技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

光硬化型材料の基礎と応用のポイント

光硬化型材料の基礎と応用のポイント

~トラブル原因の理解と開発に役立つコツ~
オンライン 開催

視聴期間は2024年11月20日〜29日を予定しております。
お申し込みは2024年11月27日まで承ります。

概要

本セミナーでは、光硬化技術の原理、光硬化技術の実際的な具体例、光硬化に関連する各種トラブルの原因とその対策について詳解いたします。

配信期間

  • 2024年11月27日(水) 10時00分2024年11月29日(金) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2024年11月27日(水) 10時00分

受講対象者

  • 光硬化型材料を設計したい方 (化学系メーカーの技術者、研究者)
  • 光硬化プロセスにかかわる方 (光源等の光硬化関連機器メーカーの技術者)
  • 光硬化技術を利用しようとしている方 (各種ユーザー)
  • 知識としてこの技術を理解しようとしている方 (上記以外の方々:例えば、営業の方)

修得知識

  • 光硬化技術の原理
    • 液状樹脂が固まる原理
    • 重合によってネットワークを作るということ
    • 硬化収縮はなぜ生じるのか
  • 光硬化技術の実際的な具体例
    • 液状硬化型材料の設計のポイント
    • 硬化過程、硬化物特性等の評価法
  • 各種トラブルの原因とその対策
    • 硬化性向上へのポイント
    • 密着性等の不良対策
    • 力学特性の向上のために必要なこと

プログラム

 光硬化技術は、反応性の液状材料に光照射することで硬化物を得る技術です。省スペースでの高速硬化が可能であるため熱硬化に比べて経済的であり、また、溶剤を用いないため環境保全の立場からも注目されています。このように多くの利点を有していますが、実用化に当たっては、その硬化機構を理解しておかないと各種のトラブルが発生する場合も多く見受けられます。
 この技術は、液特性、光反応性、硬化物物性等のさまざまな調整が必要であり、各種の要素技術の組み合わせから成り立っています。その結果として技術的な内容が多岐にわたり、一見複雑に見えるかもしれません。この分野に興味を持たれた初心者の方たちの中には、習得するのが大変そうだなと思われている方も多く見受けられるようです。しかし、個々の要素技術の基本をきちんとイメージとして捉えて、その関係を理解することで全体像をザックリと捕まえることができれば、理解は一気に容易になるでしょう。
 本講座では、液体が固体と変化するという光硬化の過程について全体を俯瞰できるように配慮しながら、できるだけ多様な切り口からの説明を行います。また、図を多用することで直感的なイメージとして理解できることを目指します。

  1. はじめに
    1. 光硬化型材料とは?
    2. 理解へのアプローチ
    3. 本講座の進め方
  2. 液体と固体の違いについて
    1. 結晶と液体の違い
    2. 流れるということは?
    3. ガラス状態とは?
  3. 液状樹脂が固まるということ
    1. 液状樹脂が固まるということ
    2. 高分子とは
    3. ネットワーク構造の形成
  4. 光開始重合反応について
    1. 光開始ラジカル重合のポイント
    2. エン・チオール系のラジカル反応
    3. 光開始カチオン重合について
  5. 光硬化型材料の構成要素について
    1. 光ラジカル硬化に用いられる反応性材料
    2. 光開始剤について
    3. その他の添加剤
  6. 硬化型材料の評価について
    1. 液特性の評価
    2. 硬化特性の評価
    3. 硬化物物性の評価
  7. 固体の破壊について
    1. 高分子固体の力学的な振る舞い
    2. ガラス状態の破壊
    3. ゴム状態の破壊
  8. UV 硬化技術を有効に利用するためのコツ
    1. 液特性を調整するためには
      1. 粘度を調整するには?
      2. 濡れ性とレベリング性を調整するには?
      3. 液状態での安全性を向上するには?
    2. 硬化阻害要因とその対策
      1. 開始反応の効率向上とは?
      2. ラジカル重合での硬化阻害とは?
      3. カチオン重合での硬化阻害とは?
    3. 硬化反応を効率よく行うためには
      1. 暗所での硬化を促進するためには?
      2. 照射光と光開始剤のマッチング
      3. なぜ重合停止が優先してしまうのか?
    4. 密着不良の対策
      1. そもそも密着性とは?
      2. 硬化収縮と応力集中の関係について
      3. 接着仕事と濡れ性
  9. Q&D (Question and Discussion)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年11月20日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/8/6 マイクロ・ナノプラスチックの体内侵入に脅かされる人類とその活路 オンライン
2025/8/7 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/7 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/8/8 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/8 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/8/26 二軸押出機のスクリューデザイン 超入門 オンライン
2025/8/27 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/8/28 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/8/29 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン