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軟包装を巡る国内外のリサイクル促進の法制化とリサイクル手法の開発動向

軟包装を巡る国内外のリサイクル促進の法制化とリサイクル手法の開発動向

~環境問題及び衛生性に係る規制動向 / リサイクル促進の法制化とリサイクル手法の開発、モノマテリアル化、バイオマス化、紙化、デジタル印刷等の動向 / 透明蒸着フィルム、電子レンジ自動開封包材等の機能性包材のトレンド~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、軟包装材料の加工方法、材料設計の考え方から開発のトレンドまで経験豊富な講師が詳解いたします。

開催日

  • 2022年6月29日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 軟包装材料の開発に従事する方
  • 軟包装材料を利用する方

修得知識

  • 包装材料の欧州でのリサイクル推進指令
  • 包装材料の国内におけるリサイクル目標の法制化
  • 軟包装のモノマテリアル化に向けた業界の動向
  • 軟包装のモノマテリアル化の実例
  • 軟包装のモノマテリアルに必要な透明蒸着フィルムの動向
  • 国内の軟包装モノマテリアル化出願特許
  • 軟包装のリサイクル方法
  • 欧州での軟包装のメカニカルリサイクル
  • 軟包装の油化によるリサイクルの動向
  • 油化関連特許
  • 軟包装の紙化
  • バイオプラスチックの軟包材への利用
  • バイオプラスチックの軟包材への利用に関する国内特許

プログラム

 地球規模の温暖化、気候変動の主要因は温暖化ガスの排出と言われており、主な温暖化ガスである炭酸ガスの排出を世界的に抑制していかなければならない。そのため、各国は様々な政策実施を迫られている。日本も、2050年の「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を宣言している。包装材料は内容物を保護し、安全に使用者 (消費者) の手に届けるという使命がある。しかし、一旦内容物が使用されると、包装材料はゴミとなってしまう宿命にある。特にプラスチック製包装材料は、海洋汚染、廃棄物輸出禁止等の問題提起を踏まえて、欧州を中心にリサイクルに向けた動きが活発化している。軟包装は多種の素材からなり、マテリアルリサイクルは困難である。そこで、リサイクルし易い設計として、軟包装のモノマテリアル化が提言され、そのための材料開発が進められている。
 プラスチック製包装材料のリサイクル手法としては種々あるが、日本ではPETボトル以外のマテリアルリサイクルは僅かであり、サーマルリサイクルが主流である。欧州では、サーマルリサイクルはリサイクルとして認められず、ケミカルリサイクルを含めて軟包装のリサイクル手法の開発が進められている。また、プラスチックの使用量の削減及びカーボンニュートラル素材ということで、プラスチックから紙への材料変更も行われている。紙と同様に、カーボンニュートラルという観点からバイオプラスチックの利用も進んでいる。
 軟包装のモノマテリアル化及びリサイクル手法の開発動向を特許情報を交えて述べる。また、紙及びバイオプラスチックの軟包装への利用についても述べる。

  1. プラスチック製容器包装廃棄物規制動向
    1. EUのプラスチック環境戦略と背景
    2. グローバル企業の動向
    3. 日本のプラスチック環境戦略
  2. 軟包装のモノマテリアル化の方向性と実例
    1. CEFLEXのガイドライン
    2. 海外のモノマテリアル化例
    3. 国内のモノマテリアル化例
    4. モノマテリル化出願特許
  3. 軟包装のモノマテリアル化に不可欠な透明蒸着
    1. 透明蒸着とは
    2. 透明蒸着海外メーカー
    3. 透明蒸着国内メーカー
  4. プラスチックのリサイクル
    1. リサイクルの定義
    2. 国内のプラスチック製容器包装のリサイクル
    3. マテリアルリサイクル
    4. ケミカルリサイクル
  5. 海外の軟包装リサイクルの開発動向
    1. メカニカルリサイクル
    2. 油化
    3. ガス化
    4. ケミカルリサイクル関連特許
  6. 軟包装の紙化
    1. 紙化の構成
    2. 紙化の実例
  7. バイオプラスチック
    1. バイオプラスチック利用の意義
    2. バイオプラスチック材料
    3. バイオプラスチックの軟包装への利用
    4. バイオプラスチック関連国内特許
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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