技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

技術を無駄にしないために研究開発部門が行うべきマーケティング入門

Zoomを使ったライブ配信セミナー

技術を無駄にしないために研究開発部門が行うべきマーケティング入門

~時代や流行に依存しない普遍的な価値づくりの考え方~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、マーケティングの考え方と実践について、具体的事例を交えながら解説いたします。

開催日

  • 2020年12月18日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発部門にて、商品企画・開発を担っている技術者
  • マーケティング部門にて、技術者と整合しながら開発を推進しているマーケター

修得知識

  • コンセプト、ブランド、ロイヤルティという曖昧になりがちなマーケティングの根源的知識
  • 時代や流行に依存しない、商品・サービスの価値づくりを実践する思考方法

プログラム

 日本企業は、高い技術力を有しながら、十分に業績に結び付けられていないと指摘されて久しい。原因の1つとして、客観的に測定可能な機能的価値から、消費者が主観的に感じる感性的価値に競争力の源泉が遷移する中、日本企業の転換が不十分であることが挙げられる。技術発展が進むと、性能は消費者の求める水準を上回り、それ以降は価値の向上に寄与しにくくなる。消費者から見れば、性能が優れていても、大差ない商品・サービスに見え、コモディティ化が起こり、価格競争が発生して利益率が低下する。Apple やDyson に代表されるように、感情に訴える価値に重点を置き、高いロイヤルティを獲得することが重要である。
 本講座では、上記課題認識のもと、マーケティングの考え方と実践について、具体的事例を交えながら論じる。

  1. マーケティングとは「販売を不要にする価値づくり」
    • マーケティングを広告やキャンペーンと認識していないか?
    • 機能的価値から感性的価値の競争へ移行しているか?
    • リノベーションとイノベーションの違いを理解しているか?
    • 価値づくりの出発点と意思決定の基準であるコンセプトを検証・共有しているか?
    • 未来のトレンド予測という”無駄な”仕事をしていないか?
    • 固定費回収モデルである製造業において固定費マネジメントをしているか?
  2. コンセプトと一貫した具現化から生まれるブランド
    • 消費者に良いものとわかってもらう努力ではなく、企業目線で良いものをつくる努力ばかりしてないか?
    • その商品・サービスが消費者・クライアントに約束し・信頼されている価値は何か?
    • 消費者の知覚こそが現実であり、技術や性能は幻であることを認識しているか?
    • 企画・開発・広告・販売を統括する責任者は各商品・サービスブランドに配置しているか?
    • 流行に惑わされず、 (永遠に到達しない) コンセプトを長い時間をかけ一貫して具現化をしているか?
    • 商品・サービスブランドのネーム・カラー・イメージという資産を有効活用しているか?
  3. 利益の源泉であるロイヤルティ
    • CRM (Customer Relationship Management) に研究開発部門は参画しているか?
    • ロイヤルティを置き去りにして、目先の販売量に捉われていないか?
    • すべての顧客を平等に扱ってしまっていないか?
    • 行動指標と態度指標の両面からロイヤルティを測定しているか?
    • 最悪の打ち手である値下げに頼ってしまっていないか?
    • クチコミを商品企画の材料にしてしまっていないか? (あるべきクチコミの評価方法)
    • 質疑応答

講師

  • 加藤 拓巳
    埼玉大学 経済経営系大学院
    専任講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

Zoomを使ったライブ配信対応セミナーの留意点

  • ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • 開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • セミナー資料は印刷物を開催日までに発送予定でございます。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/14 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/3/17 研究者・技術者のためのマーケティング実践 オンライン
2025/3/18 研究者・技術者のためのビジネス情報収集 & 資料作成術 オンライン
2025/3/18 研究開発テーマの創出とその決定方法 オンライン
2025/3/19 ものづくりデジタルツインの基礎と要素技術および導入・応用のポイント オンライン
2025/3/21 効果的な戦略ロードマップ策定・活用のポイント オンライン
2025/3/21 新商品アイデア創出・選別の方法と仕組みづくり オンライン
2025/3/21 医療機器/ヘルスケア機器における使いやすさを考えた製品デザイン開発 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の事業性評価手法 オンライン
2025/3/25 新規R&Dテーマを通すための上司、経営層への説明・説得の仕方 オンライン
2025/3/26 品質機能展開 (QFD) の基本と実践的活用法 オンライン
2025/3/26 電子実験ノートの導入とデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/3/26 開発初期段階の事業性評価・売上予測/ケーススタディ オンライン
2025/3/27 研究開発部門による3つの重要要素に基づく骨太の事業戦略の策定 オンライン
2025/3/27 市場分析により導き出す医薬品開発におけるアンメットメディカルニーズ開発戦略と評価法 オンライン
2025/3/28 ステージゲート・プロセスの本質理解と導入・運用法 オンライン
2025/3/28 研究者・技術者のためのビジネス情報収集 & 資料作成術 オンライン
2025/3/28 研究開発テーマの創出とその決定方法 オンライン
2025/3/28 ものづくりデジタルツインの基礎と要素技術および導入・応用のポイント オンライン
2025/3/28 医療機器/ヘルスケア機器における使いやすさを考えた製品デザイン開発 オンライン