技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、ヒトが高級感を感じるメカニズムについて基礎から解説し、官能評価・機器測定のポイント、データの読み方、解釈の仕方について詳解いたします。
(2023年12月21日 10:00〜12:00)
「心地よさ」のような生活の質に関する評価尺度が重視されるようになったのはつい最近のことではないだろうか。医学分野で言えば、皮膚表面など生活の質を左右する部分は、形成外科医の努力によって保険診療が増えてきたが、美容外科の多くは未だ自己負担である。工学分野で言えば、本講演が存在するのもそれを象徴するように、いくつもの専門領域にまたがる難問として扱われてきており、ごく少数の研究者の個々の取り組みに終始している。
本講演では、心の動きを比較的正直に伝えるメディアとして注目されている顔に関して、これまでの研究の概要や歴史を述べ、顔の画像解析の方法、さらにはオートエンコーダーといった近年導入された技術を応用することによる顔画像技術の新たな展開を俯瞰する。
(2023年12月21日 12:45〜14:45)
「心地よいですか」と聞かれて「はい」とは答えられますが、本当にどの程度心地よいかは、定かではありません。評価データ上はそれなりの値を得ることができます。しかし、おそらく、本人もはっきりしていないところがあると思います。このように“何となく“感じている気持ちの問題を、どのような考えと手法でデータ化していけばよいのでしょうか。さらに、品質を特定してものづくりに、どう繋げていけばよいのでしょうか。もちろん、リピートしていただける製品開発を考える必要もあります。
本セミナーでは、飲料や化粧品などの事例を踏まえて、“何となく“の心地よさの見える化と設計品質化についての手順を紹介するとともに、今後の製品開発の方向性を考えたいと思います。
- 自然セラピーにおける生理的リラックス効果を例として –
(2023年12月21日 15:00〜17:00)
現代のストレス社会を背景として、「快適性」が大きなテーマとなり、それに伴って「個人差」に注目が集まっている。「快適性」には、種類があり、温熱を中心とした「受動的快適性」と五感を介した「能動的快適性」に分かれる。1990年位までの「快適性」は「受動的快適性」であり、温熱研究であるため「個人差」は極めて小さいという特徴があった。一方、1990年以降、社会の欲求は五感を介する「能動的快適性」にシフトし、それに伴って「個人差」がクローズアップされてきた。「個人差」は「バラツキ」や「誤差」ではなく「実体」であるが、サイエンス分野におけるエビデンスは提出されていない。
本講演においては、「自然セラピーにおける生理的リラックス効果」に関する室内実験ならびにフィールド実験データを使って、「初期値の法則」と「パーソナリティ」の観点から「個人差」へのアプローチを行い、個人差解明に関する具体的なデータを紹介する。
(2023年12月22日 10:00〜12:00)
感性や感情は心理事象であり、心地よさなどの心理変数を生理的指標から評価しようとする分野のことを心理生理学と言います。脳波などの生理指標との対応関係は古くから研究されています。実際のところ、計測しても分かることに制限がありますが、実験心理学的な手法を組み合わせることで評価の範囲が広がります。
本講義では、心地よさに代表される感性や感情についての心理学な解説、脳波を中心とした生理指標の記録と分析、そして、最後に感情等の心理状態に対する脳波を用いた生理心理学的アプローチについて紹介します。
(2023年12月22日 12:45〜14:45)
就業中に座る椅子、毎日履いている革靴。この椅子は座りやすい、この靴は履きやすい、など様々なことを感じておられると思います。この感性は、製品とのやりとりによって生じますが、主観的で曖昧です。そこで、この感性に対して工学的手法でアプローチし、客観的に評価しようとするのが感性工学です。生理計測、心理計測、行動観察、さらには、コンピュータシミュレーションを用い、これらのデータと製品の特性との関係を検討して、心地良さなどを向上させる設計パラメータを探り出せば、消費者の心の琴線に触れるような製品を創ることも可能となります。
本講演では、感性工学の概要、感性計測と感性評価、歩く・座る・寝るといった日常的な基本動作に関する研究事例について紹介します。
(2023年12月22日 15:00〜17:00)
触知覚によって得られる快適性、心地よさは高次な感覚である。そのため、心地よさを理解し、心地よい製品を作り出すためには、単に物性との相関を調べるのみではなく、快適性と低次感覚との関係づけや、関係する低次感覚のメカニズムを明らかにすることが必要である。
本講演では、まず触感を特徴づける物理モデルの構築方法について説明し、次に、触感の快不快の物理的メカニズムの理解のための手法を紹介する。最後に、触感の解析を製品設計に生かした具体的事例をもとに、官能評価、機器測定の手法、および得られたデータの統計学的手法や機械学習による解析手法について説明する。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/4/15 | 脳波測定の基礎知識と応用 | オンライン | |
2025/4/16 | 脳内質感情報の理解と解読に基づく「質感」と「感性」の予測と制御 | オンライン | |
2025/4/23 | 官能評価の基礎と評価用アンケート作成と解析のポイント | オンライン | |
2025/4/24 | QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 | オンライン | |
2025/4/28 | 物体色の測定 (測色) ・評価・クレーム対策 | オンライン | |
2025/4/29 | 官能評価の基礎と評価用アンケート作成と解析のポイント | オンライン | |
2025/5/12 | QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 | オンライン | |
2025/5/13 | 測色の実践方法と色差の評価、管理 | オンライン | |
2025/5/15 | 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 | オンライン | |
2025/5/15 | 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 | オンライン | |
2025/5/23 | 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 | オンライン | |
2025/5/26 | 色と質感の感性手法評価 | オンライン | |
2025/5/26 | 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 | オンライン | |
2025/5/27 | 自動車シートの座りを「人間工学の眼」で観る | オンライン | |
2025/6/3 | 自動車シートの座りを「人間工学の眼」で観る | オンライン | |
2025/6/25 | 脳波の基本的特徴・測定方法と応用 | オンライン | |
2025/9/29 | 化粧品開発における感性価値の定量化と官能評価体制の構築・運用および商品開発への活用の勘どころ | オンライン |
発行年月 | |
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2024/5/31 | 脳波計測・解析の実用ハンドブック |
2024/4/30 | 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用 |
2023/10/20 | 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ |
2023/3/31 | “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方 |
2022/11/30 | 色彩の基礎知識と皮膚色の測定および定量化 |
2021/11/30 | ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術 |
2021/6/30 | 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明 |
2021/6/30 | VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例 |
2021/2/26 | 高級感を表現する要素技術と評価法 |
2020/7/31 | 生体情報センシングと人の状態推定への応用 |
2020/4/30 | 生体情報計測による感情の可視化技術 |
2019/2/28 | においを "見える化" する分析・評価技術 |
2018/6/30 | ヒトの感性に訴える製品開発とその評価 |
2018/5/31 | 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発 |
2017/6/30 | 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用 |
2017/5/31 | 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用 |
2016/4/28 | ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用 |
2014/10/27 | 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化 |
2014/5/10 | 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
2014/5/10 | 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書 |