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中国最新薬事規制及び日中薬事・メディカル表現の比較

中国最新薬事規制及び日中薬事・メディカル表現の比較

~中国語メディカルライティング 入門編~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、中国薬事の実務担当者による、初心者向け中国語メディカルライティング講座です。
中日両国における医薬情報知識やメディカルライティング実務から中国語メディカルライティングの基礎ならびに留意点について丁寧に解説いたします。

開催日

  • 2021年9月29日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 新薬開発、海外薬事、申請資料作成、メディカルライティング、レギュラトリーサイエンスに携わる方
  • これから中国市場開拓と中国薬事関連事業に携わる方
  • 日中医薬交流事業に携わる官民学担当者

修得知識

  • 中国語メディカルライティングの基本
  • 日中薬事表現の差異
  • 日中メディカル表現の差異
  • 日本人が間違いやすい中国語翻訳の注意点
  • 中国語のCTD用語とメディカルライティング技法
  • 医学・薬学・法令における中国語独特の表現
  • 句読点・国際単位・頻度等における日中差異

プログラム

 近年、中国医薬品産業の規模拡大に伴って医薬学研究レベルも高まりつつあって、生命科学分野の論文発表総数や特許登録件数は世界トップレベルまで登ってきました。今後中国語の論文や薬事法規の解読、及び中国語を用いる承認申請資料の作成は日本国内の各現場で大変重要となり、中国語メディカルライティングの技能の形成は必要性が高まってくるかと考えられます。
 本講座は、北京大学医学部、北京協和病院、日本国立大学及び日本製薬企業で過去38年間にわたり経験した日中両国における医薬情報知識やメディカルライティング実務から中国語メディカルライティングの基礎ならびに留意点について丁寧に解説いたします。
 本講座の内容は中国語メディカルライティングの基礎能力を形成するものと考えますが、これから中国語メディカルライターを目指す方にも是非身に着けておいて頂きたく存じます。初心者の方でも理解できる明瞭な解説に心掛けますのでご参加をお待ちします。
 また、本講座は日中間の薬事・医学・薬学・化学・法律等の分野における日中表現の差異について、いままで公開しなかった数多くの具体例を提示し、挿絵でリアルに説明いたします。日中医薬交流事業に携わっている官民学担当の方やレギュラトリーサイエンスに携わっている中堅社員とミドルマネージャーの方にもお役を立ちたく存じます。

  • 序言
    • 誤訳の山、だからこそ異文化を理解する努力が必要か
    • 薬事メディカル誤訳による誤解をなくしたら (五大メリット)
  1. 中国語メディカルライティングの基本
    1. 漢字圏の真実と本質
    2. 中国語メディカルライティングの特徴 (日中共通と相違点)
    3. 中国の科学研究費と論文数
    4. 中国ライフサイエンスの研究とSCI現状
    5. 中国の特許登録件数
    6. 中国CTD資料作成の規範
    7. 中国当局が指摘したCTD資料の問題点
  2. 中華医学会が推薦する医学用語
    1. 「心肌梗死」と「心肌梗塞」
    2. 「食管反流」と「食道返流」
    3. 「霍奇金病」と「何杰金病」
    4. 「痴呆症」と「认知症」
    5. 「黏膜」と「粘膜」
    6. 「心原性休克」と「心源性休克」
      • 附:中国科学技術名詞審査検定委員会が公布した医学名詞集
  3. 国家食品薬品監督管理局が推薦する薬学用語
    1. 「甲氨喋呤」と「氨甲喋呤」
    2. 「头孢三嗪」と「头孢曲松」
    3. 「苯二氮卓类」と「苯二氮䓬类」
      • 附:中国科学技術名詞審査検定委員会が推薦する薬学名詞集
  4. 区別しにくい中国語の専門用語
    1. 医学分野:
      1. 「综合证」と「综合征」
      2. 「心律 (不齐) 」と「心率」
      3. 「无菌」と「灭菌」、
      4. 「传染」と「感染」、
      5. 「效价 (potency) 」と「效应 (effect) 」
    2. 薬学分野
      1. 「假药」と「劣药」と「伪药」と「安慰剂」
        • 附:中国薬品管理法 (2019年) が定義した偽造医薬品
        • 附:中国薬品管理法 (2019年) が定義した粗悪な医薬品
        • 「中药」と「中药材」と「中药饮片」と「汉方药」
        • 「检查」と「检验」と「检测」と「检定」
    3. 物理化学分野
      1. 「冷藏」と「冷冻」
      2. 「溶剂 (solvent) 」と「试剂 (regent) 」
    4. 統計分野
      1. 「精确」と「精准」
      2. 「标准偏差」と「标准误差」
      3. 「正确度 (Accuracy) 」、「灵敏度 (sensitivity) 」、「特异性 (specificity) 」、「精确度 (precision) 」
    5. 法律分野
      1. 「确认」と「验证」
      2. 「投诉」と「索赔」と「诉讼」
      3. 「吊销」と「撤销 (消) 」と「注销」
        • 附:日中相違用語と共通用語は領域毎に変わってくることがある
    6. 規制分野
      1. 「监查」と「稽查」
      2. 「注册」と「登录」
  5. 日本人が間違いやすい (誤訳しやすい) 中国語
    1. 名詞
    2. 動詞
    3. 形容詞
    4. 前置詞
    5. 量詞
  6. 区別しにくい日本語と中国語
    • 漢字圏における同形異義、異形同義及び同形同義現象
      1. 異形同義「指貫」と「顶针」
      2. 同形異義「湯」
      3. 「娘」と「娘」
      4. 「湯」と「汤」
      5. 「切手」と「切手」
      6. 「手紙」と「手纸」
        • 附:豆知識 漢字の逆輸入現象
  7. 新華社が禁止する用語例
    1. 医薬類
      1. 「疗效最佳」
      2. 「根治」
      3. 「安全预防」
      4. 「安全无副作用」
      5. 「药到病除」
    2. 社会類
      1. 「残废人」
      2. 「独眼龙」
      3. 「瞎子」
      4. 「聋子」
      5. 「傻子」
  8. 中国語の句読点 (日本語との相違点)
    1. ピリオド
    2. 疑問符
    3. 感嘆符
    4. コンマ
    5. 読点
    6. セミコロン
    7. コロン
    8. 引用符
    9. 括弧
    10. 横棒符
    11. 省略符
    12. 接続符
    13. 強調符
    14. 間隔符
    15. 書名符
    16. 専名符
    17. 区切り符
      • 附:句読点の中国国家標準
  9. 国際単位の中国語表現
    1. 重さ
    2. 長さ
    3. 面積
    4. 体積
    5. 物質の量
    6. 濃度
    7. 時間
  10. 頻度の日中米表現の比較
  11. 中国語のCTD用語集 (抜粋)

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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