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プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価

プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価

~プラスチックフィルムの基礎から最新のトピックスにかけて~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年12月19日〜29日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年12月19日まで承ります。

概要

本セミナーでは、プラスチックフィルムの基礎から解説し、モノマー・オリゴマー選定、延伸配向のポイント、ボーイング・しわなどのトラブルの原因と対策について詳解いたします。

開催日

  • 2025年12月10日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • プラスチックフィルム技術開発者
  • ポリマーの研究開発者
  • プラスチックフィルムの取り扱いを検討している生産・技術者の方

修得知識

  • プラスチックフィルムの樹脂種類別の特性、成形加工技術、評価・試験方法
  • 市場・用途別の現状、最近成長性の高いフィルム技術の開発動向
  • 最新フィルム技術の開発動向

プログラム

 プラスチックは世界で最も広く使用されている工業製品であり、その代表的な加工法としてフィルムの成形・成膜があげられる。汎用樹脂をはじめとした様々なプラスチックフィルムが容器・包装・農業さらには自動車産業など多岐の用途に利用されており、我々の生活になくてはならない重要な材料となっている。そうした背景から、プラスチックフィルムに関して、昔から多くの成形加工技術などが検討されており、今後も市場要求の高まり等により、更なる技術開発が求められると思われる。
 本セミナーでは、プラスチックフィルムに関して、原料となる樹脂特性、添加剤技術、成形加工技術およびそれらに纏わる試験・評価方法について幅広く概説し、また、最新のプラスチックフィルム技術の動向についても解説する。

  1. プラスチックフィルムの現状
    1. プラスチックフィルム全体市場規模推移および予測
    2. 用途別フィルムの動向
      1. 容器包装分野
      2. 農業分野
      3. 自動車分野
      4. エレクトロニクス分野
      5. 建築資材分野
  2. 樹脂特性におけるプラスチックフィルムと添加剤
    1. 汎用樹脂フィルムの特徴、使用される添加剤
      1. ポリエチレン (PE)
      2. ポリプロピレン (PP)
      3. ポリ塩化ビニル (PVC)
      4. ポリスチレン (PS)
      5. ポリエチレンテレフタレート (PET)
    2. (スーパー) エンプラフィルムの特徴と課題
      1. ポリアミド (PA)
      2. ポリカーボネート (PC)
      3. ポリフェニレンサルファイド (PPS)
      4. ポリテトラフルオロエチレン (PTFE)
      5. ポリエーテルエーテルケトン (PEEK)
      6. 液晶ポリマー (LCP)
  3. 成形加工技術
    1. 溶融押出成形
      1. Tダイ成形
        1. 一軸延伸
        2. 二軸延伸
      2. インフレーション成形
    2. キャスティング成形
    3. カレンダー成形
    4. 単層フィルムと多層フィルム
  4. フィルムの評価・試験
    1. 機械物性評価
      1. 引張試験
      2. 引裂き試験
      3. 耐ピンホール性試験
      4. 衝撃試験
        • ダートインパクト
        • フィルムインパクト
      5. 突刺し試験
      6. 剥離試験
      7. ヒートシール性試験
      8. ホットタック性試験
      9. 摩擦係数試験
      10. ブロッキング試験
      11. ガス透過試験
      12. 水蒸気透過試験
      13. 加熱収縮率試験
      14. 耐折試験
      15. ぬれ張力試験
      16. クリープ試験
    2. 耐候性・耐老化性評価
    3. 耐燃焼性評価
    4. 光学特性評価
  5. 特許状況に基づいた最新のフィルム技術の動向
    1. 5G向け電子材料フィルム
    2. 半導体向けフィルム
  6. サーキュラーエコノミーとモノマテリアル化
    • 質疑応答

講師

  • 八角 克夫
    八角コンサルティンググループ
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年12月19日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

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2025/10/6 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/10/6 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2025/10/6 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/7 シリカ微粒子の用途および先端分野における役割と活用例 オンライン
2025/10/9 電子デバイス製造における真空および薄膜形成技術の基礎と応用 オンライン
2025/10/9 再生プラスチックの溶融粘度特性とその制御、測定・評価 オンライン
2025/10/9 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/9 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎とそのプロセス及び工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/10/10 高分子材料の劣化 オンライン
2025/10/10 EUVリソグラフィの技術動向とレジスト材料の開発 オンライン
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2025/10/15 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
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2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
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2025/10/17 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場

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