技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料中の添加剤分析 マスターコース:基礎~実践レベル

高分子材料中の添加剤分析 マスターコース:基礎~実践レベル

~実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウを提供~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の添加物分析について基本的な考え方や基本操作について丁寧に解説いたします。
また、実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウを提供いたします。

開催日

  • 2020年6月2日(火) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 高分子材料を用いた製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • プラスチック製品
    • 樹脂製品
    • フィルム
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 建築材料 など
  • 高分子材料の劣化防止、機能付与を行いたい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • 赤外スペクトルの読み方で課題を抱えている方

修得知識

  • 振動分光法の基礎
  • 赤外スペクトルによるポリマーの定性
  • ポリマーの定性へのラマンの効果的な利用法
  • 混合物のスペクトルの解析法
  • 振動スペクトルによる主要ポリマーのキャラクタリゼーション

プログラム

主にプラスチックを対象にした添加剤の分析講座で、特に次の点に特徴を持たせている。

  • 基礎の重視:初心者への配慮
    • 最初に添加剤分析の基本的な考え方や基本操作について丁寧に説明するので、初心者でも理解可能 (ただし、赤外やガスクロ、液クロの知識はあるという前提) 。
  • 実践性の重視
    • 実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウの提供を重視。
  • 総合力・応用力重視
    • 添加剤分析に限らないが、分析法の解説には次の3種の切り口がある:
      「分析目的別の解説」、「分析技術別の解説」、「分析対象別の解説」
      添加剤分析は幅が広く一筋縄では行かない面があるが、この3種の切り口で解説するので、実際の問題に対応できる応用力が身に着く。
  • 一般性の重視
    • 分析目的別の解説では、「自社製品中の添加剤の定量 (品質管理、Target analysis) 」および「他社品中の添加剤の全分析 (Non – target analysis) 」に注力。「添加剤の作用機構の解析」は一般性が低いので、ブリードと変色を取り上げるにとどめる。
      また、ガスクロやHPLCのような一般的な装置での分析を重視し、固体の質量分析のような普及していない装置は紹介程度にとどめる。
  • 化学分析法も解説
    • 一般的ではないが、薄層クロマトや呈色分析についても解説する。コストを含めて導入が容易なこと、および、機器分析では不可能な応用法があることから、習得して損はない。
  1. 序:添加剤分析の意義・目的
  2. 概論 (1) :添加剤の種類と効用
  3. 概論 (2) :目的別分析指針
  4. 概論 (3) :添加剤分析に使用される分析法の使い分け
    • 各種分光法
    • 質量分析
    • クロマトグラフィー
    • 化学分析等々
  5. 共通前処理技術:添加剤の分離・濃縮のための前処理
    1. 添加剤を基材から分離するための前処理技術
    2. 添加剤のグループ分けのための前処理技術
  6. 既知試料中の特定添加剤の定量の進め方
    • 赤外
    • 紫外
    • NMR
    • GC
    • HPLC
    • 熱分析等
  7. 未知試料中の添加剤の定性分析 (1) :基礎編
    • 分析法を紹介
      • HPLC/FTIR
      • HPLC/MS
      • TLC/FTIR 等
  8. 添加剤別分析ガイド
    • 添加剤全般に触れるが以下を重視
      • HALS
      • リン系酸化防止剤
      • カルボン酸塩
      • 帯電防止剤
  9. 材料別分析ガイド
    • ポリエチレン
    • ポリプロピレン
    • ポリスチレン 等
  10. 未知試料中の添加剤の定性分析 (2) :実践編
    • 分析のフロー
    • 分析のコツ
    • 分析例
  11. 添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方
  12. 添加剤の状態分析関連
    • ブリード・ブルーム
    • 変色

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。
h3. 案内割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/2/12 プラスチック加飾技術の最新動向と環境負荷低減に向けた展望 オンライン
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/2/13 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/14 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/2/17 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/17 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/2/17 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/18 XPSの基礎と測定・解析テクニック オンライン
2025/2/19 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/20 プラスチックの破面解析技術 (不具合分析) オンライン
2025/2/20 フィルム延伸の基礎と過程現象の解明・構造形成、物性発現・評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/11/26 エンプラ市場の分析と用途開発動向 2013
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書