技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料中の添加剤分析 マスターコース:基礎~実践レベル

高分子材料中の添加剤分析 マスターコース:基礎~実践レベル

~実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウを提供~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の添加物分析について基本的な考え方や基本操作について丁寧に解説いたします。
また、実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウを提供いたします。

開催日

  • 2020年3月27日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 高分子材料を用いた製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • プラスチック製品
    • 樹脂製品
    • フィルム
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 建築材料 など
  • 高分子材料の劣化防止、機能付与を行いたい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • 赤外スペクトルの読み方で課題を抱えている方

修得知識

  • 振動分光法の基礎
  • 赤外スペクトルによるポリマーの定性
  • ポリマーの定性へのラマンの効果的な利用法
  • 混合物のスペクトルの解析法
  • 振動スペクトルによる主要ポリマーのキャラクタリゼーション

プログラム

主にプラスチックを対象にした添加剤の分析講座で、特に次の点に特徴を持たせている。

  • 基礎の重視:初心者への配慮
    • 最初に添加剤分析の基本的な考え方や基本操作について丁寧に説明するので、初心者でも理解可能 (ただし、赤外やガスクロ、液クロの知識はあるという前提) 。
  • 実践性の重視
    • 実際の分析が上手く行なえるよう、分析のコツやノウハウの提供を重視。
  • 総合力・応用力重視
    • 添加剤分析に限らないが、分析法の解説には次の3種の切り口がある:
      「分析目的別の解説」、「分析技術別の解説」、「分析対象別の解説」
      添加剤分析は幅が広く一筋縄では行かない面があるが、この3種の切り口で解説するので、実際の問題に対応できる応用力が身に着く。
  • 一般性の重視
    • 分析目的別の解説では、「自社製品中の添加剤の定量 (品質管理、Target analysis) 」および「他社品中の添加剤の全分析 (Non – target analysis) 」に注力。「添加剤の作用機構の解析」は一般性が低いので、ブリードと変色を取り上げるにとどめる。
      また、ガスクロやHPLCのような一般的な装置での分析を重視し、固体の質量分析のような普及していない装置は紹介程度にとどめる。
  • 化学分析法も解説
    • 一般的ではないが、薄層クロマトや呈色分析についても解説する。コストを含めて導入が容易なこと、および、機器分析では不可能な応用法があることから、習得して損はない。
  1. 序:添加剤分析の意義・目的
  2. 概論 (1) :添加剤の種類と効用
  3. 概論 (2) :目的別分析指針
  4. 概論 (3) :添加剤分析に使用される分析法の使い分け
    • 各種分光法
    • 質量分析
    • クロマトグラフィー
    • 化学分析等々
  5. 共通前処理技術:添加剤の分離・濃縮のための前処理
    1. 添加剤を基材から分離するための前処理技術
    2. 添加剤のグループ分けのための前処理技術
  6. 既知試料中の特定添加剤の定量の進め方
    • 赤外
    • 紫外
    • NMR
    • GC
    • HPLC
    • 熱分析等
  7. 未知試料中の添加剤の定性分析 (1) :基礎編
    • 分析法を紹介
      • HPLC/FTIR
      • HPLC/MS
      • TLC/FTIR 等
  8. 添加剤別分析ガイド
    • 添加剤全般に触れるが以下を重視
      • HALS
      • リン系酸化防止剤
      • カルボン酸塩
      • 帯電防止剤
  9. 材料別分析ガイド
    • ポリエチレン
    • ポリプロピレン
    • ポリスチレン 等
  10. 未知試料中の添加剤の定性分析 (2) :実践編
    • 分析のフロー
    • 分析のコツ
    • 分析例
  11. 添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方
  12. 添加剤の状態分析関連
    • ブリード・ブルーム
    • 変色

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/17 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/18 精密押出成形技術入門 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/19 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/21 エレクトロニクス産業用高分子フィルムの基礎から最新動向講座 オンライン
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/25 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/3/25 プラスチック用添加剤の適切な選定と材料の劣化・変色対策 オンライン
2025/3/25 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/3/26 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/3/26 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン

関連する出版物