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ガラスの破壊メカニズムと高強度化

ガラスの破壊メカニズムと高強度化

ご案内

本書では、ガラスの破壊機構、高強度手法、破損事故解析について解説しております。

目次

第1章 ガラスの破壊メカニズム

  • 1.はじめに
    • 1.1 ガラスの基本的な特徴
    • 1.2 ガラスとは何か
    • 1.3 ガラスの破壊の概要
  • 2.脆性材料としてのガラス
    • 2.1 弾性変形
    • 2.2. ガラスの強度と応力集中
    • 2.3 応力拡大係数と破壊靭性値
    • 2.4 強度分布とサイズ効果
  • 3.ガラスへの応力発生
    • 3.1. 外力による破壊
    • 3.2 熱膨張による応力発生
    • 3.3 融着による応力の発生
    • 3.4 ガラスの熱履歴に基づく応力発生
    • 3.5 剛体との接触に由来する残留応力
  • 4.ガラス固有のクラック発生とクラック伸長
    • 4.1 平滑な表面への押し込みによるクラック生成
    • 4.2 平滑な表面への引っ掻きによるクラック生成
    • 4.3 低速クラック伸長と遅れ破壊
  • 5.まとめ

第2章 ガラスの高強度化技術

  • 1.はじめに
  • 2.ガラスの強度
  • 3.高強度ガラスの組成設計
    • 3.1 クラックの発生制御
    • 3.2 クラックの進展制御
  • 4.ガラスの高強度化手法
    • 4.1 物理強化と化学強化
    • 4.2 クラック形状制御による強化
    • 4.3 水による強化
    • 4.4 複合化による強化
  • 5.おわりに

第3章 ガラスの化学強化

  • 1.はじめに
  • 2.化学強化の方法
    • 2.1 種々の化学強化法
    • 2.2 低温型イオン交換法
  • 3.強化の方法
    • 3.1 イオン交換用溶融塩とイオン交換条件
    • 3.2 溶融塩の汚染
    • 3.3 溶融塩浸漬法以外の強化方法:スプレー法
  • 4.ガラス組成
    • 4.1 化学強化を促進する成分
    • 4.2 Al2O3 の影響
    • 4.3 アルカリ土類酸化物の影響
    • 4.4 アルカリ混合の影響
  • 5.化学強化したガラスの性能
    • 5.1 実用ガラスの強度
    • 5.2 化学強化ガラスの諸特性
  • 6.化学強化の改良法
    • 6.1 エッチング+イオン交換法
    • 6.2 多段階イオン交換法
  • 7.おわりに

第4章 携帯ディスプレイ用カバーガラスの強化と評価の事例

  • 1.はじめに
  • 2.世界のモバイル市場とカバーガラス
  • 3.カバーガラスに求められる基本特性
    • 3.1 ガラスの表面強化
    • 3.2 物理強化としての表面急冷法
    • 3.3 化学強化
    • 3.4 化学エッチング処理法
    • 3.5 イオン交換による強化法
    • 3.6 物理強化法(風冷強化法)と化学強化法(イオン交換法)の比較
    • 3.7 イオン交換法の方向性
    • 3.8 イオン交換に対応するガラス材料
  • 4.各種カバーガラスの化学強化による強度比較例
  • 5.カバーガラス用材料の将来動向

第5章 ガラスの破損事故解析

  • 1.はじめに
  • 2.ガラス製品の破損事故解析
  • 3.破損事故解析の進め方
    • 3.1 破損状況の把握と歪観察
    • 3.2 破損品の復元
    • 3.3 マクロ的な観察
    • 3.4 破面解析(ミクロ的な観察)
    • 3.5 その他の試験
  • 4.おわりに

執筆者

松岡 純

滋賀県立大学
工学部
材料科学科

教授

藤田 卓

株式会社 機能性ガラス研究所

代表取締役

増田 優子

地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター
開発本部
開発第二部
材料技術グループ

副主任研究員

出版社

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お問い合わせ

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体裁・ページ数

体裁B5判上製本 92ページ

ISBNコード

ISBN978-4-905507-03-1

発行年月

2013年8月

販売元

tech-seminar.jp

価格

50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

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