技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

失敗事例から学ぶ診断薬開発の落とし穴と回避策

失敗事例から学ぶ診断薬開発の落とし穴と回避策

~シード探索から上市、売上確保まで見通して計画をたてる際の、新規事業・製品開発の新しいアプローチとは? 診断薬開発はなぜ頓挫するのか? 開発失敗/成功の分かれ道とは?~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年7月1日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • シーズ探索から販売につながる診断薬開発プロセス
  • 開発プロセス進行の妨げになる様々な落とし穴と対策
  • 新規事業・製品開発の4つアプローチパターン
  • 開発における組織内外とのコミュニケーションのあり方

プログラム

 異業種参入が比較的容易と考えられがちな国内診断薬業界。しかし思ったように進まない開発プロジェクト。最初は気が付かなかった診断薬特有の開発プロセスの落とし穴にはまって立ち往生することはよくあります。しかし、老舗の専業メーカーだからと言って安泰とは言えない時代が来ています。
 診断薬の専業から異業種まで数多くの企業が診断薬の開発に興味を持ち、実際に開発に乗り出しています。治療薬とも医療機器とも少し違う開発プロセスと薬機法対応。順番を間違えると取り返しがつかないこともあります。技術的な課題を乗り越えるだけでなく、シード探索から上市、売上確保までを見通して計画をたて、そこかしこにある落とし穴に足を取られないように注意が必要です。お金をかければ優秀なコンサルタントや代行会社は雇えますが、推進するのは自身です。
 診断薬開発の一般的な型を理解し、落とし穴対策をしておきましょう。落とし穴を避けるだけでは勝ち残れないこれからの診断薬業界で生き残るための開発ノウハウ、心構えについて事例をあげて解説します。これまでに出会った数々の失敗を基に具体例を交えて事業・製品開発の在り方を提案します。

  1. 診断薬の開発プロセス
    1. 事業開発と製品開発の同時進行
      1. 9つの製品開発プロセス
      2. 8つの事業開発プロセス
      3. 4人の最低必要メンバー
    2. 製品開発の落とし穴
      1. シーズの評価ができるか
      2. 臨床試験までの準備は入念に
      3. 研究会というコミュニティーの構築
      4. 当たり前だが製造は設計開発次第
      5. なぜか臨床試験で結果が再現しない
    3. 事業開発の落とし穴
      1. パイプラインは必要か
      2. 予算はあっても時間はない
      3. この担当者で大丈夫か
      4. おまかせではパートナーは動かない
      5. ある日、メンバーが倒れる
  2. 新規事業・製品開発の新しいアプローチ
    1. 従来型の開発
      1. 従来型開発も悪くない
      2. 従来型開発の問題点
      3. つのイノベーションルート
      4. アイデア発想ルート
      5. 技術主導ルート
      6. 顧客課題解決ルート
      7. 新規事業挑戦ルート
    2. 必要なのはインプットの量か質か
      1. 成功するのは1000にひとつ
      2. リーンスタートアップやアジャイル開発の応用
  3. 身を守りながら開発を進めるために
    1. 知識の共有
    2. 地球の裏側とのコミュニケーション
    3. 働き方改革と戦う
    4. 外部リソースの使い方
    5. 当局は敵ではない
    6. 組織はリーダーの器以上のものにならない
    7. 現場を知らないリーダーができること
  4. 製品開発は使命である
    1. 診断薬開発は最初からグローバルに考える
    2. 診断薬開発は患者や個人を特定してからスタートする
    3. 売上計画は修正するもの
  5. これからの開発に必要な能力とスキル
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

案内割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 84,000円(税別) / 92,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 126,000円(税別) / 138,600円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 ソーシャルリスニングからの患者さんの声の事例紹介と活用のためのワークショップ体験 東京都 会場
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/25 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発