技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP・GQPにおけるQA部員の教育訓練 (GMP文書・記録類の照査) 入門講座

改正GMP省令対応

GMP・GQPにおけるQA部員の教育訓練 (GMP文書・記録類の照査) 入門講座

~初心者及び中小企業にむけたQA部員養成~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、GMPマターを評価するために必要な予備知識、照査 (レビュー) の必要性、照査 (レビュー) の留意点について事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2023年1月25日(水) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 改正GMP省令を踏まえたQAの役割の理解
  • GQP及びGMPにおける品質保証業務及び相互の連携の仕方のポイント
  • 品質保証及び品質照査のキーワードの習得
  • 品質照査 (レビュー) する上で必要な予備知識及び必要性
  • GMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) のコツ

プログラム

 医薬品の品質保証は、医薬品製造販売業 (GQP) 及び製造業 (GMP) の品質部門によるGMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) に左右される。2021年8月から施行になった改正GMP省令では、品質保証部門の設置と品質保証業務が遵守事項なった。このような状況を踏まえ、GQP及びGMPともにQA部員の養成が急務といわれている。
 このセミナーでは、QA部門において経験の少ない方々を対象に、GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要か、なぜ照査 (レビュー) が必要か、どのようなことに留意して、照査 (レビュー) をしなければならないのかの基礎及び事例を解説します。

  1. 第1部: 改正GMP省令を踏まえたQAの役割
    • 改正GMP省令では、品質保証を担う組織 (QA) が新たに新設された。「品質保証に係る業務を担う組織 (QA) 」とは、”製造部門及び品質管理に係る業務を担う組織が行う業務を保証“することを目的として設置される。QAの主要な業務について概説する
      • 改正GMP省令の全体像
      • 医薬品品質システムの業務におけるQAの役割
      • 製造所での承認事項の遵守におけるQAの役割
      • 製造管理業務におけるQAの役割
      • 製品品質照査におけるQAの役割
      • 安定性モニタリングに係る業務におけるQAの役割
      • 原料等の供給者の管理におけるQAの役割
      • 外部委託業者の管理におけるQAの役割
      • 製造所からの出荷の管理におけるQAの役割
      • バリデーション管理におけるQAの役割
      • 変更管理におけるQAの役割
      • 逸脱管理におけるQAの役割
      • 文書管理におけるQAの役割
      • 製造販売業者との連絡業務におけるQAの役割
  2. 第2部: 効果的な品質保証 (QA) のために
    • 製造販売業者及び製造業の最大の責務は最終製品に対する品質保証QAであり、QAの役割及びQA業務の基本となるGMPマターに対するキーポイントについて解説します。
      • 品質システムにおける “品質計画QP”“品質評価QC”“品質保証QA”“品質改善QI”の位置づけ
      • 品質保証のための二つのキーワードとは?
        • GQPとGMPとの諸関係とは?
          (製造販売業及び製造業におけるQAの相違点を含む)
      • 製造販売業と製造業との連携とQAの役割
      • PIC/S-GMPガイドにおける業務におけるAuthorized Person (AP) の責務
        • 品質照査のための三つのキーワードとは?
        • 適切性評価
        • 妥当性評価
        • 有効性評価
  3. 第3部: 品質照査 (レビュー) の留意点1:GMPマターを評価するために必要なる予備知識
    • QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。
      GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要かを理解する。
      • AUDIT&Reviewを知る
      • 委受託を知る
      • システム監査を知る
      • サブシステムを知る
      • GMPにおける文書・記録類の管理を知る
      • 逸脱を知る
      • 変更を知る
      • 購買管理を知る
      • 契約を知る
      • 教育訓練監査と文書監査を知る
      • 文書監査を知る
      • CSV監査を知る
  4. 第4部:品質照査 (レビュー) の留意点2:照査 (レビュー) の必要性
    • QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。
      GMPマターを評価するためには、なぜ照査 (レビュー) が必要かを理解する。
      • 原料・資材メーカー及び設備ベンダーの活動を知り、GMPレビューを理解する
      • 自己点検の目的を知り、GMPレビューを理解する
      • リスクマネジメントの目的を知り、GMPレビューを理解する
      • CMCセンターの活動を知り、GMPレビューを理解する
      • 文書・記録の一般原則を知り、GMPレビューを理解する
      • 製造記録における逸脱の精査を知り、GMPレビューを理解する
      • 適合性調査項目を知り、GMPレビューを理解する。
      • 温度記録チャートの確認項目を知り、GMPレビューを理解する。
      • 形式的レビュー及び内容レビューの本質を知り、GMPレビューを理解する
  5. 第5部:品質照査 (レビュー) の留意点3:照査 (レビュー) のポイント (事例)
    • どのようなことに留意して、照査 (レビュー) をしなければならないのかを理解する。
      • 製造工程装置の設計レビュー (評価適格性を含む)
      • 施設・製造工程装置の管理状態レビュー
      • バリデーション管理状態レビュー
      • 手順書 (運用ルール) に基づいた記録類のレビュー
      • 工程の製造記録の運用状態レビュー
      • 原料・資材の保管状態のレビュー
      • 包装表示保管管理状態のレビュー
      • 試験検査管理状態のレビュー
      • 試験記録・成績書など記録の運用状態のレビュー
      • 逸脱管理記録類の運用状態のレビュー
      • 変更管理記録類の運用状態のレビュー
      • 出荷判定記録類の運用状態のレビュー
      • 苦情記録類の運用状態のレビュー
      • 自己点検記録類の運用状態のレビュー
      • 照査 (レビュー) の横展開 (深堀レビュー)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)