技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器規制入門セミナー

医療機器規制入門セミナー

~QMSの構築のために~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年4月11日〜24日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年4月11日まで承ります。

概要

本セミナーでは、QMS省令が要求する品質管理システムの内容について分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年4月8日(火) 13時30分16時30分

修得知識

  • 医療機器に関する規制要件
  • QMS省令
  • 品質管理システム (QMS)
  • 医療機器設計管理
  • 医療機器のリスクマネジメント
  • 医療機器製造管理
  • 医療機器苦情管理

プログラム

 医療機器製造販売業者は、QMS省令に基づき、品質管理システム (QMS) の構築が求められています。しかしながら、医療機器に関する規制要件は難解です。いったいどのように理解し、どのようなQMSを構築すれば良いのでしょうか。
 本セミナーではQMS省令が要求する品質管理システムの内容について分かりやすく解説します。

  1. 医療機器と規制要件
    • そもそも、医療機器はなぜ規制される?
    • 医療機器の規制目的 (厚生労働省、FDA等)
    • 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (薬機法)
    • 医療機器製造販売業許可品質保証体制、安全管理体制の構築
    • 規制する3要素
    • 医療機器法規制の枠組み (規制する3要素)
    • 医療機器品質マネジメントシステム (QMS) 規格の歴史
    • ISOとIEC
    • マネジメント規格、安全規格、プロセス規格について
    • ISO 13485 (医療機器の品質マネジメント) とは
    • ISO 13485:2016 PDCAモデル
    • ISO 13485:2016 目次
    • 作成すべきQMS文書一覧 (ISO13485対応手順書一覧)
    • QMS省令とは
    • 2014年11月25日施行QMS省令改正 (2014年一部改正)
    • 改正QMS省令 (2021) とISO 13485の関係
    • 改正QMS省令の構成
  2. 用語の定義
    • 3 用語および定義
    • MDRにおける輸入業者
    • 3 用語および定義
    • 力量 (competence) とは
    • 力量表 (Skill Map) の作成
    • 力量表 (Skill Map) の作成 (個人別)
    • 力量表 (Skill Map) の作成 (部門別)
    • Skill Map作成 (力量表)
  3. 品質システムとは
    • ISO 13485:2016 目次
    • QM、QA、QCの関係
    • 品質システムとは
    • ISO 13485:2016 PDCAモデル
    • 品質システム (Quality System) とは
    • 品質システムとは
    • ISO 9001:2015におけるPDCAサイクル
    • 4 品質マネジメントシステム4.1 一般要求事項
    • QMS文書構造
    • 4 品質マネジメントシステム4.2 文書化に関する要求事項
    • 医療機器ファイル (MDF:Medical Device File)
    • 4 品質マネジメントシステム4.2 文書化に関する要求事項
    • レビュとは
    • レビュについて
    • 承認について
    • 4 品質マネジメントシステム4.2 文書化に関する要求事項
  4. 医療機器の基本要件基準とは
    • 基本要件基準とは?
    • 基本要件基準の構成
    • 医療機器基本要件基準 第2条 リスクマネジメント
    • 基本要件適合性チェックリスト
    • 基本要件適合性チェックリスト (申請時の記載例)
  5. 医療機器と品質 ・医療機器開発の目的は「QOL」の改善
    • 品質の4つの種類
    • 医療機器の開発で重要なこと 〜顧客重視〜
    • 品質とは?
    • 品質が良いとは?
    • Fitness for purpose意図した使用に“仕様”を合わせる
    • 7 製品実現7.1 製品実現の計画
    • 7 製品実現7.2 顧客関連のプロセス
  6. 医療機器と安全性 ・医療機器リスクマネジメントとは?
    • リスクの定義 (ISO/IEC Guide 51)
    • リスクとは?
    • リスク評価の実際 (R-Map法)
    • どうやって安全にするのか?
    • 航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
    • 一般的なリスクマネジメントプロセス
    • 【例】PCプロジェクターにおけるリスク
    • ハザード (hazard) の例 (ISO 14971)
    • ハザード、危害、リスク
    • なぜアクセルとブレーキを踏み間違うか?
    • 医療機器のユーザビリティエンジニアリングにとって大切なこと
    • どのような環境でどのような人が操作するかも重要
    • 医療機器におけるリスクマネジメント
    • 医療機器におけるユーザビリティエンジニアリング
    • 機器設計機器要求事項とリスク分析の関係
    • ISO 14971 (リスクマネジメント) とIEC 62366 (ユーザビリティエンジニアリング)
    • なぜユーザビリティエンジニアリングが必要か?
    • 製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
    • 誤使用・不注意事故とヒューマンエラー
  7. 医療機器と有効性 ・臨床評価とは?
    • 臨床評価の実施時期
    • なぜ、臨床評価が重要か?
    • なぜ、継続的な臨床評価が必要か?
    • 市販前臨床評価
    • 市販後臨床評価 (PMS・PMCF)
  8. 設計管理
    • 設計からのアウトプットは、申請できること、製造できることでなければならない
    • 医療機器設計のゴールは、有効性・安全性・品質の担保と保険収載
    • 設計管理について
    • 設計管理の重要性
    • FDA (全てのセンター) による回収製品数 2012-2017
    • FDAセンター毎の回収数 – すべてのクラス – 2017年
    • FDAセンター毎のクラスI 回収 2017年
    • 設計管理
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • 設計開発計画書
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • 機器設計機器要求事項とリスク分析の関係
    • 設計へのインプット
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • 設計からのアウトプット
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • 設計・開発の検証
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • 量産移行とプロセスバリデーションと設計バリデーションの関係
    • 7 製品実現7.3 設計・開発
    • DHF (設計・開発ファイル) の例
  9. 製造及びサービスの提供 ・ISO 13485 目次
    • 7 製品実現7.5 製造およびサービスの提供
    • 滅菌の重要性
    • バリデーションの考え方の誕生
    • バリデーションとベリフィケーションの違い
    • 医薬におけるバリデーションとは (FDA Guidelines on General Principles of Process Validation – 1987)
    • プロセスバリデーション (PV)
    • 適格性検証 (Qualification) とは?
    • 設備・装置・機器・システム
    • CSV、適格性評価、バリデーションの関係
    • 量産移行とプロセスバリデーションと設計バリデーションの関係
    • 適格性評価とプロセスバリデーション
    • 7 製品実現 7.5 製造およびサービスの提供
    • 7 製品実現 7.6 監視機器および測定機器の管理
    • 受入れ活動と不適合品管理
    • 8 測定、分析および改善 8.3 不適合製品の管理
  10. 購買管理
    • 7 製品実現7.4 購買
  11. 苦情管理
    • 8 測定、分析および改善 8.2 監視および測定
  12. 内部監査
    • 8 測定、分析および改善 8.2 監視および測定
  13. データ分析
    • なぜデータを収集する?
    • じゃあ、データって何?
    • なぜ統計が必要か?
    • 統計の種類
    • 統計の種類 1記述統計
    • 統計の種類 2推測統計
    • なぜ規制要件で「適切な」統計的手法が要求されるのか?
    • 8 測定、分析および改善8.4 データの分析
  14. CAPA
    • CAPAとは?
    • 是正処置とは
    • 修正処置とは
    • 修正処置と是正処置の違い
    • 予防処置とは
    • 応急処置→修正処置→是正処置→予防処置
    • 是正処置がなく予防処置のみ発生する事例
    • ボーイング787型機の運航再開
    • 是正処置の考え方と実施
    • 周知徹底、教育訓練は是正処置にはならない
    • 根本的原因 (Root Cause) を見極める
    • CAPA Workflowの例
    • 8 測定、分析および改善 8.5 改善
    • 質疑応答

