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動的粘弾性測定によるポリマーアロイやゴム・エラストマー材料の評価と材料設計への活用

動的粘弾性測定によるポリマーアロイやゴム・エラストマー材料の評価と材料設計への活用

~粒子径・形状・粒度分布 / 充填性が流動性、粘度や物性にどのように影響するのか~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子の分子構造や混合物中の分散形態と、材料の粘弾性特性との関係性について、実例を含めて解説いたします。

配信期間

  • 2025年12月5日(金) 12時30分2025年12月15日(月) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年12月5日(金) 12時30分

修得知識

  • 高分子材料の粘弾性特性
  • ポリマーアロイの相分離構造
  • ゴム・エラストマー材料の分子構造・配合分散構造と粘弾性特性
  • ゴム・エラストマー材料の粘弾性特性と実用物性との関係

プログラム

 実用化された高分子材料は、異種ポリマーの混合や、充填剤など異種材料の配合により設計・開発されていることが多い。プラスチックの場合には、ポリマーアロイの分散構造 (モルフォロジー) の工夫により、耐熱性と耐衝撃強度など二律背反と言われてきた物性の同時改良が進められてきた。一方、ゴム・エラストマー材料の場合には、外部からのエネルギーを変形により吸収し変形回復によって放出する特性が有用な用途に展開されており、材料の粘弾性挙動を解析することで、材料設計や開発が進めれてきた。
 本講座では、これら高分子の分子構造や混合物中の分散形態と、材料の粘弾性特性との関係性について、実例を含めた解説を行う。

  1. 高分子材料の力学特性と粘弾性
    1. プラスチック、ゴム・エラストマーの変形ー応力の関係
    2. プラスチック、ゴム・エラストマーの粘弾性の特徴
    3. ポリマーアロイの相溶性と粘弾性
  2. 高分子の粘弾性
    1. 粘弾性測定の原理と装置
    2. 高分子の粘弾性特性の温度依存性
    3. 高分子の粘弾性特性の周波数依存性
    4. 温度 – 周波数換算則
  3. ゴム・エラストマーの粘弾性
    1. ポリマー (生ゴム) の粘弾性
    2. ゴムの加硫 (架橋) による粘弾性の変化
    3. 充填剤配合による粘弾性の変化
  4. 粘弾性挙動に着目した材料開発
    1. 燃費低減タイヤ用合成ゴムの開発
    2. 防振ゴム用途のポリマー/配合処方開発
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 今井 昭夫
    テクノリエゾン事務所
    代表 / 研究開発・技術提携・事業企画コンサルタント

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 160,000円(税別) / 176,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 190,000円(税別) / 209,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

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  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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