技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向

半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向

~各副資剤、硬化物の特性評価法、配合改質、パワー半導体用途での技術動向~
オンライン 開催
  • 受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2025年3月14日〜20日を予定)

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂の基礎として、各種エポキシ樹脂の特徴と製造法、 各種硬化剤の特徴と硬化反応機構、硬化物の構造と特性、変性技術、試験法、有害性を解説いたします。
また、電子材料および複合材料といった先端分野で著者らが行ったエポキシ樹脂の研究開発を紹介いたします。

開催日

  • 2025年3月13日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • エポキシ樹脂の種類と特徴
    • グリシジルエーテル型 (ビスフェノールA型、ノボラックフェノール型など) 、グリシジルアミン型などエポキシ樹脂の種類と特徴に関する知識、およびエポキシ樹脂の分析法に関する知識が習得できる。
  • 硬化剤の種類と特徴
    • 活性水素化合物 (ポリアミン、ノボラックフェノールなど) 、酸無水物など硬化物の種類と特徴に関する知識および硬化剤の分析法に関する知識が習得できる。
  • 硬化物の構造と特性
    • 硬化物の特性評価法、硬化物の架橋密度と力学特性、耐熱性の関係、硬化 物の骨格構造と力学特性、耐熱性、電気特性の関係に関する各知識を習得できる。
  • エポキシ樹脂の変性・配合改質
    • エポキシ樹脂のゴム変性、エンジニアリングプラスチック配合改質、フィラー配合改質による強靭化とその機構に関する各知識が習得できる。
  • エレクトロニクス用途の技術動向
    • 高速伝送通信用プリント基板用低誘電性エポキシ樹脂および硬化剤、SiC系パワー半導体モジュール封止材用高耐熱性エポキシ樹脂、同モジュール用高熱伝導性エポキシ樹脂に関する各知識が習得できる。

プログラム

 半導体封止材等、エポキシ樹脂を使用するメーカーの事業企画部門、研究開発部門、生産技術部門、製造部門の皆様を対象に、エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の基本知識から最新技術動向までを総合的に詳しく解説いたします。

  1. 半導体封止材の概要
    1. 原材料
    2. 製造法
    3. 使用法
    4. 最新ニーズ
  2. 半導体封止材用エポキシ樹脂
    1. 主なエポキシ樹脂の種類と特徴
      1. グリシジルエーテル型エポキシ樹脂
        • ビスフェノールA型
        • クレゾールノボラック型
        • テトラメチルビフェニル型
        • ビフェニルアラルキル型
        • ナフタレン型
        • ジシクロペンタジエン型
      2. グリシジルアミン型エポキシ樹脂
        • ジアミノジフェニルメタン型
        • アミノフェノール型
      3. グリシジルイソシアヌレート型エポキシ樹脂
        • トリグリシジルイソシアヌレート型
      4. リン含有型エポキシ樹脂
        • リン含有フェノールノボラック型
      5. 酸化型エポキシ樹脂
        • 脂環式
      6. フェノキシ樹脂
        • ビスフェノールA型
    2. 半導体封止材用エポキシ樹脂の特性比較
      1. クレゾールノボラック型
      2. テトラメチルビフェニル型
      3. ビフェニルアラルキル型
      4. ナフタレン型
      5. トリグリシジルイソシアヌレート型
      6. 脂環式
  3. 半導体封止材用硬化剤
    1. 主な硬化剤の種類と特徴
      1. 活性水素化合物
        • ポリアミン
        • 変性ポリアミン
        • ジシアンジアミド
        • フェノール系樹脂
      2. 酸無水物
        • メチルテトラヒドロ無水フタル酸
        • メチルヘキサヒドロ無水フタル酸
        • ヘキサヒドロ無水フタル酸
    2. 半導体封止材用硬化剤の特性比較
      1. フェノールノボラック
      2. フェノールアラルキル
      3. ビフェニルアラルキル
      4. ナフトールアラルキル
  4. 半導体封止材用硬化促進剤
    1. 主な硬化促進剤の種類と特徴
      1. 3級アミン類
        • DBU
        • HDM
      2. イミダゾール類
  5. E4MZ、2-PZ、2-MZA、HDI
    1. 有機ホスフィン系
      • トリフェニルホスフィン
    1. 半導体封止材用硬化促進剤の特性
      • トリフェニルホスフィン
  6. 半導体封止材用改質剤
    1. スチレン系樹脂とインデン系樹脂の改質剤特性比較
    2. ケマロン-インデン樹脂の改質剤特性
  7. フィラーの高充填によるV-0難燃性付与
  8. 分析法
    1. エポキシ樹脂の分析
      1. エポキシ当量
      2. 塩素濃度
    2. 硬化剤の分析
      • 水酸基当量
  9. 硬化物の特性評価法と得られる特性値
    1. 熱分析
      1. DSC:硬化開始温度・硬化発熱量・Tg
      2. TMA:線膨張係数・Tg
      3. TG-DTA:加熱重量減少曲線とTd1、Td5、Td10
    2. 動的粘弾性
      1. 温度分散E’およびtanδ:Tg、架橋密度、相溶性
    3. 力学特性
      1. 曲げ試験:弾性率、破断強度、破断歪
      2. 破壊靭性試験:破壊靭性値 (K1C)
    4. 電気特性
      • 表面抵抗・体積抵抗
      • 誘電率・誘電正接
  10. パワー半導体用途での技術動向
    1. SiC系パワー半導体モジュール封止材用途
      • 高耐熱劣化性エポキシ樹脂
    2. 同モジュール絶縁シート用途
      • 高熱伝導性エポキシ樹脂
  11. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/3/25 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/26 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/3/31 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/24 車載用主機モータの絶縁技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/10/31 ハイブリッド・デュアルUV硬化の実践的活用