技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全固体リチウム二次電池の開発状況と展望

全固体リチウム二次電池の開発状況と展望

~部材から電池開発、海外動向まで~
オンライン 開催

開催日

  • 2021年12月14日(火) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 電池および電池部材の開発に携わる方
  • 新しい電池に関心がある方
  • セラミック材料および技術の新展開に関心がある方

修得知識

  • 二次電池に関する基礎知識
  • リチウムイオン電池の課題と全固体化のメリット
  • 全固体リチウム二次電池の構成部材、設計、可能性

プログラム

 安全性の向上を目的に、リチウム二次電池の全固体化が図られている。この全固体化とは、可燃性の有機溶媒を含む電解液を不燃性の固体電解質に置き換えることである。この新しい電池を実現するためには、電解液の使用を前提としたこれまでの材料や電池作製技術だけでは不十分であり、新たな材料や電池作製技術が必要である。特に電池反応が進行する電気化学界面を固体と固体の接合で形成する方法が必要になる。
 本講演では、二次電池の基礎からリチウムイオン電池の課題と全固体化のメリットを解説し、その後、具体例を交えながら、全固体リチウム二次電池の部材開発や電池設計を紹介する。また、最近の話題を含めて、全固体リチウム二次電池の開発状況を紹介する。

  1. 二次電池の基礎
    1. 電池の構成部材
    2. 充放電反応
    3. リチウムイオン電池の現状
  2. 全固体リチウム二次電池
    1. 全固体化とは?
    2. 全固体化のメリット
  3. 全固体リチウム二次電池の構成材料
    1. 固体電解質の種類と特徴
    2. 電解液との比較
    3. 適用できる電極材料
  4. 全固体電池の設計
    1. 固体 – 固体界面の形成
    2. イオン伝導助剤の適用
    3. 中間層の導入
  5. 三次元構造化
    1. 三次元構造化のメリット
    2. バイポーラ型電池
  6. 全固体リチウム二次電池の用途展開
    1. モバイル・小型/薄型
    2. 自動車用・大型
  7. 従来型リチウムイオン電池との比較・棲み分け展望

講師

  • 棟方 裕一
    東京都立大学 大学院 都市環境科学研究科
    助教

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 43,000円 (税別) / 47,300円 (税込)
複数名
: 19,000円 (税別) / 20,900円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 19,000円(税別) / 20,900円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 57,000円(税別) / 62,700円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,000円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 86,000円(税別) / 94,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 129,000円(税別) / 141,900円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/24 リチウムイオン電池向け正極材の開発動向と今後の展望 オンライン
2025/9/30 三次電池の基礎から最新動向:エネルギーハーベスト オンライン
2025/9/30 Liイオン電池 (LIB) 用セパレータの基礎、材料および製造技術と最新動向 オンライン
2025/9/30 リチウムイオン電池のリサイクルの動向と今後の展望 オンライン
2025/10/7 固体高分子形燃料電池の動作原理と数値解析 オンライン
2025/10/8 固体高分子形燃料電池の動作原理と数値解析 オンライン
2025/10/10 AEM水電解装置と構成材料の開発動向、今後の展望 オンライン
2025/10/15 Liイオン電池 (LIB) 用セパレータの基礎、材料および製造技術と最新動向 オンライン
2025/10/20 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/20 全固体電池の材料・構造・製造技術と研究開発動向 オンライン
2025/10/21 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/21 リチウムイオン電池のBMS (バッテリーマネジメントシステム) 構築入門 オンライン
2025/10/22 リチウムイオン電池のBMS (バッテリーマネジメントシステム) 構築入門 オンライン
2025/10/23 リチウムイオン蓄電池最適管理のための残量・劣化推定技術解説 オンライン
2025/10/23 欧州 (EU) バッテリー規則動向と求められる対応策 オンライン
2025/10/24 欧州 (EU) バッテリー規則動向と求められる対応策 オンライン
2025/10/27 「次世代型燃料電池」の構造、部材、設計、応用と今後の展望 オンライン
2025/10/27 インピーダンス法によるリチウムイオン電池の計測・評価技術 オンライン
2025/10/28 インピーダンス測定・解析 オンライン
2025/10/28 インピーダンス法によるリチウムイオン電池の計測・評価技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/19 2021年版 モビリティ市場・技術の実態と将来展望
2021/2/19 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/12/1 リチウムイオン電池の安全性確保と関連する規制・規格と表示ルール 2021
2020/11/13 2021年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2020/8/21 2020年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2020/4/17 2020年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/11/29 リチウムイオン電池の分析、解析と評価技術 事例集
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2019/5/24 2019年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2019/3/22 2019年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/3/22 2020年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/2/22 2019年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例