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改正食品衛生法の概要と食品包装材料における日本と欧州の規制動向

改正食品衛生法の概要と食品包装材料における日本と欧州の規制動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、食品包装について基礎から解説し、地球レベルの環境/海洋/大気汚染などを考慮すると同時に安全衛生性、法令などコンプライアンスを遵守した素材選択や包装設計することなどをメーカーの立場から解説いたします。

開催日

  • 2021年5月25日(火) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • 包装で課題を抱えている方
  • 包装関連業務に携わって4,5年の経験者 (基礎~中級)
  • 会社/団体等で包装関連業務に従事して5年程度の経験者
  • 主として食品、日用品分野の製造メーカーに所属する方
  • 包装材料、包装機械の製造メーカーの方
  • 官公庁で環境対策や食品ロス低減に取り組んでいる方
  • 製造業で包装設計、包装工程、包材購買、包材品質管理等に携わる方

修得知識

  • 商品を作る上で包装の設計に必要な基本的な知識
  • 商品の製造、運搬、販売、廃棄に至るプロセスで配慮しなければならない事柄
  • 商品包装の安全性、環境保全の重要性
  • 包装で日本が海外、特に欧州に遅れている点

予備知識

  • 包装材料の名称
  • 代表的なプラスチック名 (短縮名も含めて)

プログラム

 日本は包装技術の分野では技術的に世界のトップを走っていましたが、安全性・衛生性に関しては欧米や東南アジアに遅れを取っている法規制となっている。数十年ぶりに食衛法が改正され、容器包装材料がポジティブリスト化されることになった。その改正のポイントと国際標準の状況、そして、残された課題を探る。
 食品はもとより商品には必ず包装は付されており、品質の維持や輸送時に中身を保護している。また、中身と容器の相乗効果で商品としてはじめて機能するものもある。商品を作るのはメーカーであるが、如何に使用者/消費者を理解して包装設計できるかがその商品の売れ行きや長寿命に寄与する事になる。
 本セミナーでは、ベーシックな要素として、地球レベルの環境/海洋/大気汚染などを考慮すると同時に安全衛生性、法令などコンプライアンスを遵守した素材選択や包装設計することなどをメーカーの立場から解説する。

  1. 商品における包装の位置づけと開発
    1. 商品における包装の重要性と機能及び要件
    2. 持続可能な包装 (Sustainable Packaging)
    3. 商品化に伴う包装開発の流れ
    4. LCA (Life Cycle Assessment) の考え方
    5. 人間生活工学認証とユニバーサルデザイン包装 (ユニバーサルデザイン)
  2. Packaging Compliance (容器包装の制約)
    1. 容器包装リサイクル法/過大包装/改竄防止包装/製造物責任
    2. 改正食品衛生法 (2018年6月) の概要
    3. Positive ListとNegative List管理と欧州の安全性の考え方
    4. 環境管理
      • カーボンニュートラル
      • カーボンフットプリント
      • ウォーターフットプリント
      • 森林資源の保全
  3. 食品包装に関する重要な事柄 (Topics)
    1. 食品包装と微生物汚染のポイント
    2. 物流と温度
    3. 食品ロス削減とハラール食品の包装
    4. バイオマスプラスチックと生分解樹脂
    5. グラビア印刷とフレキソ印刷・植物インキ等の国際的動向

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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