技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シナリオプランニングによる中長期技術戦略策定と運用の実務

シナリオプランニングによる中長期技術戦略策定と運用の実務

~10年先の経営目標を達成するために~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、経営目標を達成するための技術戦略策定の考え方と運用の実務として、中期・長期技術戦略の位置付け・考え方・策定順序などのフレームワーク及びその技術戦略を基にした技術計画の策定・運用・進捗管理の実施について概説いたします。

開催日

  • 2020年3月19日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発部門の担当者、管理者

修得知識

  • 技術ポートフォリオ
  • 技術体系
  • 技術評価
  • 研究開発テーマ
  • 技術の費用対効果

プログラム

 昨今、アベノミクスによる経済状況の持ち直し、将来の見通しの不確実性の減少、企業の投資意欲の増大などの傾向が見えることから、より一層の成長戦略の実現が待望されている。最近の円安傾向、原油価格の下落、株式市場の不安定化によって、市場は不確定な要素が増加している。世界を見てみると、中国の景気減速、米国の保護貿易、ロシアなど資源国の景気低迷など様々な不確定要素がみられる。
 これらを踏まえて、企業にとって、財務体質の強化、コスト経営など経費・原価の低減、さらに各企業の経営課題の解決、成長戦略の実施が急務となっている。成長戦略については、企業の収益性の確保、売り上げの増大等の目標は明確にできるが、その実施計画を提示できるまでに至っていない。
 成長戦略では、企業の収益性の確保、売り上げの増大等の目標を達成するために、研究開発の多角的な成果が、期待されている。特に、長期的な研究開発における費用と収益予測の確実性が求められる。よって、中期・長期の技術戦略策定が重要とされ、中期・長期の目標設定、中期・長期の技術計画の策定及び実施、それらにかかわる研究開発投資、技術ポートフォリオ、技術ロードマップが主要な要素となる。
 本講演では、経営目標を達成するための技術戦略策定の考え方と運用の実務として、中期・長期技術戦略の位置付け・考え方・策定順序などのフレームワーク及びその技術戦略を基にした技術計画の策定・運用・進捗管理の実施について概説する。その結果、技術戦略策定の多角化・見える化により、技術出身及び文科系出身の経営層にとって、技術経営という視点で、納得性のある中期・長期技術戦略の策定が実現できる。

  1. 研究開発とは
    1. 課題認識と貢献の構造
    2. 研究開発費の位置付け
    3. 研究開発の評価
    4. フェーズ管理
    5. 研究開発プロセスと研究開発フェーズとの関係
    6. 一般的な研究開発生産性指標
    7. 研究開発のプロセスと結果
    8. 研究開発のプロセスの改善
  2. バリューチェーンと収益
    1. バリューチェーンと収益の考え方
    2. バリューチェーン毎の収益と費用の考え方
  3. 技術戦略の考え方と位置付け
    1. 技術戦略の考え方
    2. 技術戦略の位置付け
  4. 技術戦略策定での情報収集と未来洞察
    1. ビッグデータでの情報収集
    2. 潜在ニーズと顕在ニーズでの情報収集
    3. 技術戦略における未来洞察
  5. 中期技術戦略の策定・運用・進捗管理の実務
    1. 中期技術戦略の位置付けと目的
    2. 中期技術戦略の策定とデータ収集方法
    3. 中期技術戦略の策定と策定チーム及びスケジュール
    4. 中期技術戦略の策定手段
    5. 中期技術戦略と技術計画
    6. 中期技術戦略の運用と進捗管理の実務
    7. 中期技術戦略の評価
    8. 中期技術戦略の策定例
  6. 長期技術戦略の策定・運用・進捗管理の実務
    1. 長期技術戦略の位置付けと目的
    2. 長期技術戦略の策定とデータ収集方法
    3. 長期技術戦略の策定と策定チーム
    4. 長期技術戦略の策定とスケジュール
    5. 長期技術戦略の策定手段 シーズ方式
      • シナリオ・プランニングの概要を含む
    6. 長期技術戦略の策定手段 トップダウン方式
      • シナリオ・プランニングの概要を含む
    7. 長期技術戦略と技術計画
    8. 長期技術戦略の運用と進捗管理の実務
    9. 長期技術戦略の評価
  7. まとめ
  8. 演習
    • シナリオ・プランニングの演習
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/25 研究開発・技術部門が行う情報収集とそのセオリー、ノウハウ オンライン
2024/4/25 潜在ニーズを見つける具体的かつ体系的な活動 オンライン
2024/4/26 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/4/26 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/10 R&D部門での生成AI活用およびDXによる材料設計の加速化 オンライン
2024/5/14 研究・実験データ収集、管理への仕組み作りと蓄積データの活用 オンライン
2024/5/14 R&Dマーケティング「基本編」「実践編」2日間セミナー オンライン
2024/5/14 研究者・技術者が価値ある活動を行うために絶対に知っておかなければならないマーケティングの基本理論 オンライン
2024/5/14 間違いだらけの新規事業2024 東京都 会場・オンライン
2024/5/15 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成と強化手法 オンライン
2024/5/15 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎、知識と実践 オンライン
2024/5/15 企業間データ連携の推進・課題と材料開発への活用 会場
2024/5/15 エネルギービジネスの未来を読み解くための情報収集・利活用ノウハウ 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 研究開発部門が真に価値ある成果を生み出すために実行しなければならない日々のマーケティング活動 オンライン
2024/5/22 新価値創造のための技術棚卸の進め方と戦略的技術マネジメント オンライン
2024/5/23 自社保有技術の棚卸しと新規事業テーマの創出 オンライン
2024/5/23 研究開発部門による3つの重要要素に基づいた「良い事業戦略」の構築と策定 オンライン
2024/5/23 技術者・研究者のための競合情報・市場情報の収集方法 オンライン
2024/5/24 シナリオプランニングをとりいれた市場・製品・事業・技術ロードマップの策定と実行手法 オンライン