技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

滅菌バリデーション実務および各種バリデーションのポイント

滅菌バリデーション実務および各種バリデーションのポイント

~滅菌関連の製品回収事例、無菌性保証とパラメトリックリリース推奨~
オンライン 開催

視聴期間は2024年3月18日〜22日を予定しております。
お申し込みは2024年3月20日まで承ります。

概要

本セミナーでは、滅菌、 滅菌バリデーション (科学的検証) の基礎から解説し、滅菌バリデーションの留意点と各種バリデーションの詳細な技術手法、見落としやすい部分について、海外の査察も考慮し、講師の経験を踏まえてて解説いたします。

開催日

  • 2024年3月20日(水) 10時30分 2024年3月22日(金) 16時30分

受講対象者

  • 滅菌製品を扱う方
    • 品質、薬事、技術担当者
    • GMP、QMS、リスクマネジメント担当者
    • 滅菌工程の監査等 対応者
  • 滅菌バリデーション責任者、担当者、内部監査員

修得知識

  • 滅菌の基礎
  • 滅菌バリデーションの要求事項
  • 各滅菌法の滅菌バリデーション上の留意点
  • 本テーマ関連法規・ガイドラインなど
    • 滅菌バリデーション基準
    • 改正 日本薬局方
    • ISO 滅菌バリデーション規格

プログラム

 本講座では、無菌、滅菌製品や滅菌プロセスに関わる実務者、経験者を対象に、改正QMS省令、滅菌バリデーション基準等の法的要求の重要ポイントから長年の微生物試験、滅菌研究、ISO委員等の経験を踏まえ、滅菌バリデーション留意点と各種バリデーション詳細技術手法や見落としやすい部分など海外の査察も考慮し解説する。一部、医薬品PIC/S GMP、EMAの無菌性保証、滅菌関連のトピックスなど含め、医療機器だけでなく医薬品、医薬品包装容器等の製造においても参考となると考える。

  1. 滅菌、滅菌バリデーションの要求のポイントの再確認
    • 改正QMS省令等における滅菌関連のポイント
    • 改正 滅菌バリデーション基準のポイント
    • リスクの高い滅菌プロセスの重要性 (リスクマネジメント)
    • 委託滅菌の場合の責任範囲 (責任の丸投げ禁止)
    • 監査、測定、分析、評価や工程能力等マネジメントレビューインプット
  2. 主な滅菌法における滅菌バリデーションの留意点
    • 湿熱滅菌
    • EOG滅菌
    • ガンマ線滅菌
    • 電子線滅菌
  3. 滅菌バリデーションの留意点の深堀
    1. 微生物試験、バイオバーデン測定、D値測定関連等
    2. バイオバーデンの管理
      • バイオバーデン数の管理指標
        • アラートレベル
        • アクションレベル
      • 測定頻度
        • ISO要求
        • PIC/S要求との違いなど
      • 作業環境の空中浮遊菌、付着菌の考慮、環境微生物管理
    3. 載荷形態を定めたバリデーション
      • 滅菌装置ごとの検証
      • 混載時の影響、端数時の影響
      • 滅菌庫内の空間による影響
      • バリデーション時と実際で積載が異なる場合の同等性検証
    4. 滅菌器、製品内のコールドポイント (滅菌しにくいポイント) の特定
      • 微細構造物、圧着部分のチャレンジ試験
      • コールドポイントの測定、再現性確認、周辺製品の影響の有無
      • 滅菌装置、製品ごと、載荷形態ごとなど
    5. 多品種のファミリー、グループ化したバリデーションの妥当性
      • スクリーニング等の手法
    6. 滅菌による製品性能、素材への影響確認と滅菌有効期間の検証
      • 熱、放射線によるプラスチックの経時劣化の確認評価
      • 滅菌バリアシステム (包装材) の素材影響等も重要
      • プラスチック等からの溶出物の確認評価
    7. ガス滅菌の際のプラスチック樹脂への浸透、吸着と脱ガス処理の検証
      • 樹脂による違いなどの検証
      • 積載方法、周辺積載物による違いなどの検証
      • その他
    8. 滅菌支援システムのバリデーション
      • 滅菌の搬送システム バリデーション
      • コンピューターシステム バリデーション (CSV)
      • 計器等の校正、バリデーション
      • ガスクロの分析バリデーション
    9. 日常、再、定期的バリデーション
      • 日常の監視測定評価分析
      • 変更時のバリデーション
        • 滅菌装置
        • 部材
        • 原料
        • 包材等
      • 定期的バリデーション
  4. 滅菌剤の周辺環境への影響評価と必要時の対策
    • 作業者への影響、周辺環境への影響等の評価
    • EO滅菌施設に対するFDAへの動向など
  5. 放射線滅菌の業界ガイドラインの概要
    • 承認申請に関する行政通知の問題点とその対応策ガイドライン
    • 最大許容線量設定と経時的変化等に関する留意点 他
  6. 医薬品PIC/S GMPの滅菌関連の留意点
    • 医療機器 ISO滅菌規格よりも高い要求事項
      • バイオバーデン測定頻度
      • 実用規模でのバリデーション
    • 医薬品のEOG滅菌不可、医薬品の放射線滅菌ガイドライン
    • パラメトリックリリース
  7. EMA 滅菌法選択順位 デシジョンツリーについて
  8. 国内の滅菌関連の不備に伴う製品回収事例と留意点、対策
    • PMDA回収事例分析 傾向と対策
    • 滅菌バリアシステムの問題
    • 定期滅菌バリデーションの問題
    • 承認書との違い
  9. 外部委託滅菌処理の際の委託者、受託者の責任範囲
    • 委託者の滅菌業者への丸投げ禁止 (QMS省令)
    • ISO滅菌解説書による 責任範囲事例 その他
  10. 無菌試験の無菌性保証の限界とパラメトリッククリリースの推奨 (日本薬局方)
    • 無菌試験による無菌性保証の限界
    • パラメトリックリリースによる無菌試験の省略
    • リアルタイムリリース、ドジメトリックリリースとは
  11. その他

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年3月18日〜22日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2016/12/26 手術用シーラント材・癒着防止材の利便化向上を目指した製品開発
2016/12/16 バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2015/9/30 医療機器/ヘルスケア関連商品の薬事法 (薬機法) “超”入門講座【2】
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)