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渡辺 聡志

所属

材料技術研究所

役職

技術コンサルタント

学位

技術士 (化学部門)

経歴

東証一部上場の大手ゴム会社の研究所を経て1988年、旧東芝シリコーン株式会社入社。
それまで業界では不可能視されていた数多くの高機能性シリコーン組成物を開発。また、シリコーンに適した新しい原材料開発を多分野に亘り成し遂げた。
在職中の特許出願は100件を超え、学会講演や書籍執筆多数。
天然ゴムからエピクロルヒドリン、シリコーンに至る、全ての種類のエラストマーについて実践的な配合設計経験を有する、日本でも稀有な技術者である。
2002年、技術コンサルティング会社を設立。高度な専門能力を有する複数のコンサルタントを擁し、その技術力は海外メーカーからも注目されている。
配合技術に関する日米の特許多数。ゴムに関する著作も数多い。
また、カーボンブラックの設計にも精通し、三菱化学の「3030B」やアセチレン法カーボンブラックの新規開発に参画した。
最近では、月刊誌「ポリファイル」ゴム特集において「役に立ちそうで 立たない 暇なら読んでもいい ゴムのはなし」と題し、豊富なエラストマーに対する知見と共に近年のゴム業界への憂いと激励を綴り、好意的な反響を呼んでいる。
セミナーにおいては「目からウロコの組成物設計講座」のシリーズ講演をスタートさせ、好評を博している。

長い間、未開拓であった「低硬度熱伝導性シリコーンゴム」という製品領域を確立させた技術者として知られている。熱伝導用セラミックスの開発にも携わり、セラミックス製造時における微妙な焼成条件が組成物に及ぼす影響についても、数多くの知見を有している。
また、日本ではほとんど知られていなかった熱伝導率測定法「Hot-Disc法」の有効性に早くから着目し、誤差要因のきわめて多いレーザーフラッシュ法に代わる方法として、普及にも尽力している。熱伝導技術に関する著作は数多く、現実に根差した数多くの論述は多くの読者を引き付けている。

ひとつの技術領域にとらわれず、カーボンブラック、シリコーン、ゴム、導電性組成物、熱伝導性組成物など、様々な技術領域に深い専門的知識を有する。それゆえ、千変万化の製品開発・技術現場における課題に対し、膨大な知識と本質を捉えた化学的理論で、総合的に優れた解決策を導き出すことに卓越している。受講者からは「メーカーから聞けない内容を多く聞けて、とても勉強になった」「全体的に技術に深い知識があり勉強になった」との感想が寄せられる等、その広く深い技術的知見と経験が無駄なく反映された講演を繰り広げ、好評を博している。

講演したセミナー

会場 開催方法
2024/3/26 熱伝導性組成物 設計指南 オンライン
2024/3/15 熱伝導性組成物 設計指南 東京都 会場・オンライン
2023/11/20 なるほど 納得 シリコーン オンライン
2023/11/8 なるほど 納得 シリコーン 東京都 会場・オンライン
2023/3/22 フィラー 素材理解と選定・配合・混練の技術 オンライン
2023/3/10 フィラー 素材理解と選定・配合・混練の技術 東京都 会場・オンライン
2022/10/17 なるほど 納得 シリコーン オンライン
2022/10/7 なるほど 納得 シリコーン 東京都 会場・オンライン
2022/7/19 ゴムの配合設計力向上のための技術と情報 東京都 オンライン
2022/7/8 ゴムの配合設計力向上のための技術と情報 東京都 会場・オンライン