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分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開

分子シミュレーションの基礎と高分子材料の研究・開発の効率化への展開

~高分子のモデリング手法、計算方法、分子構造形成のシミュレーション技術~
オンライン 開催

視聴期間は2024年6月11日〜24日を予定しております。
お申し込みは2024年6月11日まで承ります。

概要

本セミナーでは、階層的な構造をもつ高分子の構造形成に焦点を当て、その基礎概論を述べたあと、高分子のモデリング手法や分子シミュレーション手法の基礎を解説いたします。
また、OCTAやLAMMPS、Gromacsなど、高分子シミュレーションにおいてよく用いられるソフトウェアについて、最近の研究事例を交えて紹介いたします。

開催日

  • 2024年6月11日(火) 11時00分 2024年6月24日(月) 16時30分

修得知識

  • 高分子のモデリング手法
  • 高分子のシミュレーション手法
  • ソフトウエアの特徴

プログラム

 高分子材料開発を効率的に行う上で、今や分子シミュレーションは極めて重要な役割を担っています。高分子のもつ特徴の一つとして、凝集構造の階層性を挙げることができます。高分子材料開発においては、このような階層構造の形成機構を明らかにする必要があります。
 本セミナーでは、階層的な構造をもつ高分子の構造形成に焦点を当て、その基礎概論を述べたあと、高分子のモデリング手法や分子シミュレーション手法の基礎を解説します。また、OCTAやLAMMPS、Gromacsなど、高分子シミュレーションにおいてよく用いられるソフトウェアについても、最近の研究事例を交えながら、その概要を紹介します。

  1. 高分子構造形成の基礎概論
    1. 高分子の結晶化
      • 高分子の配向構造
      • ポリエチレンの結晶化
      • ポリエチレンの単結晶
    2. ブロック共重合体のミクロ相分離
      • マクロ相分離
      • ミクロ相分離
  2. 高分子のモデリング
    1. 階層構造 〜結晶性高分子を例にとって〜
      • 高分子球晶の階層構造
      • 高分子シミュレーションの階層構造
    2. 全原子モデル
      • 典型的な相互作用ポテンシャル関数
      • 反応力場 (ReaxFF)
    3. 粗視化モデル 〜2つのアプローチ〜
      • 単純化した分子モデル
      • 現実的な分子モデル
      • 粗視化モデルの例
  3. 高分子のシミュレーション手法
    1. モンテカルロ (MC) 法
      • 高分子鎖のランダム・ウォークモデル
      • 動力学への拡張
    2. 分子動力学 (MD) 法
      • MD法とは
      • 差分近似法
      • シミュレーションで求める量
      • (例) 単原子分子系
    3. ランジュバン動力学 (LD) 法
      • ランジュバン方程式
      • ランジュバン方程式の解
    4. 散逸粒子動力学 (DPD) 法
      • DPD法とは
      • 粒子間力
      • 揺動散逸定理
      • 速度Verletアルゴリズムの修正版
  4. ソフトウェアの特徴
    1. OCTA (COGNACなど)
      • COGNACの概要
      • COGNACの基本機能
      • 単位系
      • インストール関連
      • COGNACの利用手順
    2. LAMMPS
      • LAMMPSの概要
      • LAMMPSの基本機能
      • 単位系
      • インストール関連
      • LAMMPSの利用手順
    3. NAMD
      • NAMDの概要
      • NAMDの基本機能
      • 単位系
      • インストール関連
      • NAMDの利用手順
    4. AMBER
      • AMBERの概要
      • 単位系
      • インストール関連
      • AMBERの利用手順
    5. Gromacs
      • Gromacsの概要
      • 単位系
      • インストール関連
      • Gromacsの利用手順
  5. 研究事例
    1. 高分子の構造形成
      1. 単一高分子鎖の構造形成
      2. 双性イオン性ポリマーブラシ – 水界面における水のダイナミクス
      3. 結び目を有するポリエチレンの結晶化
      4. 損傷DNAの分子動力学シミュレーション
    2. 両親媒性分子の自己会合
      1. 両親媒性分子のミセル形成
      2. 双頭型両親媒性分子の高次構造形成
    • 質疑応答

講師

  • 藤原 進
    京都工芸繊維大学 材料化学系
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年6月11日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

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