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異常検知への生成AI活用と判断の標準化、高精度化

異常検知への生成AI活用と判断の標準化、高精度化

~異常時の説明性向上、発生後の対応支援、現場での実装ポイントを詳解 / どのように異常検知のための学習データを生成するか~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、異常検知に生成AIを利用するポイントと、異常検知のための学習データ生成、高精度化について詳解いたします。

開催日

  • 2025年5月13日(火) 10時30分16時30分

プログラム

第1部 異常検知への生成AI技術の導入と活用のポイント

(2025年5月13日 10:30〜12:30)

 近年、様々な業務に生成AIの活用が模索されている。プラントや製造現場の監視・保守・保全においても同様に生成AIの活用が注目されているが、他の分野と比較してその進み方は遅いのではないかと感じられる。その背景にはプラント現場においては「人」のもつノウハウ、つまりドメインナレッジが必要であり、かつ業務遂行において重要であることが起因する。しかし、ベテランの退職スピードにドメインナレッジの伝承が追い付かず、保全の現場から失われつつあることが課題となっている。
 本講演では、監視・保守・保全の現場における異常検知への生成AI活用について、活用方法のアイデアを挙げ現場活用の課題と対策案について仮説をもとに解説する。生成AIを活用することで現場がどのように変わるのか、異常時の説明性向上、運用現場での実装ポイントについて紹介する。また、技術解説としてこれら適用案の背景となるRAG (Retrieval-Augmented Generation) を用いた専門知識の補強や、現場で求められる説明性の向上などについて解説する。

  1. はじめに
    1. 近年のプラントや製造現場における課題
    2. AIによる異常検知とその課題
  2. 応用編:生成AIの監視・保守・保全活用検知活用
    1. 異常検知における生成AIの可能性
    2. 異常発生時の説明性向上と判断支援
    3. RAG (Retrieval – Augmented Generation) による専門知識の補強
    4. 生成AIを活用した異常発生後の対応支援
    5. 異常検知システムへの生成AI導入時の課題と成功のポイント
  3. 技術編:生成AIの仕組みと実装
    1. 文書検索における生成AI
      1. RAGとはどのような技術か
      2. GraphRAGによる説明性の向上
    2. 生成AIを用いた行動決定agent
      1. Transformer を用いた異常検知
      2. 予測データによる行動決定
  4. おわりに
    • 質疑応答

第2部 生成AIを用いた異常検知と判断の標準化、高精度化への活用

(2025年5月13日 13:30〜16:30)

 ChatGPTの登場により、生成AIをいかに活用していくのか、が多くの企業の課題となっています。生成AIの素早く、大量のデータを、一定のルール (プロンプト) に従い生成可能であるという特徴をいかすことができる分野は多くあります。そんな中で、生成AIの基本である機械学習の学習データに使用できないか、ということを、多くの人が考えています。しかし、実際に生成AIを使用して学習データを生成しようとすると、なかなかその手順、何が使用できるか等、超えるべき課題は多いです。
 そのため、現実のデータ以外の生成方法をまとめ、その中で生成AIを活用していく手法をまとめました。まだまだ発展する分野ではありますので、課題含め学習していきましょう。

  1. 機械学習の基本
    1. 何を学習しているのか
    2. 学習データの役割
  2. ディープラーニングの基本
    1. 何がディープなのか
    2. 学習データの量
    3. 転移学習
  3. 学習データの生成
    1. 一般的な学習データの取得
      1. 画像データでの例
      2. 自然言語での例
    2. データオーギュメンテーション
      1. 画像データでの例
      2. 自然言語での例
    3. シミュレーターを使用した学習データの生成
      1. 画像データ (2D、3D) での例
      2. 自然言語での例
    4. 生成AIの活用
      1. 画像データをもとに別画像の生成
        1. Dモデルの生成
      2. 学習データの生成
    5. 異常検知への活用
      1. 異常検知の種類
      2. 異常検知のための学習データの生成
  4. 課題と今後の展望
    1. 現時点での課題
    2. 今後の展望
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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