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粒子分散液の界面制御と添加剤の使い方

欠陥なく塗布・乾燥するために

粒子分散液の界面制御と添加剤の使い方

~インク・スラリー・塗料・ペースト~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、粒子分散液における「濡れない」「泡が消えない」「塗れムラ」など、トラブルを防ぐ添加剤による実践的解決法を解説いたします。

開催日

  • 2025年9月26日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 微粒子分散に関連する技術者
    • 塗料
    • インキ
    • 電池
    • 導電材
    • スラリー
    • 封止剤
    • 接着剤
    • 接合材 等
    • 顔料
    • フィラー
    • 各種粒子の開発・製造
    • 各種コーティング液の設計・製造・塗布
  • 微粒子分散で課題を抱えている方

プログラム

 電池・電子材料・放熱材料・インキ分野など、粒子・フィラーを分散した液を、いかにして欠陥なく均一・平滑に塗布・乾燥するかは、基本技術の一つとして重要である。粒子とバインダー溶液との界面、塗布液と基材との界面、塗布液表面など、多くの界面現象の制御がコーティングには求められる。具体的には、基材への濡れ、泡・ピンホール、ハジキやエッジ部のふくらみ、形状保持など、表面張力とレオロジーの制御が必要である。
 本講では、これらの課題に対応するために使用される、分散剤・消泡剤・表面調整剤・レオロジーコントロール剤など、主要な添加剤の構造と効果、並びに使い方を紹介する。

  1. 粒子の分散と安定化
    1. 濡れ・吸着と安定化のメカニズム
    2. 主な湿潤分散剤の構造と特徴
    3. 分散性の評価:分散時と塗膜の評価方法
  2. 基材への濡れ性の向上
    1. 表面張力が関係する事象〜ハジキ・濡れ不良〜
    2. 表面張力の測定方法と実験例
    3. 表面調整剤の構造と特徴、使い方
    4. 耐加水分解性を向上させた有機変性ポリシロキサン
  3. 泡が消えない理由と消泡メカニズム
    1. 泡はなぜ消えないのか、どのように消すのか
    2. 消泡剤の構造と特徴
    3. PFASフリーの消泡剤の開発
    4. バイオベースの消泡剤の開発
  4. 平滑性に影響を与える因子と向上の方策
    1. 表面張力が関与するベナードセル、マランゴニ効果
    2. 表面調整剤による機能付与、超親水性・撥水性
  5. 粘性の制御
    1. 粘性に与える要因 粒子凝集と粘性付与剤
    2. 主なレオロジーコントロール剤の構造と特徴・注意点
    • 質疑応答

講師

  • 若原 章博
    ビックケミー・ジャパン株式会社
    シニアソリューションナビゲーター

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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