技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬を防ぐ工夫・再点検

QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬を防ぐ工夫・再点検

~不適切なQuality cultureと適切なQuality Culture / QA員はこういうところをチェックすべき / QA員だけで潜在リスクを抽出できるか~
オンライン 開催

このセミナーは2022年7月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日の間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2023年2月27日まで受け付けいたします。
(収録日:2022年7月25日 ※映像時間: 約4時間38分)

開催日

  • 2023年2月27日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬品品質システム (PQS) の基礎
  • 責任役員の具体的な責務
  • QA部門の具体的な責務
  • QA員に求められる資質
  • あるべき上司像

プログラム

 近年、医薬品企業において存続に関わる不正が後を絶たず、自浄力が低下しているのはなぜか。責任の所在の曖昧さ、実効性の伴わない形骸化した自己点検や教育訓練、PQSや知識管理といった言葉があるべき論に留まり、自分事と考えていない等原因は色々考えられる。医薬品の品質は外観では分からないため、ユーザーは企業を信頼するしかない。患者さんに健康リスクを負わさない高品質の製品を安定供給するという「品質方針」を掲げ、職員は担当業務において目標の実現に努める。医薬品品質システム (PQS) とは、社名に恥じない製品を提供しようと役職員が一丸となって品質指標の継続的改善を実践するQuality cultureと言い換えることもできる。
 適切なQuality cultureを醸成するタスクフォースとしてQA部門はどのようなことを実践すべきか、演者の考えをもとに一緒に考えようという講座である。

  1. 不正の根本原因は不適切なQuality culture (企業体質) に
    1. 最新GMPは医薬品品質システム (PQS) の構築を要請
    2. 「製品実現の達成」とは
    3. 管理できた状態の確立及び維持の確認とは
    4. 継続的改善の促進とは
    5. K化工/N医工の製造実態から学ぶ
    6. 後発薬企業で品質不正が続く原因は
  2. 不正に対する行政の対応
    1. 行政はチェンジマネジメントの支援へ (ICH-Q12ガイドライン)
    2. 総括製造販売責任者の権限に問題があった
    3. 製造管理者の責任が重くなった
    4. 責任役員は法令遵守のための指針を示すこと
  3. 不適切なQuality cultureと適切なQuality culture
    1. 問題はマネジメントレビューの実効性
    2. 経営陣が現物、現場、現実を見ない企業体質では
    3. データの信頼性と経営者の責務
    4. PQS=Quality Cultureと理解する
    5. Quality Cultureは「重要業績指標と職員の顔 (笑顔) 」に現れる
    6. 不適切なQuality Culture
    7. 健全なQuality Culture例
  4. サイトQAの役割
    1. そもそもQAとは
    2. サイトQAが関わる業務
  5. QA員はこういうところをチェックすべき
    1. うっかり、何となく、見逃しミスの原因
    2. ミスが発生したときの確認事項
    3. 曖昧な指示はミスの主因
    4. SOPをみれば企業のレベルがわかる
    5. QAは実効性のある記録かをチェック
    6. 記録の照査
    7. 構造設備は微妙に変化するもの
    8. 構造設備の維持管理のためには
    9. 自己点検を誤解していない?
    10. 点検シート依存の自己点検に走りがち
    11. その自己点検は意味があるの?
    12. リスクベース型点検を
    13. QA員に要求される資質
    14. 現場での点検項目例
    15. 自己点検には顧客満足度の視点も必要
    16. データガバナンスシステムの構築
  6. Quality cultureは上司の影響も大きい
    1. 駄目な上司が不正・隠蔽体質にする一因かも
    2. できる上司なら
  7. QA員だけで潜在リスクを抽出できる?
    1. 誰がリスクを知っている?
    2. 現場はノウハウの宝庫
    3. PQSの実践にはボトムアップの活動がいる
    4. 知識管理とは「知恵 (類推力・発想力) 」の醸成
    5. 知識・経験を加工 (知恵) できてこそ
    6. 「逸脱」の定義が不明確なままだと
    7. 「異常」を常態化させないのが重要
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/31 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/5/31 動物用体外診断薬における薬事規制と申請業務のポイント オンライン
2024/5/31 承認申請パッケージにおける外国データ利用のポイントと対面助言の事例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策