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SDGsの経営、事業戦略への導入と研究開発テーマの発掘、進め方

SDGsの経営、事業戦略への導入と研究開発テーマの発掘、進め方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、自社の事業とSDGsを結びつける着眼点と研究開発テーマへの落とし込み方について詳解いたします。

開催日

  • 2022年4月8日(金) 10時00分 16時45分

プログラム

第1部. 自社のコア技術を活用したSDGs関連“新事業アイデア“の創出

(2022年4月8日 10:00〜11:30)

 2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標として「持続可能な開発目標 (SDGs) 」が設定されました。企業部門においては、企業価値の増大や投資を呼び込む際にESGを考慮する動きが広がると共に、事業の拡大や維持を行う際にもこのSDGsに対応することが重要と認識されつつあります。そこで、各社SDGsに対応した事業展開を検討するものの、自社との接点見出すことが上手く出来ずに苦戦しているケースも見受けられます。
 そこで本セミナーではSDGs関連の新事業アイデア創出に取組む一つの視点として、自社の技術をSDGsとマッチングさせるための考え方についてご紹介致します 。

  1. 技術とは
  2. 自社技術を活用した新事業構想を進める意義
  3. 自社技術の可視化
  4. 技術評価とコア技術設定
  5. コア技術情報の管理と運用
  6. SDGsの目標・ターゲットと社会課題
  7. 機能展開による社会課題の技術課題への変換
  8. SDGsとコア技術のマッチングからの新事業アイデア創出
  9. 新事業アイデアから新事業計画策定・事業化推進へ
  10. 活動実践事例
    • 質疑応答

第2部. 富士通における SDGsの取り組みと実施体制

(2022年4月8日 12:15〜13:15)

 富士通では「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」とのパーパスを掲げ、ビジネスと社会の目標を一致させ、社会課題解決のための価値を提供していく取組みを進めています。このパーパスの目指すところはSDGsとも一致していると考えています。私たちは、新たなビジネスブランド「Fujitsu Uvance」を基軸とするビジネスと、企業として取り組むべき重要課題をグローバルレスポンシブルビジネス (GRB) と位置づけた非財務の取り組みの両側面から、パーパスの実現、そしてSDGsへの貢献を目指しています。
 本講では、Uvance事業やGRBの取り組み事例を通じて、富士通の目指すサステナビリティ経営について紹介します。

  1. 企業がSDGsに取り組む意義とは
  2. 富士通のSDGsへの取り組み
    1. 富士通のパーパスとは
    2. 価値創造モデルと財務・非財務の考え方
    3. サステナビリティ経営を実現する推進体制
    4. サステナビリティ経営における重要課題への取り組み
      (グローバルレスポンシブルビジネス (GRB) )
    5. マインドセット・カルチャー変革に向けた取り組み
    6. 新しい時代に求められるビジネスとは
    7. エコシステム形成の重要性
    8. 社会課題を起点とするビジネスに向けた取り組み
    9. SDGs浸透に向けた社内の取り組み
    • 質疑応答

第3部. コーセーにおける新たなSDGsに対する化粧品研究「SDGx」の取り組み

(2022年4月8日 13:30〜15:00)

 「化粧品」とは、薬機法にて『人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものを言う』と定義されている。具体的には、化粧水、クリーム、シャンプー、ファンデーションなど多くの製品が該当する。
 化粧品業界における研究としては、上記のような製品の「製剤研究」から健やかに保つ対象としての「皮膚研究」「毛髪研究」が中心であったが、今後の化粧品研究の課題としては、『サステナビリティ』『デジタル』『グローバル』の視点を加えた開発が非常に重要になってくると考えている。これらの3要素は複合的な面で関連しており、化粧品研究の対象として、我々としては注力すべき領域であると考えている。それらに向けた変革を「SDGx」とした。

  1. コーセーの研究開発
    1. コーセー研究開発理念
    2. Sustainableへの取り組みの重要性
    3. 研究対象としてのサステナビリティへの取り組み
    4. 研究対象としてのサステナビリティへの取り組み (2)
  2. 研究対象としての新たなSDGs (Sustainable, Digital, Global)
    1. 研究対象としてのDigital Transformation (DX) の重要性
    2. カウンセリングのDXに対しての技術開発
    3. 処方開発のDXに関する技術開発
    4. 研究対象としてのGlobalization (Global Transformation (GX) ) への取り組み
  3. これからの化粧品研究における課題 「複合的なSDGx」
    • 質疑応答

第4部. OKIのイノベーション・マネジメントシステム “Yume Pro”とSDGsの目標達成を目指す研究開発事例

(2022年4月8日 15:15〜16:45)

 OKIは、国際標準ISO 56002に基づくイノベーション・マネジメントシステム (IMS) “Yume Pro”にて「全員参加型のイノベーション」を推進。「社会の大丈夫をつくっていく」ために、SDGsの社会課題解決に向けたイノベーション戦略を設定し、新たな事業開発を行っている。
 本講演では、OKIのIMSの概要とそのための企業文化改革活動、その成果としての開発事例を紹介する。

  1. ESGを軸としたOKIの経営戦略
  2. イノベーション戦略
  3. OKIのイノベーション・マネジメントシステム “Yume Pro”概要
  4. OKIの企業文化改革活動
    • イノベーション研修
    • ダイアログ
    • Yume Proフォーラム
    • Yumeハブ
    • Yume Proチャレンジ
  5. IMSに基づく研究開発プロセス … Yume Pro B/T STEP
  6. SDGsの目標達成を目指す研究開発事例
    • 質疑応答

講師

  • 近藤 晋
    株式会社 日本能率協会コンサルティング R&Dコンサルティング事業本部
    執行役員 / 本部長 / シニア・コンサルタント
  • 藤井 宏紀
    富士通 株式会社 サステナビリティ推進本部 企業パーパスアクティベイト室
    シニアマネージャー
  • 浜松 和芳
    株式会社コーセー 研究所 研究戦略室
    室長
  • 藤原 雄彦
    沖電気工業 株式会社
    執行役員 イノベーション責任者 (CINO) 兼 技術責任者 (CTO)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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