技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

加飾技術の開発動向と高外観性、環境負荷低減に向けた展望

加飾技術の開発動向と高外観性、環境負荷低減に向けた展望

~環境に優しく、見た目に優れた加飾技術の開発動向と展望~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック加飾の基礎から解説し、主要加飾技術の概要、今後の加飾、自動車内外装、その他の用途への展開について詳解いたします。

開催日

  • 2024年1月30日(火) 10時00分 16時00分

プログラム

第1部 SDGs対応プラスチック加飾・塗装レス技術の最新動向

(2024年1月30日 10:00〜12:00, 13:00〜14:00)

 加飾の重要性は、ますます高くなっている。今後の加飾は、SDGs、パリ協定、自動車におけるCASEなど国際的な目標に即したものに展開していくことが求められる。
 本講演では、「カーボンニュートラルにつながる加飾」等、今後の加飾技術の展望を具体的に解説する

  1. 加飾概要と主要加飾技術の動向概要
  2. 国際社会、自動車産業の目標と今後の加飾概要
    1. 国際社会、自動車産業の目標
      • SDGs
      • パリ協定
      • CASE
      • Maasなど
    2. 国際的な目標に即した加飾の概要 (一覧表)
  3. SDGs対応加飾、塗装レス技術の最新動向 (2.2の具体的説明)
    1. 機能付加加飾
    2. 塗装代替加飾と自動車の外装などへの展開
    3. 植物由来プラスチックおよび植物由来繊維複合材料利用の加飾
    4. 軽量化と加飾
    5. モノマテリアル、易解体、リサイクル材使用加飾
    6. バイオミメティクスと構造色加飾
    7. 3Dプリント着色加飾
    8. 3次元曲面品への直接インクジェット
  4. 自動車内・外装への展開
    1. 自動車内装への適用と今後の展開
      1. 自動車内装への最近の各加飾技術の適用事例
        • フィルム加飾
        • NSD
        • IMP
        • ソフト表面加飾
        • FRP加飾
        • 間接照明など
      2. 今後の内装キャビン・コックピット、ディスプレイ等
        • 自動運転ADASレベル4
        • レベル5のキャビン例
        • 今後のデイスプレイ例
    2. 塗装代替以外の自動車外装への適用と今後の展開
      1. 今後の自動車外装イメージ
      2. 今後のフロントモジュール、フロントパネル、ソーラールーフ、調光システム、その他
  5. まとめ (加飾の今後の展開予想)
    • 質疑応答

第2部 原着成形加工技術「スッピンでべっぴん!」

(2024年1月30日 14:15〜15:15)

 原着成形加工技術は、2次加飾を無くし、成形加工だけで加飾部品を達成する技術。 ウエルドなど射出成形時の外観不具合を発生させない成形加工技術であり、樹脂の流動コントロールで達成させる。その技術のコアは金型であり、その金型を自主製作する強みがある。
 また、原着技術の成形加工は多種のラインナップを持ち多様化する加飾のニーズに対応する。

  1. 会社の概要
    • 沿革
    • 所在地
    • 生産品目 (住宅用配線器具類と自動車部材など)
    • 金型、設備の自主製作
    • 部品製造、組立製造の特長
    • 会社の強み
  2. 原着技術の紹介
    • 原着とは2次加飾を無くし、成形加工だけで加飾部品を達成する技術。
      スッピンでべっぴん!と称し商標登録している。
    • 原着技術は、メタリックのウエルドレス、ピアノブラックのH&C、2色成形、二層成形、模様調成形と多種の成形加工方法のラインナップあり。それぞれの技術をご紹介する。
    • メタリックのウエルドレスは、メタリック特有のウエルドが顕著に発生する、そのウエルドを無くす技術。
    • ピアノブラックは、高光沢、高平滑、高漆黒を高次元で達成し、ミラーブラックとも呼ばれるその品位を金型の鏡面磨きとH&C設簿を自主製作する強みを活かして達成する。
    • 2色成形は、上記のメタリックとピアノブラックを組み合わせた2色成形の技術。
    • 二層成形は、表面層はクリア、下地層はテクスチャー模様とし、二層構造による深みのある意匠を提案。下地層のテクスチャー模様は金型の微細加工で達成。射出成形時に下地層の模様を崩すことなく二層の成形加工を達成する。
    • 模様調成形は、2色の異なる色の樹脂材料をそれぞれ独立した射出装置で射出し、樹脂の混ざり合いで模様を形成する。独立した射出装置で制御するため、模様の再現性がある。
  3. 量産実績品のご紹介
    • 原着技術で実際に量産に繋がった部材を写真で紹介。

第3部 CO2 削減に貢献する多機能加飾型内塗装技術の最新動向

(2024年1月30日 15:30〜16:30)

 自動車業界を始め社会的な課題であるCO2削減に型内塗装工法がどの程度貢献できるのか?を検証した事例を具体的に紹介し、併せて近年特に活発な開発が進む欧州、米国、中国の現在の動向を可能な範囲で紹介する。
 世界の自動車内外装部品のモノづくりがいまどのようなトレンドにあるのか? 少しでも感じて頂ければ幸いに思います。

  1. 型内塗装とは、技術のおさらい
    1. どんな工法か?
    2. 工法の特徴、メリット
  2. 型内塗装にウレタン塗料に求める性能と特徴
    1. どんな性能が求められる?
    2. ウレタンで本当に大丈夫?
  3. 型内塗装に求める金型技術とは
    1. 金型に制約はあるの?
    2. 推奨する金型技術
  4. 型内塗装工法によるCO2削減効果検証事例
  5. 海外市場の最新動向
    1. 欧州市場動向
    2. 北米市場動向
    3. 中国市場動向
  6. まとめ

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/5/7 異種材料接着に向けた金属の表面処理技術と接着性の改善 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 半導体めっきの基礎とめっき技術の最新技術動向 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/17 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書