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

免責事項

GVP省令に関する内容は含んでおりません。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年4月11日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/2 薬価算定ルールと費用対効果評価 (医療経済評価) 及び評価手法 オンライン
2025/6/4 グローバルファーマコビジランス監査の実践 オンライン
2025/6/5 ASEANの医療機器業界及び法規制について オンライン
2025/6/5 滅菌製品の微生物汚染菌 (バイオバーデン) 測定試験の基礎と微生物試験のバリデーション オンライン
2025/6/6 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/6/6 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/6/6 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/6/6 医療機器・保険収載戦略コース (全3日間) オンライン
2025/6/6 医療機器ソフトウェア、遺伝子関連技術などの従来と異なる特徴を持つ医療機器の保険収載・戦略上の重要ポイント オンライン
2025/6/9 医療機器と体外診断用医薬品の薬事戦略と関係機関対応 オンライン
2025/6/10 「ISO9001 品質マネジメントシステム」入門講座 オンライン
2025/6/10 医療機器と体外診断用医薬品の薬事戦略と関係機関対応 オンライン
2025/6/11 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/11 新医療機器における開発企画から薬事承認申請までの各段階におけるメディカルライティングの留意ポイント オンライン
2025/6/12 ISO 13485:2016が求める医療機器の設計開発における統計手法とそのサンプルサイズ決定方法 オンライン
2025/6/13 医療機器業界入門 オンライン
2025/6/16 PV領域におけるQMSの本質と役割、導入・運用管理のポイント オンライン
2025/6/16 プログラム医療機器 (SaMD) の承認・認証に係る申請書の書き方と基本要件及び保険適用申請 オンライン
2025/6/17 ISO 13485:2016が求める医療機器の設計開発における統計手法とそのサンプルサイズ決定方法 オンライン
2025/6/17 医療機器開発のための薬事承認申請と対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/30 体外診断用医薬品開発の進め方と薬事規制・事業性評価手法
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/22 トプコングループ (CD-ROM版)
2024/4/22 トプコングループ
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2021/2/1 ISO13485:2016対応 QMSひな形集一式
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害対策計画書 (サイト毎)
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害対策ガイドライン