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車載用プラスチックの基礎と最新動向

車載用プラスチックの基礎と最新動向

~樹脂の基礎、車載のニーズと課題、次世代自動車対応~
オンライン 開催
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。

概要

本セミナーでは、プラスチックの歴史やその特性発現のメカニズム、そして、樹脂の種類や加工法を体系だって説明いたします。さらに、活用状況を適用部位で層別した上で視覚的に説明します。
後半では、最新の低コスト加工法や計測法といったトレンドを説明し、今後の自動車に対する要求と規制を背景とした、持続的開発SDGsの方向性までも説明いたします。

開催日

  • 2024年5月13日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 車体軽量化などプラスチック活用を考える方
  • これから車載プラスチックに携わる方
  • EVやFCV、SDGsなどの将来方向性の情報を知りたい方
  • SDGsや2050年カーボンニュートラルまでの戦略を検討する方

修得知識

  • 車載プラスチックの概要
    • 種類
    • 成形法
    • 適用部品
    • 活用注意点
  • 樹脂・加工法・計測法などのトレンド
  • SDGsや環境規制情報と対応の方向性
  • 次世代車対応の着眼ポイント

プログラム

 カーボンニュートラルの視点で、プラスチックの使用を悪とする風潮もありますが、短絡的な使用中止はむしろ、脱炭素に逆行するかもしれません。特に、自動車の世界では、樹脂の存在無くしては、クルマそのものがなりたたなくなるほどの役割を担っています。脱炭素も見据えた最適な活用のためには、まずはプラスチックのメリット・デメリットを理解した上で、車載のための条件までも俯瞰しての活用がキーポイントになります。まずはこの基礎をご説明します。
 モビリティと樹脂の関係をトヨタ自動車のマルチパスウエイの視点でカテゴリー化しました。車載プラの位置づけが良く理解できます。その上で、脱炭素対応とされる電気自動車や水素燃料自動車などのグローバルおよび主要国・地域での販売動向を解説します。
 後半では、内外装のデザインのトレンドや新機能と車載プラスチックの関係を整理の上、領域拡大を解説します。EUのELV規制指令 (車載樹脂の内の25%にリサイクル樹脂使用の義務化) も大きなインパクトのある話題です。さらには、プラスチックそのもののカーボンニュートラル対応の事例紹介を準備しています。
 樹脂の基礎の理解や復習とともに、車載プラスチックのニーズやトレンド、さらに規制動向など広い視点で理解できるセミナーです。理解を深めるために可能な限り動画で解説します。

  1. プラスチックの基本を理解し車載ニーズに答える
    (初心者は導入として、専門家は再整理として)
    1. 活用の狙い
      • コスト低減
      • 軽量化
      • 高品位化
    2. 活用における課題と対応
      • 耐熱性
      • 剛性
      • 耐久性
      • 耐環境特性
    3. トヨタのカイゼン活動 コストダウンの活動イメージ
  2. トヨタのマルチパスウエイ目線で「車載プラ」を整理
  3. 新エネルギー車 (NEV) と樹脂
    1. NEV普及 (EV&FCV) のグローバル販売トレンド
    2. 日中韓越のNEV普及状況現地調査
    3. 電動化対応デバイスと樹脂の活用
    4. 韓国現地 水素燃料自動車 世界で最も普及
    5. 高圧水素タンクを例としてCFRPについて解説
  4. モビリティのトレンド 意匠や機能と樹脂
    1. Japan Mobility Showから
    2. 中国現地
      • マンマシンインターフェース変化に対応したダッシュボード
      • クルマの顔が変わる
    3. 日本 日産・マツダの新意匠 透明樹脂を活用した2層成形
    4. クルマの進化対応
      • ADAS
      • 自動運転対応デバイス 類
    5. 外板がすべて樹脂化されている超小型BEVの紹介
  5. 車載用プラスチックのカーボンニュートラル
    1. プラスチックとしての対応
      • サーマル
      • メカニカル
      • ケミカルリサイクル
      • 植物由来
    2. カーボンニュートラル対応例
      • 各種展示会から
        • 日欧の主要なケミカル素材メーカ
      • 韓国現地 HyundaiのカーボンニュートラルPR
      • 中国現地 EUのELV規制を見据えた対応例
  6. 成形加工や部品計測に役立つ最新技術紹介
  7. まとめに変えて、モビリティを取り巻く環境変化
    1. ベトナム&中国現地 日本車優位の総崩れ懸念
    2. 日本OEMと国内生産は赤信号
    3. 車載プラ活用は知恵次第
    4. 最大の課題は車載プラの脱炭素

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。

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