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信頼性試験と故障解析の理論と実践

信頼性試験と故障解析の理論と実践

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、信頼性試験の基本から考慮すべきポイント、故障解析のアプローチの仕方について、詳しく解説いたします。

開催日

  • 2024年7月12日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 信頼性試験で的確に設計品質を評価する方法
  • 見落としの無い試験の実施
  • 市場と対応のとれた信頼性試験条件の設定
  • 故障メカニズム仮説のデザインなど故障解析の基本

プログラム

 信頼性試験は設計品質の正しさを証明し、市場での不具合を未然防止する手段ですが、規格や顧客要求の試験に合格すれば良いという認識で、試験自体については深く考えずに実施されることが散見されます。
 市場でユーザにご迷惑をおかけした後に、実は信頼性試験で検出すべき不具合であったという事例もあります。
 このような不具合は製造上の問題ではないので、工場の検査では検出する事ができません。気づいた時には長期に亘って市場へ流出した後なので多大な損失につながります。
 事前に設計FMEAで故障を抽出しても、その故障を評価できる試験条件になってない場合、また、判定方法が不適切な場合には、故障を見逃してしまう事になります。
 信頼性試験で考慮すべきポイントを学び、信頼性試験の基本/理論、及び故障解析のアプローチの仕方も併せて解説します。

  1. はじめに
    1. 信頼性の特徴
      • 数の問題
      • 時間の問題
      • 要求される機能と重要度
      • 使用環境条件
    2. 法規制への対応 (リコール)
  2. 信頼性試験
    1. 信頼性試験とは
      • 定義
      • 市場寿命
      • 開発フロー
    2. 信頼性試験の課題
      • 試験個数
      • 試験時間
      • 加速化
    3. 信頼性試験の種類
    4. 信頼性試験の計画 (変更点に着眼)
    5. 試験結果の判定
  3. 加速化と故障モデル
    1. 概論
    2. 故障モデル各論
      • 反応速度論
      • マイナー則
      • S – Sモデル
      • ワイブル
      • ランダムウォークなど
    3. 市場との対応づけ
    4. 加速化の注意事項
    5. 信頼性試験事例
  4. 故障解析
    1. 故障解析の定義と故障メカニズム
    2. 故障解析の進め方
    3. 故障解析の各ステップ
      1. 不具合情報の収集・整理
      2. 故障現品の調査
      3. 故障メカニズム仮説デザイン、
      4. 故障メカニズム仮説の立証
      5. 発生予測・故障の影響解析
      6. 是正処置
      7. 再発防止
    • 質疑応答

付表

  • 故障現象一覧表
  • 正規分布表
  • パーセントランク表

講師

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 27,500円(税別) / 30,250円(税込) で受講いただけます。

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,500円(税別) / 90,750円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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