技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向

プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年5月15日〜22日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年5月20日まで承ります。

概要

本セミナーでは、プラスチック系複合材料の基礎知識から、講師らが実際に検討している成果を踏まえながら解決方策を解説いたします。

開催日

  • 2025年5月14日(水) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • リサイクル全般にかかわる事業を行っている企業関係者
  • プラスチック系複合材料の開発に携わっている企業研究者・技術者

修得知識

  • プラスチック廃棄物の現状と近未来に待ち構えている問題
  • マテリアルリサイクルの基本的な考え方と技術
  • 今後のプラスチック系複合材料に要求される特性

プログラム

 マイクロプラスチックが海洋へ流れ込み生態系を脅かそうとしている現状では、プラスチックの立ち位置は「軽い・錆びない・安い」便利な材料からその特徴のために「環境を汚染する」問題を抱えた材料へ移りつつあります。ただし、情勢が変わろうともプラスチックが便利なことに変わりはなく、今後は生活の質を損なうことなく、環境に寄り添った方針で向き合っていく必要があります。
 本セミナーでは、プラスチック廃棄物の現状を知り、今後待ち受けている課題を講師の視点から挙げます。挙げた課題に関して、プラスチック物性の観点から考察し、講師らが実際に検討している成果を踏まえながらその解決方策を解説します。

  1. プラスチック廃棄物の現状を知る
    1. プラスチック廃棄物とは
    2. 日本はリサイクル率が高い?!
    3. 容器包装材のリサイクル
    4. 自動車部品のリサイクル
    5. 今後待ち受けている課題と要求される材料物性
  2. プラスチック系複合材料の改質技術
    1. ポリマーブレンド
      1. エラストマー分散による強靭化
      2. 硬質ポリマー分散による延性化
      3. 反応相容化
    2. 無機繊維強化
      1. 複合則
      2. 強度発現機構
      3. 衝撃吸収特性
  3. メカニカルリサイクルに関する検討
    1. メカニカルリサイクルの困難さ
      1. 製品であったこと
      2. 組成が簡単にわからない
      3. 安く作れないと使ってもらえない
      4. より良くないと魅力半減
    2. 検討しているリサイクル方策
      1. 従来のメカニカルリサイクル手法
      2. アップグレードリサイクル
        1. ドライブレンディング
        2. 2次処理
      3. 有機繊維強化
        1. 無機繊維との相違点
  4. 終わりに
    • 質疑応答

講師

  • 高山 哲生
    山形大学 大学院 有機材料システム研究科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年5月15日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/3/7 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2025/3/10 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/10 xEV用電池リユースの現状と展望 オンライン
2025/3/10 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン
2025/3/12 Tダイ法による押出成形とトラブル対策 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/13 紙製容器包装へのコーティング技術と機能発現 オンライン
2025/3/13 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/3/14 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/17 炭素繊維、CFRPリサイクルの分離、再生技術、各種応用、評価解析 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/21 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法