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ステージゲートによる研究開発テーマの進捗管理と通過基準・評価項目の作り方

ステージゲートによる研究開発テーマの進捗管理と通過基準・評価項目の作り方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ステージゲート法の各ステージにおけるゲート通過基準の設定や、他の手法との組み合わせ、効果的な運用方法、各社の工夫点を詳解いたします。

開催日

  • 2022年11月10日(木) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部 ステージゲートによる研究開発テーママネジメントの実際

(2022年11月10日 10:30〜12:00)

 我々が直面している不確実性の時代においては、従来型の「先の読めるマネジメント (予め想定した結果に帰着する) 」には限界がある。これからは、外部環境の変化にアジャイルに対応するマネジメントの重要性が、研究開発領域だけでなくあらゆる場面で益々高まってくると考える。研究開発テーマの企画・推移 (進捗管理) において、ステージゲート法は広く利用されている。
 本セミナーでは、ステージゲート法の実際の活用方法や運用面での課題等について言及するとともに、発想や技術開発の「可能性」の芽を摘まず、且つ組織を構成するメンバーの関心と熱意を引き出し個性や力量を最大限に発揮する組織マネジメント視点も加えて、現場で参考になる示唆を与えたい。

  1. これからの世の中
    1. 外部環境の変化を直視する
    2. ESG、SDGs、CSV経営と自社独自性の提案
    3. パーパス経営と実現に向けた要件
    4. 両利きの経営と成功の秘訣
  2. 今後の価値づくりの方向性と研究テーマの設定
    1. 顧客価値創造の時代
    2. テクノロジー起点の研究テーマ創出
    3. 機会創出からリスク対応視点へ
    4. オープンイノベーションとその課題
  3. 研究開発テーマの評価
    1. 研究開発テーマの経営的位置づけ
    2. 研究開発テーマの着手前評価
    3. 研究開発テーマの進捗評価 (ステージゲート法)
    4. 研究開発テーマの終了後評価
  4. 研究開発テーマの成果を最大化するマネジメントのあり方
    1. 良いテーマを生むためのマネジメント
    2. 研究成果を事業化につなげる
    • 質疑応答

第2部 ステージゲートを用いた新規R&Dテーマの推進と評価項目の設定

(2022年11月10日 13:00〜14:30)

 研究開発テーマの管理のためにステージゲートを取り入れている企業は多いと思います。また、ステージゲート管理をどうするかなどは、各企業において検討されて実践されていることと思います。一方、ステージゲートの本来の役割は研究開発テーマを適切に推進するためのシステムであるにも関わらずそのような運用になっていないケースもあると思います。
 そこで、本講演では演者の経験を元にステージゲートを用いて新規R&Dテーマを推進するにはどうすればよいかという視点で、その制度設計や運用について述べたいと思います。

  1. 研究開発テーマの分類とその位置づけについて
  2. ステージゲートを導入する理由
  3. ステージゲートと研究開発ステージの関係
  4. ステージゲートの制度設計について
  5. 各ステージで考えるべきポイントと評価項目の設定
  6. 研究開発テーマを推進するためのステージゲートの運用について
    • 質疑応答

第3部 ムラテックにおけるステージゲートの評価項目の作り方と効果的な運用方法

(2022年11月10日 14:45〜16:15)

 ムラテックではR&Dテーマ推進の基本として「全社開発マネジメントの構図」を重視しています。これは開発の前段 (企画) に当たる「何を?」「武器は?」という部分と、後半 (実施) に当たる「どのように?」を構図化したものです。R&Dテーマはロードマップを活用し部門の課題とR&Dの要素技術をクロスさせ、設定します。承認されたR&Dテーマは基礎開発をステージゲートで行い、製品開発は事業部のデザインレビューを用いて推進します。それを部門で分断することなく連携して運用するために「全社開発マネジメントの構図」を共有することが大切です。また、複数の出口を、シナリオプランを使って考え、それをロードマップに展開する試みについてもご紹介します。

  1. ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
    1. ムラテックの紹介
    2. 全社横断的な開発体制の構築
  2. 全社開発マネジメントの実践
    1. ロードマップを核とした開発連携とプラットフォーム技術戦略
    2. ステージゲートを活用したカオスのマネジメント
  3. ステージゲートの評価項目の作り方と効果的な運用方法
    1. VSOP企画書を用いた評価項目の作り方
    2. ステージゲートの効果的な運用方法
  4. シナリオプランとロードマップへの展開
    1. シナリオプランとは
    2. シナリオプランの活用事例
    • 質疑応答

講師

  • 植村 真樹
    日本化粧品技術者会 東日本支部
    事務局長
  • 宗像 基浩
    メルクエレクトロニクス株式会社 セミコンダクターマテリアルズ 薄膜ソリューションズ SOD開発部
    部長
  • 中尾 敬史
    村田機械 株式会社 研究開発本部 全社開発推進
    シニアエキスパート

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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