技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

チクソトロピーの発現メカニズムとその制御・評価

チクソトロピーの発現メカニズムとその制御・評価

~サスペンションのチクソトロピーと長期分散安定性の評価 / チクソトロピーが塗工性に及ぼす影響~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年4月20日(月) 10時00分 17時00分

修得知識

  • 粘度・粘弾性測定の基礎
  • チクソトロピー性の評価
  • 回転測定、振動測定の応用例
  • 塗工性の評価手法 (タレ性、レベリング性)

プログラム

第1部 粘度・粘弾性測定のための必須基礎知識とチクソトロピー性の測定・評価テクニック

(2020年4月20日 10:00〜12:15)

 粘度・粘弾性測定の基礎からチクソトロピー性、塗工性 (タレ性、レベリング性) 、濃厚スラリーの分散特性まで詳しく解説する。

  1. 粘弾性測定とは
    1. 粘弾性・粘弾性体とは ~身近に存在する粘弾性物質~
    2. 従来の粘度特性評価機とは ~回転粘度計の特徴と測定の限界~
    3. 粘弾性測定装置とは ~最新の粘弾性測定装置の特徴~
  2. 粘弾性測定の基礎
    1. 粘弾性測定の概要 ~回転測定と振動測定~
  3. 回転 (静的) 測定の概要と応用例
    1. 回転測定の概要 ~変形方法、粘弾性変数~
    2. 回転測定応用例 (チクソトロピー性評価)
      1. ニュートン流動現象 ~粘度が回転によらず一定?~
      2. ダイラタント現象 ~粘度が回転と共に上昇?~
      3. シアシニング現象 ~粘度が回転と共に下降?~
      4. チクソトロピー性の可視化 ~流動場の可視化 (レオマイクロスコープ) ~
      5. 塗工特性評価 ~タレ、レベリング特性を数値化~
      6. 塗膜形成評価 ~塗布後の塗膜形成過程から塗膜強度までを数値化~
  4. 振動 (動的) 測定の概要と応用例
    1. 振動測定の概要 ~変形方法、粘弾性変数~
    2. 振動測定応用例 (分散性評価)
      1. ひずみ分散測定 ~分散性 (均一、不均一、凝集) 、粒度分布の違い~
      2. 周波数分散測定 ~分散性 (長期分散安定性評価) ~
      3. 温度分散測定 ~塗膜形成過程評価 (熱硬化性塗料の熱硬化過程) ~
    • 質疑応答

第2部 チクソトロピーの発現メカニズムと制御の基本

(2020年4月20日 13:00〜17:00)

 チクソトロピーの基礎理論を、レオロジー学、非ニュートン力学および粉体工学の見地から解説し、制御の基本的な考え方についていくつかの事例をもとに概説する。

  1. レオロジーが取り扱う分野
  2. 粘性と粘弾性
  3. 複雑流体の流れ学
  4. チクソトロピーの定義
  5. チクソトロピーのメカニズム
  6. 微粒子分散系の基礎
  7. サスペンジョンのチクソトロピー
  8. チクソトロピーの制御
  9. チクソトロピーモデル
  10. モデル計算の実際
    • 質疑応答

講師

  • 宮本 圭介
    株式会社 アントンパール・ジャパン ビジネスユニット
    キャラクタリゼーションマネージャー
  • 鈴木 洋
    神戸大学 大学院 工学研究科 応用化学専攻
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/10 スラリーの分散状態の制御と調製、評価技術 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/16 導電性カーボンブラックの使用テクニック オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/22 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/24 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/27 粉体の付着・凝集・流動メカニズムとその評価、トラブル回避の考え方 オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/5/31 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン