技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース

バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間はそれぞれ2024年8月5日〜21日、2024年9月9日〜24日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年8月5日まで承ります。

概要

本セミナーではセルバンク化作業を中心に、規制対応とともに生産用細胞に必要とされる各種試験の効率的な手法と留意点について解説いたします。

開催日

  • 2024年7月25日(木) 13時00分 16時30分
  • 2024年8月29日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 分割保管をどのようにしたらよいか?
  • 日本国内で作製したセルバンクを海外へ輸送する時の留意点は?
  • 期安定性をどのように評価したらよいか?
  • セルバンクの作り替え (更新) はどのように考えたらよいか?
  • 開発段階でセルバンクを更新する場合,どのようにしたらよいか?
  • セルバンクの構築の経緯はどのようにまとめたらよいか?
  • セルバンク製造および試験を外部委託した場合の申請書の書き方は?
  • 製品の品質を保証するために、どのようにセルバンクを管理しているか?
  • バイオ医薬品原薬製造における重要品質特性と重要工程の設定とCTD記載要領
  • 各セルバンクの製造、試験及び保存方法についての知識
  • バイオ医薬品の安全性確保の為の原材料の管理方法についての知識
  • 生物由来原料基準」とその運用についての知識

プログラム

Aコース: バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法

(2024年7月25日 13:00〜16:30)

 遺伝子組換え技術に基づくバイオ医薬の生産において最も重要な作業はセルバンクの管理です。なぜなら構築したセルバンクの品質が最終医薬品の品質を規定してしまうからです。
 本講座では動物細胞由来セルバンクの作製および管理方法について、最新のバイオ医薬品審査における規制当局の考え方を踏まえ、セルバンク管理のポイントについて解説します。

  1. セルバンクの作製の概要
    1. 動物細胞バンクと微生物細胞バンクの違い
    2. 微生物、動物細胞の構造、生産特性を理解する
    3. マスターセルバンク (MCB) とワーキングセルバンク (WCB) :製造法
    4. セルバンクに対する規制要件
    5. 構築セルバンクの試験項目
    6. セルバンクの保管管理の重要性
  2. 動物細胞由来セルバンクの作製と保管
    1. セルバンクの作製および保管にどんな装置、機器が必要か?
    2. バンク作製に用いる原材料および培地の管理ポイント
    3. セルバンク作製を外部委託する場合のポイント
    4. 分割保管をどのようにしたらよいか?
    5. 日本国内で作製したセルバンクを海外へ輸送する時の留意点
  3. セルバンクの再評価 (re – test) と更新
    1. 長期安定性をどのように評価したらよいか?
    2. 長期保存セルバンクの安定性の評価のポイント
    3. セルバンクの作り替え (更新) はどのように考えたらよいか?
    4. 開発段階でセルバンクを更新する場合、どのようにしたらよいか?
  4. 製造販売承認申請におけるセルバンク管理のポイント
    1. セルバンクの構築の経緯はどのようにまとめたらよいか?
    2. セルバンクの評価 (特性、無菌、マイコプラズマ、ウイルス安全性)
    3. セルバンク製造および試験を外部委託した場合の申請書の書き方
    4. セルバンクの保管方法の記載は重要 (原則リスク分散のため分割保管)
    5. セルバンクの再評価 (re-test) 法および更新手順の記載は必須
    6. 製品の品質を保証するために、どのようにセルバンクを管理しているか?
  5. 製造販売承認申請に向けての注意点と対策
    1. セルバンク作製および試験の規制上の位置づけ
    2. セルバンク製造および試験の委託についての注意点
    3. セルバンク構築に使用する培地について
    • 質疑応答

Bコース: バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点

(2024年8月29日 13:00〜16:30)

 バイオ医薬品原薬の製造工程は、動物細胞等の培養工程 (USP) とその後のクロマトグラフィーを中心とする精製工程 (DSP) により構成され、使用される原材料や製法の性質上から、最終産物の品質に大きく影響を与えうる要素が随所に含まれている。それ故、原薬の品質を維持する為の工程管理項目と各許容範囲の設定が求められる。これらの複雑な要素を如何にして簡略化し承認申請書/CTD中に落し込むかは申請企業にとって重要な戦略となる。
 本セミナーではバイオ医薬品原薬の製造工程に関するCTD作成上の留意点を中心として解説する。

  1. イントロダクション
    1. バイオ医薬品の各種モダリティと製造工程
    2. バイオ医薬品原薬の安定生産の為の課題と対策
    3. バイオ医薬品原薬の生産管理における各種工程管理項目
    4. CTD (Common Technical Document) 階層構造の解説
  2. 品質に関する概括資料 (CTD 2.3)
    1. 製造方法及び関連事項 (CTD 2.3.S.2)
      1. 細胞基材の調製方法及び管理方法
        1. 遺伝子発現構成体の調製
        2. マスターセルバンク (MCB) の調製
        3. ワーキングセルバンク (WCB) の調製
      2. MCB及びWCBの管理方法
        1. 特性解析試験及び純度試験の試験項目、分析方法と基準
        2. 保存中の安定性に関する情報
        3. 更新方法
      3. 製造方法
        1. 細胞培養・精製・保存までの工程に関する記載
          • 重要工程及び重要なプロセスパラメータとその記載方法
          • 工程内管理試験の項目、分析方法と適否判定基準
          • 重要中間体の保存条件及び期間
        2. 原材料に関する記載
          • 培養用培地成分及び添加物
          • 反芻動物由来原材料の安全性確保に関する記載
          • ヒト及び動物由来原料の安全性確保に関する記載
          • 製造方法の開発 (変更) の経緯に関する記載
          • 製造方法のフローチャート
          • 「生物由来原料基準」および関連情報とその対応の具体例
    2. 製造施設及び設備 (CTD 2.3.A.1)
    3. 外来性感染性物質の安全性評価 (CTD 2.3.A.2)
    4. 添加剤 (新規添加剤の製法等) (CTD 2.3.A.3)
  3. 原薬製造方法におけるQuality by Design (QbD) 関連記載
  4. CRO Report (細胞基材およびウイルス安全性関連報告書等) の利用法
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 32,500円 (税別) / 35,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 32,500円(税別) / 35,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 65,000円(税別) / 71,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 97,500円(税別) / 107,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間はそれぞれ2024年8月5日〜21日、2024年9月9日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/22 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/7/22 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/7/22 食品広告規制における実務の基礎と関連法規の徹底解説 オンライン
2024/7/23 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2024/7/23 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/7/23 医薬品薬事・申請業務のための英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/7/23 非GLP試験での信頼性基準試験におけるリスクベースドアプローチを用いた信頼性保証 オンライン
2024/7/23 医薬品 (外用剤) の開発・製剤設計のポイント オンライン
2024/7/23 体外診断用医薬品の臨床性能試験の進め方と薬事申請対応のポイント 東京都 会場
2024/7/24 CMC開発での生データの取り方・管理とDI及びQC実施 オンライン
2024/7/24 海外当局GMP査察に対するプレゼン、翻訳、バックルーム対応 オンライン
2024/7/24 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/7/24 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/7/25 凍結乾燥製剤の設計とスケールアップ対策ならびにトラブル防止の具体的ポイント 東京都 会場・オンライン
2024/7/25 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/7/25 癒着防止材の各種外科での選択・使用法と今後求められる製品像 オンライン
2024/7/25 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/7/25 バリデーション入門 オンライン
2024/7/25 機械学習による細胞培養の培地改良および開発のポイント オンライン
2024/7/25 脂質ナノ粒子を用いた核酸・遺伝子送達技術の基礎と応用 オンライン