技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望

プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望

~基礎からトレンド・今後の展望まで~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年8月7日〜21日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、機能性付与加飾、塗装代替加飾、繊維複合熱可塑性樹脂への加飾、フィルム加飾技術、NSD (Non Skin Decoration) 、インクジェット印刷、インモールド加飾、アウトモールド加飾などなど、サンプル・写真を多数交えてで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年7月23日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • プラスチック加飾に関連する技術者、研究者、管理者
    • 住宅・建築材料
    • モバイル機器
    • 自動車 など
  • プラスチック加飾で課題を抱えている方

修得知識

  • プラスチック表面加飾技術の基礎
  • プラスチック表面加飾技術の最新の動向

プログラム

 低価格競争から高付加価値競争に移行する中で、プラスチック加飾は、単なる加飾から、「機能性付加加飾」へと発展し、また、「環境対応加飾」が注目されている。個別加飾技術の中では、フィルム加飾技術、モールドインカラー等のNSD (Non Skin Decoration) 、バイオミメティクスを応用した加飾、オンデマンド加飾等が注目されている。さらに、今後の加飾は、SDGs、パリ協定、自動車におけるCASEなど国際的な目標に即したものに展開していくことが求められている。日本でも自動車の外装へのプラスチック加飾の適用検討が活発化している。
 本講演では、主要加飾技術の概要を説明した後、「塗装代替加飾、自動車の外装への適用検討」、「植物由来材料を用いた加飾、軽量化、リサイクル等の環境対応加飾」、「機能付加加飾、構造色加飾、3Dプリント加飾、3D品への直接インクジェット加飾など高付加価値製品につながる加飾」など今後の加飾技術の展望を具体的に解説し、自動車内外装への展開状況を説明し、その他の用途への展開も紹介する。

  1. 加飾および主要加飾技術の概要
    1. 加飾の概要
    2. 主要加飾技術の概要
      • インモールド・アウトモールドフィルム転写・貼合加飾
      • 特別な表面層を付与しない加飾 (NSD)
      • ソフト表面加飾
      • ニ次加飾
    3. 日本、欧米の加飾の最近の動向比較
  2. 国際社会、自動車メーカーの目標と直近ならびに今後の加飾概要
    1. 国際社会、自動車メーカーの目標
      • SDGs
      • パリ協定
      • CASEなど
    2. 国際的な目標に即した直近ならびに今後の加飾概要 (一覧表)
  3. 塗装代替 (塗装レス) 加飾と自動車の外装などへの展開
    1. 塗装代替加飾の概要
      • 塗装代替のニーズと候補技術
      • 各工法の比較
      • 検討状況
    2. 欧米における塗装代替外装例
    3. 日本における塗装代替外装例
      • フィルム加飾
      • MIC適用例
    4. IMP検討例
    5. その他の塗装レス検討例
      • インクジェット
      • ホットスタンプなど
  4. その他の環境対応加飾
    1. 植物由来プラスチックおよび植物由来繊維複合材料利用の加飾
    2. 軽量化と加飾
    3. モノマテリアル、易解体、リサイクル技術・材料を用いた加飾
  5. 高付加価値製品につながるその他の加飾
    1. 機能付加加飾
    2. バイオミティクスと構造色加飾
      〜自然界に存在する素晴らしい機能をもった動・植物の機能を加飾にも展開〜
    3. 3Dプリント加飾
    4. 3D曲面への直接インクジェット加飾
    5. 熱板加熱圧空真空成形による加飾
    6. フィルム転写成形加飾
    7. 混色成形、二層成形、ウエルドレス成形加飾
    8. スパッタリング
  6. 自動車内装への適用と今後の展開
    1. 今後の自動車の内装イメージ
    2. 次世代コックピット、次世代ディスプレー
    3. 最近、今後の自動車内装例
      1. フィルム加飾内装例
      2. モールドインカラー内装例
      3. ソフト加飾内装例
      4. 織物柄加飾内装例
      5. 光、照明加飾内装例
      6. 日本の伝統工芸で加飾した内装例
      7. インクジェット、レーザー加飾内装例
      8. 遮熱表皮材
      9. IMP 加飾内装部品例
      10. その他の内装部品例
      11. 塗装代替以外の自動車外装への適用と今後の展開
    4. 次世代外装イメージ
    5. フロントエンドモジュール、フロントパネル、ソーラー発電など
      1. フロントモジュールコンセプト
      2. フロントパネル代表例
      3. モノマテリアル・ヘッドランプコンセプト
      4. ソーラー充電ルーフ 他
      5. ソフトパネル、着せ替えパネル
      6. その他の部品
  7. 最近の内外装に特徴のある新車例
  8. 自動車分野以外の用途への展開状況
    1. 家具、建材、家電、化粧品など
    2. 空飛ぶクルマ
  9. まとめと今後の展開予想
  10. 参考資料

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年8月7日〜21日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/19 プラスチック強度設計の進め方 オンライン
2025/8/19 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/8/19 接触角測定の注意点と表面自由エネルギー解析への応用 オンライン
2025/8/20 高分子架橋反応メカニズムと架橋密度測定 オンライン
2025/8/20 コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析 オンライン
2025/8/25 Roll To Roll製造と各工程における要素技術の実践 オンライン
2025/8/26 二軸押出機のスクリューデザイン 超入門 オンライン
2025/8/27 塗料・塗膜 (塗装系) の基礎と塗装欠陥 (発生メカニズムと対策、評価技術) 東京都 会場
2025/8/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/8/27 ゾル-ゲル法の基礎と高機能性材料設計への応用・新展開 オンライン
2025/8/27 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/8/28 プラスチック強度設計の進め方 オンライン
2025/8/28 ポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御 オンライン
2025/8/28 次世代複合材料デジタル成形プロセス CFRP 3Dプリンタ技術の最前線 オンライン
2025/8/28 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/8/29 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/8/29 セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析 オンライン
2025/9/2 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン

関連する出版物

発行年月
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析
2010/2/1 プラスチックリサイクル 技術開発実態分析調査報告書
2009/11/24 高分子材料の劣化と寿命予測
2009/10/1 国際化時代のポリエステル樹脂総合分析
2009/9/15 住設機器・建材13社 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/9/15 住設機器・建材13社 技術開発実態分析調査報告書
2009/7/31 数式のないレオロジー超入門講座
2009/4/20 富士フイルムホールディングスグループ分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/4/20 富士フイルムホールディングスグループ分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/2/5 自動車ゴム製品12社分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/2/5 自動車ゴム製品12社分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/1/16 世界のエンジニアリング樹脂
2008/5/25 建設・建築における 免震・耐震・制震技術 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2008/5/25 建設・建築における 免震・耐震・制震技術 技術開発実態分析調査報告書
2008/3/19 多孔体の精密制御と機能・物性評価 新装版
2007/7/13 樹脂の硬化度・硬化挙動の測定と評価方法
2006/8/31 基礎から学ぶ事例をふまえたコロナ処理技術
2002/3/1 新しい機能性モノマーの市場展望
1987/11/1 最新小型モータ用材料の開発・応用
1986/11/1 プラスチック光学部品コーティング技術