分析におけるHPLCの適用事例
    2. HPLCに関する局法の試験法について
  5. HPLC装置のメンテナンス (ISO、GMPで要求される点検など)
    1. 定期点検
    2. 使用時点検
      • 送液ポンプ
      • オートサンプラー
      • 検出器など
  6. HPLC分析において起こりやすいトラブル事例と解決方法
    1. ベースラインが安定しない
    2. ノイズの発生がみられる
    3. 圧力が通常より上昇する又は減少する
    4. ピーク形状が異常になる
    5. ピークが検出されない
    6. ゴーストピークが出現する
    7. ピーク面積の再現性がない
    8. ピークの分離が不十分である
    9. 保持時間の再現性がない
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • お申し込み日から3営業日後までに、視聴方法のご案内メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は、視聴方法のご案内メールの送信日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、印刷・送付いたしますので、視聴開始後に届きます。
  • セミナー資料は、視聴方法のご案内メールの送信日から3営業日以内に発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/17 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2025/10/17 バイオ医薬品開発効率化のためのタンパク質の合理的デザイン法とそのノウハウ オンライン
2025/10/17 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/17 動物用医薬品開発における薬事規制対応とヒト用医薬品における有効成分の汎用事例 オンライン
2025/10/20 分離工学の基礎、各種技術とシミュレーションによる簡単解析 (蒸留・抽出・吸着・膜分離) オンライン
2025/10/20 バイオ医薬品開発効率化のためのタンパク質の合理的デザイン法とそのノウハウ オンライン
2025/10/20 治験薬GMPガイドラインの実務対応とPIC/S GMPの最新動向 オンライン
2025/10/21 承認申請資料としての価値を高めるための効果的な日本語メディカルライティング オンライン
2025/10/21 治験薬GMPガイドラインの実務対応とPIC/S GMPの最新動向 オンライン
2025/10/22 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2025/10/22 承認申請資料としての価値を高めるための効果的な日本語メディカルライティング オンライン
2025/10/22 GMP入門講座 オンライン
2025/10/22 ものづくり・問題解決のための機器分析の選択と進め方 オンライン
2025/10/22 GMPにおける適正なキャリブレーションシステムの構築と計測器校正担当者への効果的な教育法 オンライン
2025/10/22 医薬品開発における事例を含めた事業性評価の進め方 オンライン
2025/10/22 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2025/10/23 分析法バリデーションの基本事項と重要ポイント オンライン
2025/10/23 医薬品の出荷判定業務の効率化とそのポイント オンライン
2025/10/23 医薬品開発における事例を含めた事業性評価の進め方 オンライン
2025/10/23 CTD-Q入門 / 外国作成CTD日本申請利用コース (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向