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技術戦略ロードマップの作成・利用における実践的ないくつかのポイント

技術戦略ロードマップの作成・利用における実践的ないくつかのポイント

~形骸化しがちなマネージメントを実運用するための視線を持とう~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、技術戦略ロードマップを効果的に活用するためのポイントを実例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2022年8月29日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 中長期的な研究開発戦略を推進することが求められる企業の経営者、マネージャー
  • 研究開発部門、企画部門、知財部門、標準化担当部署のリーダー/担当者
  • 研究開発ナショナルプロジェクトに参画する企業のマネージャー/担当者

修得知識

  • 技術ロードマップの基礎知識
  • 自社・自部署の推進するプロジェクト全体像
  • 自プロジェクトと他社・他部署のプロジェクトの相対的な関係について俯瞰的な視点で議論できる情報

プログラム

 ロードマップ作成の教科書的な情報には、多くの方がこれまでに触れてきたと思う。しかし、実際の運用では思ったようには行かない。教科書的に説明されているロードマップの姿が理想的すぎて、現実の場面にそぐわないのである。
 ロードマップによる社内・部内マネージメントが期待通りに運用できないときに確認すべきポイントを断片的ではあるが紹介する。加えて、技術開発と並行しながら社会情勢を把握するとともに、標準化や規制などの社会システムとの関係もロードマップに取り入れていくべきである。技術者には、直接なじみの少ない政策的情報源なども紹介する。
 こうした豆知識が、実践的な場面において期待以上の効果を発揮するであろう。体系だった講座構成をあきらめ、より多くのポイントや実例を紹介する実践講座と捉えていただきたい。

  1. 技術ロードマップの概要
    1. プロジェクトを技術ロードマップに落とし込む
      • ロードマップは事業計画書そのもの
    2. ロードマップマネジメントの一般的手順
      • ステージゲート方式
    3. 目的別の使い分け
      • 意思疎通範囲の明確化
      • 戦略型ロードマップ
      • 広報型ロードマップ
      • 戦術型ロードマップ
  2. ロードマップは意思疎通ツールであるという意識共有
    1. 情報共有のプラットフォーム
      • ロードマップの役割
      • ロードマップ利用者の立場で作成
      • 顧客価値に結び付ける
    2. ポートフォリオは差別化のために
      • ポートフォリオの軸の例
    3. エントリーマーケットの探索
      • エントリーマーケットの役割
    4. プロジェクト撤退の意思決定・説得材料として重要
  3. ロードマップ利用に伴うデメリットの回避
    1. 公的ロードマップをどう捉えるか
      • 経済産業省技術戦略マップについて
      • 欧州や米国の例との比較
    2. 他社のロードマップを推定しようとする視点を持つ
      • フレームワーク
    3. 社会システムとの整合性は考慮されているか?
  4. 規制適正化や標準化戦略をロードマップに組み込むための参考実例
    1. 熱交換型換気扇の例
      • 発明、特許化、業界標準、JIS化の時系列
      • 社会システムによる普及のバックアップ効果
      • 規格の付属書を戦略的に利用
    2. 太陽光発電の例
      • 規制適正化によって市場化が可能になった事例
      • 事業者、消費者のそれぞれの視点から見た規制適正化の必要性
    3. 政府機関の行動原理を理解しておこう
      • 経済産業省における政策選定プロセスの例
      • 規制適正化プロセスの課題 (政策側、企業側)
  5. オープンイノベーションへの応用
    1. 共同研究に向く研究者の見分け方
      • 公的研究機関の実情
      • 共同研究に向く研究者の見分け方
    2. 忍耐力を利用するシナリオを探せ
      • 忍耐力を利用するシナリオを探せ
      • 自前主義を好循環させる工夫を考えよ

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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