技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

工場・化学プラントにおける機械学習・AIを活用した故障予測・予知の方法

Zoomを使ったライブ配信セミナー

工場・化学プラントにおける機械学習・AIを活用した故障予測・予知の方法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、工場・化学プラントにおける時系列データの収集・解析、機械学習を組み合わせ、故障予測や異常発生予測に活かす方法とポイントを詳解いたします。

開催日

  • 2020年8月27日(木) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部. プロセス系製造業の生産ラインにおける機械学習を用いた時系列データ解析とモデル作成

(2020年8月27日 10:00〜12:00)

 製造業におけるIoT/AIの現場への導入が進んでいる中、ビックデータ解析における課題も多く発生しております。データ収集・蓄積における技術課題の解決、データ活用における業務課題の解決、それを支えるデータ解析における手法やツール、人材育成の課題解決など幅広い対応が必要となります。本日は、プロセス系製造業の生産ラインにおける機械学習を用いた時系列データ解析とそのモデル作成、及びディスクリート製造業の製品設計 (試作機の検査等) における機械学習を用いた時系列データ解析とそのモデル作成の事例をお伝えいたします。

第2部. 機械学習・AIを活用した故障予測・予知の事例

(2020年8月27日 12:45〜14:45)

 製造業界全体の収益構造が変化し顧客のニーズも多様化してきており、顧客満足と同時にコストダウンを実現するサービスが求められるようになりました。また、一方ではデータを活用する技術の進歩が目覚ましく、その適用範囲も広がっています。そのような中で自社製品の故障予測に取組んだ事例を、実際に遭遇した課題と対策を中心に紹介します。

  1. 故障予測が求められる背景
  2. ビジネス課題の整理
  3. プロジェクトを進める体制の構築
  4. 分析の枠組みの設計
  5. データを収集するセンサー技術と蓄積環境 (所有権など)
  6. モデル開発に必要なデータ量
  7. センサーデータにタグ付けする場合に遭遇した課題
  8. データの背景にある自然現象の理解と特徴量の作成
  9. 基礎分析の重要性
  10. モデル開発と精度向上
  11. 経済効果のシミュレーション
  12. モデルの運用を実施する場合の課題
  13. 経営層へのアピール
  14. 社内への水平展開
  15. 持続的な人材育成

第3部. 工場やプラントにおける故障やパフォーマンス低下予測を目指したデータ解析アプローチ

(2020年8月27日 15:00〜17:00)

 近年、設備の異常発生予測や異常原因特定などに対してAI技術を適用し、成功した事例が多く報告されている。弊社においてもAI技術を駆使して解析に成功した事例が既に50件を超えてきている。今まで上手く解けなかったり、実現できなかったりしたことがAI技術を使うことで可能になったことは間違いない。しかし、AI技術の使用で課題がいつも簡単に解けるわけではない。課題を解くには現場のデータと知見そしてAI技術を上手く組み合わせる必要がある。この講演では弊社の成功事例から得られたAI技術で価値ある結果を導くためのアプローチについて事例紹介を交えながらお話する。

  1. はじめに
  2. 今のAIは何故使えるのか?
  3. AI技術適用事例概観
  4. AI技術を適用して課題を解くプロセス
  5. AI技術適用事例
  6. 課題を解いたあとはどうするの?
  7. 価値ある結果を導くために必要なこと
  8. AIによる自動制御の実現
  9. AI自動制御のその先へ!
  10. さいごに

講師

  • 橘 知志
    アビームコンサルティング株式会社 P&T Digitalビジネスユニット
    執行役員 / プリンシパル / IoTセクター長
  • 東 立
    コニカミノルタ株式会社 情報機器開発本部 開発イノベーションセンター CAE推進部
    マネージャ
  • 小渕 恵一郎
    横河デジタル株式会社 DXサービス事業部
    執行役員, 部長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 少ないデータに対する機械学習、深層学習の適用 オンライン
2024/4/26 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/5/2 脳波計測・処理・解析・機械学習の基礎と応用および脳波データの活用方法 オンライン
2024/5/8 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/15 ヒューマンエラー・ミスを防ぐための職場管理・作業管理方法と教育訓練 オンライン
2024/5/17 加速試験の成り立ちと各種事例に基づく実践的な加速係数の求め方 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 スパース推定の本質の理解と実装応用技術への展開 オンライン
2024/5/20 信頼性物理に基づく信頼性試験技術 オンライン
2024/5/20 FMEAの必須知識と工程FMEAの実践手法 オンライン
2024/5/20 技術者・研究者向けのプロジェクト進行における異文化教育・コミュニケーション能力向上のポイント オンライン
2024/5/20 上流工程で品質を作り込むトラブル流出ゼロの品質管理手法 オンライン
2024/5/22 新製品開発における信頼性予測と役割 オンライン
2024/5/23 外観検査の“あいまいさ”を無くし判定精度を上げる「外観&目視検査の正しい進め方」 東京都 会場・オンライン
2024/5/23 経済性を考慮した「開発時の安全係数」と「量産展開時の規格値」の論理的決定法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/26 ビッグデータ・AIの利活用に伴う法的留意点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用