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UTG (Ultra-Thin Glass) のディスプレイでの応用と最新動向

UTG (Ultra-Thin Glass) のディスプレイでの応用と最新動向

~スマートフォンや車載パネル関連材料の動向 / UTGの取組み事例や実績~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年9月3日〜13日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年9月3日まで承ります。

概要

本セミナーでは、スマートフォン及び車載パネルのトレンド推移、設計タイプ、極薄ガラスの材料加工工程のフロー、ガラスの曲面加工品に対する顧客の要求、印刷等の問題解決、技術活用、各社の動きについて解説いたします。

開催日

  • 2025年8月25日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 折りたたみ式スマートフォン、車載パネルの機能及び関連部材、複雑形状等の印刷処理等に関心のある方
  • 極薄ガラスの多用途化の可能性追求、今後の方向性について関心のある技術者

修得知識

  • スマートフォン及び車載パネルのトレンド推移
  • スマートフォン及び車載パネルの設計タイプ
  • パネル及びUTGと呼ばれる極薄ガラス、周辺の材料加工工程のフロー
  • ガラスの曲面加工品に対する顧客の要求、印刷等の問題解決、技術活用
  • 各社の動き

プログラム

 携帯電話の普及が進み、車載メーカーがカーナビゲーションシステムのタッチパネル化を進めたのは1990年代であったが、2000年代に入り全体需要が飛躍的に拡大する。2000年代の後半になるとタッチパネル機能は静電容量方式が主力となる。それはスマートフォン市場がキッカケであったが、車載市場に広がり曲面パネルに展開される。
 スマートフォンは有機ELディスプレイのウエイトが高まり、有機材料で完結可能との考えがあるが、信頼性確保のためにUTGといった極薄ガラス需要が根強く存在している。
 一方で車載パネルに関しては、ディスプレイ内部にタッチパネル機能を取り組むタイプが近年は主力となり、多くのディスプレイ用途で信頼性の高いパネルが要求される。
 このような中で、UTGの極めてフレキシブルかつ強度的に強くできる可能性が多方面で認められるようになった。大型化、多用途化への可能性も広く検討されている。
 本セミナーでは、これら状況について実際に関わっている技術者とのヒアリング実績を踏まえて解説する。
 スマートフォン及び車載パネルがどのようなトレンドで推移しているのか、どのような設計タイプがあり、パネル及びUTGと呼ばれる極薄ガラス、周辺の材料加工工程がどのようなフローになっているのか、ガラスの曲面加工品に対しては顧客の要求に関して、印刷等の問題を解決するために、どのような技術が活用されつつあるのか、各社がどのような動きをしているのか、樹脂系材料との関わりも含めて全体像がデータ込みで把握できます。

  1. ディスプレイ向けガラスの製造技術と市場動向
    〜LCDからOLED〜Mini LED〜マイクロLED〜3D画像まで 材料市場はどのように進むか〜
    1. ディスプレイ用基板ガラス、カバーガラスの製造工程
    2. ディスプレイパネルの曲面化方法
    3. フォルダブルフォンを含めたディスプレイマーケットの調査
  2. タッチセンサー、タッチパネル材料について
    1. タッチセンサー用材料及び製造方式の著しい変化 (垂直統合型生産工程の紹介)
    2. 極薄ガラスの化学強化からフォルダブルディスプレイに必要な周辺技術
    3. スリミング技術の可能性と限界をデータで示す
  3. フォルダブルディスプレイに対応するUTGとロールtoロール〜実績推移状況〜
    1. ユーザーからUTGに求められる必須仕様
    2. UTGへの取組み事例
    3. 素材メーカー、素材加工メーカー、パネルメーカーの連携と一体化
  4. 三次元加工ガラスの技術的アプローチ
    1. 二次元加工ガラスと三次元加工ガラスでの商品開拓の方向性の違い
    2. レーザーダイレクトイメージング法による直描式露光装置の曲面ガラスへの活用事例
    3. 直描式露光装置のフイルムへの活用事例
  5. まとめ
    1. UTG及び周辺材料による新たな商品開拓の可能性を示す
    2. 業務用で量産化されている裸眼タイプ3Dディスプレイの今後の見通し
    • 質疑応答

講師

  • 藤田 卓
    株式会社 機能性ガラス研究所
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年9月3日〜13日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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