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高機能フィルム製造のための製膜・延伸技術と塗布・ラミネート技術

高機能フィルム製造のための製膜・延伸技術と塗布・ラミネート技術

~PETやTACなどのフィルム成形から塗布・乾燥など製造工程を詳解~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックフィルムを取り上げ、フィルムの代表的な技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等を紹介いたします。

開催日

  • 2024年4月12日(金) 13時00分 17時00分

修得知識

  • フィルム成形における溶融製膜と溶液製膜の違いと設備内容
  • PETやTACに代表されるフィルム製膜・延伸工程に関する課題と技術ポイント
  • 薄膜塗布に採用される数種の塗布方式ならびにその特徴
  • 塗布乾燥における課題、発生する欠陥とその対策例
  • ドライラミネートの課題とその対策例

プログラム

 プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形〜塗布〜乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
 本セミナーでは、これらの代表的な技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。

  1. 高機能フィルム概要
    1. 適用分野と用途、構成例
    2. フィルム材料の種類と特性
  2. フィルム成形技術
    1. 溶融製膜と溶液製膜
    2. PETおよびTACフィルムの特徴
    3. フィルム製造工程や設備の特徴
    4. 延伸工程とその設備内容、延伸による特性変化
    5. 発生する欠陥とその対策
  3. 塗布技術
    1. 塗布技術の基礎
    2. ロール塗布方式の設備例とその特徴
    3. ダイ塗布方式の設備例とその特徴
    4. 塗布における課題と方式選択
    5. 高速化などで発生する欠陥のメカニズムおよびその対策
  4. 乾燥技術
    1. 乾燥技術の基礎/基本原理
    2. 乾燥方式の例とその特徴
    3. 発生する欠陥のメカニズムおよびその対策
    4. 特許に見る風ムラの対策例
  5. ラミネート技術
    1. ラミネート方式の概要と比較
    2. ドライラミネート設備の構成や特徴
    3. トラブル事例とその対策
  6. 補足: 濡れ性の基礎
    1. 表面張力と接触角
    2. 界面活性剤の働き
    3. 表面処理方法など

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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本セミナーは終了いたしました。

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