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UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価

UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価

~硬化不良はなぜ起こるのか、影響を及ぼす要素解説と硬化反応の評価~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、UV硬化樹脂の基礎から解説し、UV硬化の最適化、評価、測定について解説いたします。
また、一般的なDSC装置を改造して、光DSC装置として利用した事例も紹介いたします。

開催日

  • 2024年5月15日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • UV硬化樹脂を使用している技術者
  • UV硬化樹脂の使用を検討している技術者

修得知識

  • UV硬化樹脂の硬化不良の原因と対策、未然防止策
  • 硬化不良問題の有無の正しい評価
  • 硬化率の具体的な測定手順

プログラム

 UV硬化樹脂は液状で供給されユーザーが硬化させるものであり、その化学的挙動や硬化技術についての基礎的な理解が足りないと硬化不良を起こしやすいという難点があります。一方、UV硬化樹脂の硬化状態の評価方法は数多く存在しますが、物理的な評価だけに頼っていると化学反応としての硬化が不完全であることを見逃す場合があります。
 そこで本セミナーでは、主としてアクリル系のUV硬化樹脂について、まず材料技術と硬化技術の両面で硬化に影響する基礎項目を挙げ、次に化学反応に着目し硬化反応を評価する2つの手法として、FT – IR装置を使用する方法と光DSC装置を使用する方法について説明します。その具体的な手順については、セミナー当日に理解しきれなかった場合でも、あとでテキストを読めばわかるように書かれています。これらの評価手法については間違いやすい点なども解説し、さらに両手法についてデプスプロファイル (深さ方向の硬化率分布) 解析への応用を紹介します。
 また、光DSC装置は世界でも数種類の機種しか販売されていませんが、本セミナーでは一般的なDSC装置を一時的に改造して光DSC装置として利用した事例を紹介します。

  1. はじめに
    1. UV硬化樹脂の位置付け
    2. UV硬化樹脂の長所・短所
    3. UV硬化樹脂の適用例と硬化不良例
  2. UV硬化樹脂の材料技術
    1. 主な成分とその働き
    2. 硬化反応メカニズム
    3. 硬化反応に影響するもの
    4. その他の成分
  3. UV硬化樹脂の硬化技術
    1. UV照射装置の選定・注意点
    2. 積算光量の誤解
    3. 酸素阻害とその対策
    4. その他硬化状態に影響するもの
  4. UV硬化樹脂の硬化状態の評価技術
    1. 物理的方法
    2. 化学的方法
  5. FT – IR法による硬化率測定
    1. 装置
      1. 赤外分光分析の原理
      2. 装置の構成
    2. 測定手順
      1. 対象ピーク
      2. 手順
    3. 注意点
      1. 用語
      2. スペクトルの横軸
      3. スペクトルの縦軸
      4. 透過率と吸光度の関係
      5. 試料厚
    4. デプスプロファイリング技術
  6. 光DSC法による硬化率測定
    1. 装置
      1. DSC装置
      2. 光DSC装置
    2. 測定手順 (内部硬化法)
    3. 測定手順 (外部硬化法)
    4. 注意点
      1. 内部硬化法と外部硬化法の結果の不一致
      2. 吸熱因子とその補正
    5. デプスプロファイリング技術
    6. DSC装置の光DSC化
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 並木 陽一
    積水ポリマテック株式会社 品質保証部

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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