技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

SDGsを踏まえた高分子分野の新規開発テーマ (アーカイブ配信)

視聴可能期間 : 2021年12月17日~28日

SDGsを踏まえた高分子分野の新規開発テーマ (アーカイブ配信)

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子分野における新製品開発の経験豊富な講師が、高分子材料の新規開発テーマについて詳解いたします。

開催日

  • 2021年12月24日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 連日のように「プラスチック製品による環境悪役論」が報道テーマとして取り上げられています。一方では、2015年に国連サミットで決められたSDGsという理念に、相応の注目が集まるようになりました。
 また、企業からの技術広報発信にも変化が見られ、それまでの “環境に配慮する企業の姿勢訴求” の枠を飛び出し、[持続可能で人々が理想的と考える社会を標榜する企業姿勢]がマーケティングツールとして力を持ち始めています。これらの新たな価値観が交錯する中で、高分子製品は残念なことに守勢に立たされています。
 本講演では、単一企業では得られにくい重層的な情報を紹介します。また、過去に失敗した高分子関連新規テーマとその製品を検証し、それにゴーサインを出した企業における意思決定の在り方も考えます。
 新規テーマ確立のための支援実績が豊富な講師の経験を加味しながら “多面的な論点と新鮮な情報に接する時間” を目指しつつ、プログラムを構成致しました。

  1. 環境問題を巡る動き
    1. SDGs [持続可能な開発目標] 入門
    2. 二酸化炭素排出をめぐる国際動向と日本の法体系
    3. 高分子分野の環境用語
      • 生分解性プラスチック
      • バイオマスプラスチック
      • バイオプラスチック
      • グリーンプラスチック
      • バイオミネラリゼーション
      • 温室効果ガス
    4. 主な環境統計資料の解説
      • 本テキストには最新の環境関連資料・統計類が付録として収載されています
  2. 有望テーマを探すための情報と視点
    1. 新規テーマを模索する方が備えるべき教養
    2. SDGsと高分子製品群の相反性
    3. FCVがCO2排出源であることを見抜けない世論との対峙
    4. 新規テーマの自社完結が困難化する時代
  3. 温故知新 挫折の新規テーマから学ぶこと
    1. 化学屋の独り相撲「天然物の合成化」
    2. 大市場形成を夢見た「生分解性プラスチック」
    3. 完敗の「電波吸収体」および 技術の大局観
    4. 仮死状態が続く「ナノテクノロジーテーマ」
  4. テーマ構築に求められる多様な論点
    1. 結局は見積書が支配する高分子製品市場
    2. 世界分業における日本の立ち位置 考
    3. マーケテイングとしてのSDGs訴求と環境訴求の効果
    4. 市場が待望している機能性高分子製品の実像例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 渡辺 聡志
    材料技術研究所
    技術コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 35,700円 (税別) / 39,270円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様でお申込みの場合、1名につき 35,700円(税別) / 39,270円(税込) (7,700円 割引)
  • 3名様以上でお申込みの場合、1名につき 32,700円 / 35,970円(税込) (11,000円 割引)
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 71,400円(税別) / 78,540円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 98,100円(税別) / 107,910円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 録画したセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日、撮影日から10日以内を目途に、メールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は、2021年12月17日~28日です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・郵送いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 熱分析の基礎と測定・解析技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/10 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/13 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/14 研究・実験データ収集、管理への仕組み作りと蓄積データの活用 オンライン
2024/5/14 R&Dマーケティング「基本編」「実践編」2日間セミナー オンライン
2024/5/14 研究者・技術者が価値ある活動を行うために絶対に知っておかなければならないマーケティングの基本理論 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/14 間違いだらけの新規事業2024 東京都 会場・オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/15 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成と強化手法 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場

関連する出版物

発行年月
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書