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「接着接合」の基本的な考え方、信頼性評価および耐久性試験について

「接着接合」の基本的な考え方、信頼性評価および耐久性試験について

~引張試験、剪断試験、剥離試験、耐久性や長期的な性能評価 (湿気、温度、紫外線など) への影響 / 化学反応、物理的密着性、汚れの影響、試験条件の標準化・再現性の課題~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、接着の基礎から解説し、接着のメカニズム、接着剤の種類、接着剤の強度評価のノウハウ、試験片の作製方法、試験データの正確な読み方、接着接合の観察分析とトラブル対処法について詳解いたします。

開催日

  • 2025年3月27日(木) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 構造用接着接合の技術者
  • 構造用接着接合にこれから携わる方
  • 接着接合に関する課題をお持ちの方

修得知識

  • 接着接合の基礎知識 (接着のメカニズムから接着剤の種類)
  • 接着剤の強度評価のノウハウ、試験片の作製方法、試験データの正確な読み方
  • 接着接合の観察分析とトラブル対処法
  • 接着接合研究の動向、研究論文

プログラム

 接着接合技術の入門講座である。接着剤の種類、使用目的、接着接合部の評価分析法などの基礎的内容から接着の劣化のメカニズム、耐久性評価、最新の研究動向および課題などをわかりやすく解説する。

  1. 第1部: 基礎編
    1. なぜ接着接合なのか
      1. 接着の必要性と産業界への普及
      2. 接着の劣化因子と継手破壊の形態から.
      3. 接着の長所と短所、接合ハイブリッドの“ウエルドボンド“
    2. 接着剤の種類と特徴
      1. 構造用接着剤とは
      2. 接着剤の分類の仕方
        • 成分系
        • 硬化方法など
      3. 代表的構造用接着剤:
        • エポキシ系ウレタン系アクリル系シリコン系
    3. 接着のメカニズムと被着体の表面処理=種類と効果
    4. 接合強度試験片の種類
      〜破面観察と測定装置の原理〜
      • SLJ
      • DCB
      • Bulk
      • T-Peel
      • IWP
    5. 強度評価試験に用いる試験片とその目的
      • 質疑応答
  2. 第2部: 実際の耐久性強度評価
    1. 考慮すべき環境負荷
    2. SLJの引張試験の評価の注意点
    3. LJの疲労試験;繰り返しひずみによる強度低下
    4. 水分による強度低下、劣化加速試験方法
    5. DCB試験片を使用した亀裂進展速度の測定
    6. 主な接着トラブル 4点
      • 質疑応答
  3. 第3部: 研究事例〜時間の許容範囲で解説〜
    1. エポキシ樹脂の疲労、クリープ特性
    2. 長期耐久性のための湿熱劣化加速試験
    3. 接着界面上の水分の拡散速度
    4. 高分子材料 (接着硬化材) の広範囲速度依存性 (クリープから衝撃までの強度関連性)
    5. 高温強度の正体、なぜ強度は温度に影響をうけるのか.
    6. 繰り返しひずみを受けた重ね合わせ継手の残存強度
      • 質疑応答

講師

  • 北條 恵司
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 接着界面グループ
    招聘研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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