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有機EL (OLED) 、μOLED、μLED、液晶、量子ドットなどの次世代ディスプレイ技術の現状と展望

有機EL (OLED) 、μOLED、μLED、液晶、量子ドットなどの次世代ディスプレイ技術の現状と展望

~光学素材、デバイス構造、封止バリア性、異物対策、国際規格対応、人体安全性など / 車載用途での視認性 、酔わないVR 、フレキシブル化の本命は / メタバース時代を迎えたゲームチェンジャーとなるのは~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、有機EL技術の基礎を解説し、最新技術開発動向及び課題、更に有機エレクトロニクスがもたらす真のインパクトについて詳解いたします。

開催日

  • 2023年7月26日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • メタバース時代に必要とされるディスプレイ技術の将来動向を知りたい方
  • ディスプレイ関連装置・材料・デバイス産業に参入したい方
  • ディスプレイ関連ビジネスの今後の展望を知りたい方
  • ディスプレイ関連装置・部材・デバイスメーカー、ディスプレイを応用した商品開発を検討・推進中の技術者、企画担当者
  • メタバース関連ディスプレイビジネスに投資を考えているVC投資関連団体、銀行の担当者

修得知識

  • メタバース関連の最新産業の市場動向
  • メタバースに要求されるディスプレイ技術概要 – 有機EL、LCD (液晶) 、LED (発光ダイオード) のそれぞれの優位性や課題等のベンチマーキング
  • 有機EL、LEDのデバイス構造とその製造方法
  • デバイスの評価方法
  • 各デバイスの問題点とその解決法
  • 有機EL材料、LED材料の基礎知識
  • 有機EL、マイクロLEDディスプレイ等の期待される応用分野と今後の方向性
  • LCD (液晶) の新たな展開。LCD (液晶) の今後
  • 最新有機EL事情 – メタフォトニックOLED,QD-OLED等
  • メタバースを見据えた有機EL,マイクロLED、LCD (液晶) の今後の課題と展望

プログラム

 コロナ禍がメタバース世界の進展を加速する。世界の生活を一変させたコロナ禍であるが、その間在宅勤務が大幅に増加した。また、どこでもつながるディスプレイや携帯しやすいディスプレイへの要求が一層加速した。さらにリモート環境による在宅勤務等が長くなると、より現実に近いバーチャルな環境が求められている。メタバース環境技術はそれを実現する極めて重要な技術であり、その技術の中核をなすのが、メタバースに適したディスプレイ技術である。目に優しい健康的なディスプレイへの要求が一層強くなるのは当然だが、より現実感を得るためのディスプレイや装着を意識しないゴーグルに適したディスプレイ技術、3Dディスプレイの将来像等、検討すべき技術課題が山積する。必然的に、有機EL) OLEDディスプレイ技術や最近急発展を遂げてきているμディスプレイ技術 (μOLED やμLED) を用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。
 上記の観点から見てOLED技術は現在どのレベルまで進展しているのか?実は、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。長寿命、高効率、高精細はもちろん、新機能である、フレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイもしかりで、ボトルネックであった実装技術にも評価すべき技術が登場してくるなど、急速に実用化に近づいている、また、ディスプレイの表示色性能をさらに向上するための量子ドット技術からも目を離せない。
 本講演では、有機EL、μOLED、μLED技術、量子ドット技術の現状を解説し、最新技術開発動向及び課題、更にこれらの新技術によるディスプレイがメタバースにもたらす真のインパクトは何か、液晶の将来は、などについて議論する。

  1. メタバース時代に生き残るディスプレイ
    - 有機ELが新たな段階に
  2. 最新有機EL技術を解剖する
    1. 有機ELの発展の足跡
    2. 有機ELの基本構造とその進化
    3. 製造工程の基本とその進化
      1. 蒸着法
      2. 印刷法
  3. 封止工程の基本と最新動向
    1. キャップ封止
    2. 薄膜封止
  4. 有機EL材料の基礎と最新動向
    1. 蛍光材料
    2. 燐光材料
    3. TADF材料
  5. サポート材料と塗布型材料
    1. 周辺材料
    2. 塗布型材料の現状と課題
    3. インクジェット
    4. 転写・グラビア
  6. 大型化有機ELディスプレイへの対応
    1. 有機ELディスプレイの基礎技術
      1. 蒸着型
      2. 塗り分け型
      3. 白色バックライト型 (LG型)
      4. 青色バックライト型 (Samsung型)
  7. μOLED、μLEDディスプレイの現状と将来
    1. μOLED、μLEDの概要
    2. μOLED、μLEDの製造
    3. μLEDの一番のボトルネック – 実装技術の現状
    4. マイクロLEDのマイクロLEDディスプレイ実現に必要な歩留まり
    5. AR、VRゴーグル、グラスの将来像と課題
    6. μLEDと大型ディスプレイ
  8. 量子ドットの現状と課題
    1. なぜ、量子ドットが期待されるのか?
    2. 量子ドット技術の概要
    3. 量子ドットの実用化された例
    4. 今後の展開
  9. 液晶の将来
  10. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 菰田 卓哉
    国立大学法人 山形大学 COI研究推進機構
    産学連携教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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