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Excelを使ったシミュレーションで直感的に学ぶサンプリング試験 (抜取検査) の全体像を把握し、適切に設計・運用する具体的ノウハウ

サンプリングの本質を理解し実務で役立てるための

Excelを使ったシミュレーションで直感的に学ぶサンプリング試験 (抜取検査) の全体像を把握し、適切に設計・運用する具体的ノウハウ

オンライン 開催 演習付き
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2024年6月26日〜7月2日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、サンプリング試験の課題、試験概要、統計基礎、サンプリング試験の本質、具体的方法・ノウハウについて、事例を踏まえ、実践的に分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年6月19日(水) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 品質管理・品質保証部門の方

修得知識

  • 計量データ (重量、含量など) の取り扱い
  • 計数データ (良品‧不良品など) の取り扱い
  • サンプリング試験の設定方法 (計量データおよび計数データ)
  • 合否判定に関するリスクアセスメント方法
  • AQLを用いた検査の正しい使い方と驚くべき性能

プログラム

 ロットからサンプルを採取し合否判定をすることは多くの会社で日常的に行われています。しかし、試験サンプルが規格に入っていたら、サンプリングしなかったその他大勢 (即ち、出荷するロット全体) も規格に入っていると言えるのでしょうか?試験結果が規格ギリギリだったらちょっと (と言うか大いに) 不安ですよね。その不安を見える化し解消できるツールが「抜取検査」です。
 一見難解そうな「抜取検査」ですが、JISでは完全にマニュアル化されているので簡単に設計・運用ができるようになっています。しかし、これをブラックボックスにしてしまうと誤用があっても気がつきません。実際、AQLを用いた検査を出荷試験に用いる誤用がしばしば見受けられます。これは大問題です。ですので、本セミナーでは絵解きによる説明とExcelを使ってのシミュレーションで、本質を直感的に理解できるように工夫しています。もちろん、ベースとなる統計も基礎から丁寧に解説しますので、統計の初心者の方も安心して参加して下さい。
 なお、実習でExcelのアドインツールである「分析ツール」を使いますので、事前にインストールしておいて下さい。

  1. 問題提起と現状認識
    1. 「規格」とは何に対する判断基準なのか
    2. 「サンプルの試験結果が規格に入ったら合格」は極めてリスキー
    3. 合否判定の再現性
  2. 統計の基礎I (計量値:長さ、重さ、濃度など)
    1. 視覚化の重要性 (ヒストグラム)
    2. 正規分布と標準偏差
    3. 規準化 (統計的な距離)
    4. 似て非なるもの (標準偏差と標準誤差)
  3. 統計の基礎II (計数値:良品・不良品の個数など)
    1. 不良率の分布 (超幾何分布、二項分布、ポアソン分布)
    2. サンプル中に含まれる不良品数のばらつき
  4. サンプリング試験概要
    1. サンプリング試験の本質 (母集団の姿を推定すること)
    2. 何を保証するのか (平均値?それとも不良率?)
    3. 完全な保証は無理 (リスクを受容する:生産者危険と消費者危険)
    4. 検査性能の見える化「検査特性曲線 (OC曲線) 」
  5. サンプリング試験各論
    1. JIS Z9015 – 1 AQL指標型抜取検査の正しい使い方
    2. AQL「切り替えルール」の素晴らしい性能
    3. JIS Z – 9015 – 2 LQ指標型抜取検査の正しい使い方
    4. サンプルの不良率からロットの不良率を判定する (JIS Z9002)
    5. サンプルの平均値からロットの平均値を判定する (JIS Z9003)
    6. サンプルの平均値からロットの不良率を判定する (JIS Z9003)
    7. JIS Z9003を溶出試験判定法2のリスク低減に活用した事例
  6. ロット内のばらつきを推定する
    1. 日常の検査データの活用:x̅ – R管理図による方法
    2. プロセスバリデーションのデータの活用:枝分かれ分散分析
    3. サンプリング誤差が無視できない時の対応
  7. Q&A

講師

  • 福田 晃久
    スタット・イメージング・ラボ
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年6月26日〜7月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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