技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

後発で勝つための情報収集・分析と参入の仕方

後発で勝つための情報収集・分析と参入の仕方

オンライン 開催

開催日

  • 2021年7月2日(金) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部. “後発で勝つ”ための情報収集・分析と参入方法

(2021年7月2日 10:30〜12:00)

 著者は企業から“技術を核にした事業化”のコンサルを受注し、いままでに100を超える事業化プロジェクトを実践しています。今回は実学的な見地から“技術を核にした事業化”の考え方、原理・原則と“後発で勝つ”ため考え方と進め方を紹介します。自社の事業を定義し、強みを活かすポイント。また仮説検証を中心にした情報収集の進め方と経営として意思決定のスピード化。リアル、リモートWEB下のコミュニケーションと情報の収集と課題についても考えます。

  1. “事業と市場 (事業ドメイン) ”の定義
  2. 事業化プロセス
  3. ゴールイメージ
  4. 事業仮説の立て方
  5. マーケットニーズからのネタだし
  6. 技術シーズからのピッチイン
  7. 情報収集にあたっての留意点
  8. 情報過多の時代に有効な仮説設定と方法
  9. スタートアップとの協業の留意事項
  10. 後発参入市場の市場情報収集、分析手法
  11. 目的や成果別の情報の種類と方法
  12. 業界動向とキーマンのキーワード抽出
  13. 知財分析のコツ
  14. リアル、リモート化での情報収集と課題
  15. 自社の強みが活きる市場把握
  16. B2B2Cのニーズと分析
  17. ビジネスモデルと差別化ポイント
  18. 後発参入の見極め方と評価ポイント
  19. 注目の市場ソフトソリューション
    • DX
    • 5G
    • AI
    • MaaS
    • コンテンツなど
  20. 注目の市場ハード
    • ロボット
    • 航空宇宙
    • 精密機器
    • IOT
    • EVなど
    • 質疑応答

第2部. 後発で新規参入するための経営者・経営層説得の仕方

(2021年7月2日 13:00〜14:30)

 新規事業開発が難しい理由は大きく2つあります。ひとつは、魅力あるテーマを発掘しビジネスモデルを構築する「探索と企画」が難しいことです。そしてもうひとつは、立案した企画を経営層に理解してもらい、開発やスタートアップのための予算をつけてもらうように説得することです。すなわち、事業化の承認を得ることです。企業の多くは、新規事業を開発したいという思いを持っています。しかし、事業化の判断が下されるテーマは少ないのが実態です。
 本講演では、事業化の判断が下されにくい理由を解説した上で、特に後発参入に焦点を当て、経営層を説得するための考え方とポイントについて解説します。

  1. 新規事業テーマの評価コメントの特性
    1. 詳しい分野のテーマは「この分野はそんなに簡単じゃない」とコメントする傾向
    2. 土地勘のない分野のテーマは「ウチの人材でできるのか」とコメントする傾向
    3. 流行のキーワード (DXなど) が目立っているテーマだと好意的にコメントする傾向 など
  2. レガシーなテーマ評価の考察
    1. 根底にある考え方は“市場性”と“適社度”
    2. レガシーな評価の仕組みは新しいコトをさせないようにできている理由
    3. 点数を用いた評価法と総合点で評価するデメリット など
  3. 新規事業、新市場が生まれるメカニズム
    1. 何故、新しいテクノロジー、流行りのキーワードに注目するのか
    2. 新規事業開発は、置き換え市場開発と考えると分かりやすい
    3. 新しい時代の新規事業開発マネジメントのジレンマ など
  4. 成長市場への後発参入の場合の説得の仕方
    1. 対象としている成長市場のビジネス構造を把握する
    2. 対象としている成長市場の事業特性を分析する
    3. 説得のポイントはポジショニングと戦略 など
  5. 成熟市場への後発参入の場合の説得の仕方
    1. 成熟市場にあるビジネスチャンス
    2. 顧客価値の体系の理解
    3. 説得のポイントは相対的価値 など
    • 質疑応答

第3部. 後発で勝つための市場分析と新規参入のアプローチ

(2021年7月2日 14:45〜16:15)

 右肩上がりで社会全体が成長を続けてきた時代が終わり、消費者ニーズや市場環境が絶えず変化する中、企業の継続的な成長には新市場への参入が欠かせない。しかし多くの場合、そこには強力な先発企業がおり、後発の立場での戦いを強いられることになる。
 本セミナーでは、後発企業がどのように市場を分析し、勝ち筋を見極め、具体的な参入計画を立てていけばよいのかを、講師の戦略コンサルタントとしての実務経験と企業経営者としての事業・投資経験をもとに具体的に解説する。

  1. ゴールを明確にする
    1. 何のための新規参入か?
    2. 理想と現実
    3. 戦略の役割
  2. 市場のメカニズムを分析する
    1. 市場の魅力度
    2. 市場における力学
    3. 市場の成長フェーズ
  3. ゲームの勝ち筋を見抜く
    1. ゲームのルール
    2. 勝ちパターン
    3. 競争の成功要因
  4. 後発企業の基本戦略
    1. 後発優位を生かす
    2. 構造的矛盾を突く
    3. 時流を味方に付ける
  5. 予見可能な失敗を防ぐ
    1. 悲観的に計画し、楽観的に実行する
    2. 事業計画の正しい使い方
    3. 実行計画に落とし込む
    • 質疑応答

講師

  • 細矢 泰弘
    株式会社 日本能率協会コンサルテイング 技術戦略センター
    参事 シニアコンサルタント
  • 芦沢 誉三
    株式会社リーディング・イノベーション コンサルティング事業部
    代表取締役
  • 深田 智史
    株式会社 メウビート
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/23 自社コア技術から発想するテーマ創出法 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/25 潜在ニーズを見つける具体的かつ体系的な活動 オンライン
2024/4/25 研究開発・技術部門が行う情報収集とそのセオリー、ノウハウ オンライン
2024/4/25 マーケティング基礎概論 (全2回) オンライン
2024/4/25 マーケティング基礎概論 (基本戦略と具体的施策) オンライン
2024/4/26 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/4/26 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/10 IPランドスケープの取り組み事例と実施体制の構築 オンライン
2024/5/10 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/14 研究・実験データ収集、管理への仕組み作りと蓄積データの活用 オンライン
2024/5/14 R&Dマーケティング「基本編」「実践編」2日間セミナー オンライン
2024/5/14 研究者・技術者が価値ある活動を行うために絶対に知っておかなければならないマーケティングの基本理論 オンライン
2024/5/15 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成と強化手法 オンライン
2024/5/15 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場
2024/5/20 革新的新商品・技術、新規事業を生み出すアイデアが湧き出る発想法 オンライン
2024/5/21 研究開発部門が真に価値ある成果を生み出すために実行しなければならない日々のマーケティング活動 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2013/10/26 新たな患者満足度測定手法と増患・増収対策
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2011/11/2 インドの食習慣・食品産業と日本企業の事業機会