技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策

QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策

~品質部門担当者に必須なGMP省令の要点と品質確保に向けた考え方・取り組み / PMDA発「オレンジレター」公表が目指す改正GMP省令~
オンライン 開催

視聴期間は2025年2月12日〜25日を予定しております。
お申し込みは2025年2月12日まで承ります。

概要

本セミナーでは、GQP省令におけるQAの役割を元に、QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策に焦点を当てて解説いたします。

開催日

  • 2025年2月12日(水) 13時00分 2025年2月25日(火) 16時30分

修得知識

  • 医薬品の品質保証の全体像
  • 品質保証の考え方/注意すべき点 – 品質部門の担当者に必須の改正GMP省令
  • PMDA発「オレンジレター (GMP適合性調査における不備事項) 」公表が目指す改正GMP省令 (2023年) の狙い目
  • 更なる医薬品の品質確保に向けた取組み (GMP適合性調査及び無通告査察の考え方/厚生労働省)
  • Quality Cultureの基盤の醸成へ…製薬企業に必要と思われる意識や心構え等
  • (参考) 最近の米国CGMP不適事案 等

プログラム

 数年前に発生した医薬品製造業者の薬機法違反による不良医薬品発生以降、GMP省令の改訂、医薬品製造所への無通告査察など薬事規制が強化されてきたにもかかわらず、GMP不備や承認書との齟齬、製造記録等偽造等が減らない。
 本講ではGQP省令におけるQAの役割を元に、QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策に焦点を当てたお話をしたい。

  1. GMPの概要
    1. 医薬品の品質保証の全体像等について
      1. GMPとGQPの関連
      2. 一般的なGMP適合性調査の流れ
    2. 品質保証の考え方や注意すべき点 QA担当者として改正GMP省令に関する必須の知識
    3. PMDA発オレンジレター (GMP不適事案) が目指す改正GMP省令 (2023年) への狙い
    4. GMP適合性調査及び無通告査察の考え方
    5. データ完全性とGMP
    6. Quality Cultureの基盤の醸成へ/GMP責任役員の視点・役割
    7. 《参考》米国FDAによる最近のCGMP不適事案の一部紹介
  2. 「薬局等構造設備規則」への対応 (「薬機法一部改正」より)
    1. 一般区分製造所の構造設備· (第6条)
    2. 試験検査設備 (第6条5項7号)
    3. 無菌区分関係 … 無菌区分製造所の構造設備等 (第7条)
    4. 特定生物由来医薬品等 (第8条)
    5. 包装等区分/包装等区分製造所の構造設備関係· (第10条)
  3. 医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令への対応 (改正GMP省令より)
    1. 一般的事項
      • サイトマスターファイル
      • 原料の定義
      • 計器の校正について 他
    2. ロットの定義
      • ロット構成
      • ロット構成 (原料)
      • ロットの混合等
    3. 是正措置及び予防措置 (CAPA対応) の一般事項
    4. 承認事項の遵守 (第3条の2)
    5. 医薬品品質システム (PQS;ICH Q10) 関係 (第3条の3)
    6. 品質リスクマネジメントへの対応· (第3条の4)
    7. 製造部門及び品質部門関係等について
      1. 製造部門及び品質部門の相互独立
      2. 製造管理者について (第5条関係)
    8. 医薬品製品標準書関係の一般事項 (第7条)
      1. 医薬品製品標準書
      2. 成分及び分量、規格及び試験方法
      3. 製造方法及び製造手順、標準的仕込み量
    9. 手順書等関係 (第8条)
      1. 構造設備及び衛生管理に関する一般事項
      2. 製造工程、製造設備、原料、資材及び製品の管理に関する一般事項
      3. 試験検査設備及び検体の管理その他適切な試験検査の実施に関する一般事項
      4. 文書及び記録の信頼性 (データ完全性) の確保の一般事項
    10. 構造設備関係· (第9条)
      1. 医薬品に係る製品の製造所の構造設備 (原薬を含む) の一般事項
      2. 作業室の洗浄度、作業室の構造設備 、人及び物の動線の一般事項
      3. 飛散しやすく、微量で過敏症反応を示す製品等への対応の一般事項
      4. 設備の共用、 交差汚染防止に関する教育訓練の一般事項
      5. 校正 (キャリブレーション) と記録の一般事項
    11. 製造用水に関する構造設備の一般事項
    12. 製造管理の一般事項、データ完全性 (第10条)
      1. 製造指図書、製造記録、衛生管理記録·
      2. 受入れ及び保管、保管記録及び出納記録
    13. 製造所の品質部門の業務の役割
    14. 品質管理関係 (第11条)
      1. 試験検査、試験検査の一部省略等、他の試験検査機関の利用
      2. 試験検査の計器の校正及び設備の管理
      3. 検体の採取 、検体及び標準品の管理
    15. データ完全性と試験検査記録
    16. 参考品、保存品について
      • 考品及び保存品の出納の記録
      • 保管の一般事項
    17. 規格外結果 の一般事項
    18. MRA (相互承認) 等の特例
    19. 安定性モニタリング関係 (第11条の2)
    20. 製品品質の照査関係 (第11条の3)
    21. 原料等の供給者の管理 (関係条の4) 外部委託業者の管理関係 (第11条の5)
    22. 出荷管理関係 (第12条)
    23. バリデーション関係 (第13条)
      1. バリデーション計画書等
        • 適格性評価
        • プロセスバリデーション
        • 継続的工程確認
      2. 洗浄バリデーション
      3. 再バリデーション、変更時のバリデーション
      4. 製造支援システムのバリデーション
    24. 変更の管理関係 (第14条)
    25. 逸脱の管理関係 (第15条)
    26. 品質情報・品質不良等の処理、不適/不合格とされた製品及び資材保管関係 (第16条)
    27. 回収等の処理関係 (第17条)
    28. 自己点検関係 (第18条)
    29. 教育訓練関係 (第19条)
    30. 文書及び記録の管理関係 (第20条)
    31. コンピュータの利用等の一般事項 (第20条)
    32. 原薬たる医薬品品質管理関係
      • 参考品保管、リテスト日 (第21条)
      • 安定性モニタリング関係第 (21条の2)
    33. 文書及び記録の保管関係 (第22条)
    34. 無菌製造管理関係
      • 無菌医薬品に係る製品の製造管理、清浄度の基準及び測定法 (第24条)
    35. 生物由来医薬品等の関係 (第25条の2) 、GMP省令第29条第1号、第29条第2号) 、 (第30条の1)
  4. PMDA発『オレンジレター』 (GMP適合性調査における不備事項) 公表が目指す改正GMP省令 (2023年) の狙い目
  5. 医薬品の品質確保に向けた取組み (厚生労働省2023年12月27日付け)
  6. 更なる品質確保に向けて (厚生労働省)
  7. Quality Cultureの基盤の醸成へ
    • 参考: 最近の米国CGMP不適事案等
    • 質疑応答

講師

  • 萬 弘太郎
    特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター
    顧問

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年2月12日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書